|
テーマ:お勧めの本(7969)
カテゴリ:大人の読書感想文
重松清の短編集。海まで/フイッチのイッチ/小さき者へ/ 団旗はためくもとに/青あざのトナカイ/三月行進曲の六編です。 共通のテーマとなっているのは、親と子の微妙な関係。伝えたい のに伝えられない、理解しようと努力しても、理解してもらえない といった、親子のジレンマ。 全体を通じてやや重く、暗い感じが漂う小説ではあるのだが、 重松清の物語は目を逸らすことを許してくれない。なんだか 最後まで読まないといけないという義務感を感じてしまうのは、 やはりそういう年齢と立場にいるからだろう。 本のタイトルにもなっている「小さき者へ」という短編では 崩壊しつつある家庭で、心を閉ざした息子に対しての、父親の 手紙という形で綴られた物語。ひきこもり、家庭で暴力を振るう 息子に対して、自分が同じ14歳だった頃を思い出しながら、 ひたすら一方的に息子に手紙を書き続ける。いつ読まれるかも 分からないまま、訥々と心の内を手紙に書き綴って行く。 いまの僕からすると、遠い先にしか感じられないのだが、いつか ハルにもそういう時期がやってくるかもしれない。男の子だから こそ、反抗期が来たら、今みたいな接し方はできなくなることが 当たり前なんだろうな。 3歳半となり、いよいよ社会への第一歩を踏み出すハルは、まだ まだ甘えん坊で、僕と一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり と可愛いさかりだ。いつかは理解し合うことができなくなること もあるかも知れないが、そんな日が来るまではたっぷり一緒に 過ごしていきたいとも思えた。 明日は入園式です。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大人の読書感想文] カテゴリの最新記事
|
|