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カテゴリ:こんな映画あったよなぁ
![]() 地下鉄(メトロ)に乗ってを観ました。 主人公の長谷部真次は零細企業のセールスマン。ある日地下鉄の 永田町駅を歩いていると、昔死別した兄の後姿を目にする。後を つけて地上に出ると、そこは昭和39年の東京だった…。 この映画の原作となった小説は一昨年読みましたが、内容はほぼ 一緒でした。やはり浅田次郎らしい作品となっていて、刹那さと、 業にも似た深い情がたっぷりどっぷりの作品に仕上がってました。 傲慢な父親と縁を切って生きてきた主人公が、迷い込んだ過去の 世界で自分が知らなかった父親の姿を目にする。そこには自分が 見てきた父親の姿ではなく、戦争の混乱期を死に物狂いで生きて きた青年の姿をした父親がいた。その姿を見た主人公に少しずつ 気持ちの変化が現れ始める。 映画では主人公を堤真一が演じていてなかなか良かった。が、 もっと良かったのが大沢たかおだ。出征する青年期から、戦後の 混乱を生き抜き、老年になるまでの役を一人で見事に演じていた。 これはなかなか引きつけられる演技だった。 あと、主題歌「プラットホーム」が良かった。 ![]() salyuの歌う、この主題歌が心にぐっと来ました。他にもいろいろ 見所たくさんで、結構はまった一作でした。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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