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テーマ:お勧めの本(7968)
カテゴリ:大人の読書感想文
2008年最初の読書感想文。 27人と一匹の主役が東京駅で繰り広げる大騒動。27人という 大人数が全て主役と言っても過言ではなく、ちゃんとキャラ がたっているのだ。この27人と一匹が偶然にも出合ったり、 すれ違ったりしながらストーリーが進展していく。イメージ として一番近いと思われるのが、三谷幸喜のTHE有頂天ホテル である。三谷幸喜に映画化して欲しい一作だ。伊坂幸太郎の ラッシュライフにも良く似た感じではあるが、個人的には ラッシュライフの方が手が込んでいると思う節はあった。 物語自体が基本的にコメディーでもあり、あまり深い内容 では無いのだが、多くの主人公をまさにドミノ倒しのように ばらばらのピースを繋ぎ合わせて一つの物語にしていく技術 は大したもんだと思う。と、同時に実生活の中ではこういう ことが起こっているんだろうなとも思う。 普段、例えば通勤時にすれ違う人々を「個人」として認識する ことは殆んど無いのだが、そういう無関係な人々も当然ながら 自分の人生、物語を持っているわけで、無意識の中で人々が 集まった場所には無限大のストーリーがあるということなのだ。 普段の生活では自分や自分の周囲のことばかりを考えているわけ であるが、もう少し範囲を広げて、想像力を膨らませてみるのも 面白いかもしれないなと思った。そんな一冊でした。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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