六門世界RPGリプレイW1
迷宮に巨人誕生を見た!?
監修=安田均 著=篠谷志乃/グループSNE
富士見書房 富士見ドラゴンブック
これまでの六門世界RPGリプレイの中で、このシリーズが一番ツボにはまりましたね。
水路だらけの街に、潮の香りに、青空に。
当サイトの小説を読んでおられる方なら、管理人の趣味が『ウォーレス』や『槍局』…etc.と合致することが分かるはず(笑)。
これまでのシリーズは戦闘やダンジョン攻略の印象ばかりが印象に残っていたんですよね。
でも今回はシティ・アドベンチャーらしさと、物語の面白さの両方が出ています。パーティのスタイルの違いが良く出てる結果ではないでしょうか。
前シリーズからのゲスト出演他、海賊のロッソや、クララなどのNPCの魅力も全開。
騙すにしても、ちゃんとプレイヤーに知らせるチャンスを張ったりしているので、後味は悪くありません(…あえて言うなら、ネタを引張り気味?)。
シナリオの都合上、シャルルが受難の道を歩んでいます。…女好きではあるけれど、紳士的でもあるんですよ。そのため、かなり可哀想です(笑)。
また、ハインドの良識的な振る舞いなども印象に残りますし、他のキャラクターもいい感じです。
このシリーズ、続きが楽しみです。 |