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GOlaW(裏口)

読書メモ・TRPG小説&コミック1



ゲヘナノベル
 シェヘラザード・ビースト

原作:グループSNE 著:秋口ぎぐる ジャイブ発刊


 この世界観のディープさが、大好きです。

 ただ今私がベタ惚れなのがこの『ゲヘナ』シリーズ。
 どれだけ好きかというと、思わず
”SMAPが時空の乱れによってゲヘナに堕ちる”
という設定で小説を書きかけたほど。
(…『ゲヘナ』は、好き嫌いを選ぶので、さすがに思いとどまりましたが)
 でも『頽廃の果実酒』を飲むか飲まないかだけでも、一話分の物語ができそうです。

 人の魂を石に閉じ込め、それを扱う魂葬教会。
 生き物の体を移植する獣甲闘士達。
 毎日、邪霊の犠牲となる人々。
 …etc.

 そんな歪んだ地獄世界を生き抜き、脱出するのが原作ゲームの目的。
 登場人物たちも、そんな世界にしっかり息づいているのを感じます。
 願わくば、下手に『萌え』に走らないで欲しいです(…『百鬼夜翔』シリーズはそれで自滅した。涙)

 今回の物語も、獣甲闘士と暗殺士を巡り、地獄ならではのギミックが散りばめられています。
 ダークな描写も沢山ありますが、面白さは私の折り紙付きです。
 ぜひ!



ゲヘナノベル
 堕天使の箱舟

原作:グループSNE 著:秋口ぎぐる ジャイブ発刊


 世界を埋め尽くすダークな雰囲気は健在。
 今回の街の描写、不気味な『魚人』、そしてそれ故に始まった『箱舟』の秘密。
 それらの秘密や描写、紫杯連の動きに、ジャハンナムの要素の一つ一つ。それらが見事に絡み合い、濃厚な異世界の匂いを漂わせながら、クライマックスに向かいます。
 その手腕や完成度には惚れますね。

 パルヴィーン達はお気に入りのパーティの一つ。それに劣らずゲストキャラのナシムや敵役のマタルもいい味を出しています。
 “地獄の中での、稀有な光”のようだったパルヴィーン。それが今回、その奥に眠っていた溶岩のように熱く暗い想いが噴出します。
 そのことが『地獄は所詮、地獄である』ことを痛感させました。

 やっぱり主人公達とこの世界の組み合わせは最高です。
 パルヴィーン達の今後はすごく気になるところ。何らかの形で再登場を希望します!



瓦礫の空に煌く炎
Novel:ゲヘナ~アナスタシス

編・著:友野詳 著:雨木シュウスケ他 ジャイブ発刊


 ゲヘナ・アナスタシスのリプレイの主役達を使った、連作短編集。
 前シリーズからのゲストあり。これから世界観の一部として育ちそうなギミックもあり。
 シリーズそのものにさえ、まだ成長を感じさせる一冊です。
 なにより、ラシーダというキャラクターの掘り下げは大きく、深い魅力を与えました。


<黒翼ストラグル>
 ゲヘナらしい悪夢さも垣間見せつつ、それでも爽やかな青春物に仕上がっているのが素敵です。
 『冒険者未満、もしくは駆け出しのエピソード』を扱った作品はすごく好きなので、嬉しかったですね。
 アルの葛藤と、ゲヘナらしい設定が上手く絡んでいます。それが、懐かしくも新鮮な読後感を与えてくれます。


<初恋サンセット>
 ぎぐるさん、何故あなたの書くゲヘナは性的アブノーマルへと突き進む(汗)。
 パルヴィーンが主役のゲヘナ小説の時はあんなに面白かったのに…。
 シリアスな路線、かむばーっく(心の底からの叫び)。


<鉄拳イノセント>
 地獄の象徴たる『銀糸の民』と『獣人』が正しい心を持ち、それを蔑視する人間の方が醜く卑しい。
 そんな矛盾がゲヘナらしさでもあります。
 そんな地獄の中で、固い絆でお互いの心を守るメリナとケナンの二人が印象に残ります。


<崖際オペレーション>
 リプレイでは能天気なほどに真っ直ぐで迷いの無いラシーダ。
 しかし、この小説で描かれる彼女は、その下に迷いと不安を抱え込んだ年頃の少女です(趣味は変ですが)。

 沢山の迷いと気負いを持て余しつつ、それでも強い意志でそれをねじ伏せ、行動と発言には迷いを映さない。
 同性としても共感と憧れを持てるキャラクターとして描いています。

 そして『白沙術』も初披露。これから発展し、世界に深く関わっていけると思われます。


<幻鏡カタルシス>
 本編リプレイでのネタもあり。前シリーズのその後にも触れ。
 第一話でのアル、第三話でのケナンとメリナ、そして第四話でのラシーダの経験を踏まえ、成長した姿を描いているのはさすが。
 それらをちゃんと一本串に刺した友野さんの技量は凄いです。

 話そのものは友野さんらしい、内面的なものに触れつつも、特撮的なスペクタクルを展開するお話です。
 こんなお話を書けるようになりたいです。



へっぽこ冒険者とイオドの宝
 ソードワールド短編集

監修:安田均 著:山本弘 清松みゆき他 富士見ファンタジア文庫


 日本製TRPGの老舗、『ソード・ワールド』最新小説短編集。
 今回は人気パーティを集めて、『イオドの宝』を巡るリレー小説の形式を取っている。


 長かった。
 恐ろしく長かった。

 …『絶望的』とまで目されていた『サーラの冒険』シリーズの続編が(短編ではありますが)出ました(滝涙)。
 この他、『ソードワールド』シリーズでももっともシリーズ展開が盛んな『へっぽこーず』、新シリーズの『NEXT』、そしてこちらもなかなか続編が出なかった『赤い鎧』シリーズと魅力的なコンテンツが並んでいます。

<奪うことあたわずの宝>
 …「サーラの続編、まだですかー?」と言い続けて早幾年。サーラが動くところを見れる日が来ると思いませんでした(涙)。
 (ちなみに当方の小説『鬼塊術局』はサーラの冒険へのトリビュートでもあります)。

 途中、エロシーンに突入するのは山本さんだからしょうがないのか(涙)。
 次回は恋愛よりも『夢』を読ませてください(祈)。

<へっぽこ冒険者とイオドの宝>
 相変わらずのブラックな部分がみやび節というべきか。
 シリーズにおけるパーティ殺伐化の主犯であるにも拘らず、キャラが立つにつれていい奴になってきているヒースクリフ。
 今回の彼は、かなり好きです。

<ボックス・ポックス>
 クレスポの女癖の悪さ、それに尽きます(笑)。
 これまでのキャラでもっともポックリ逝きそうなキャラクターと認定を受けた虚弱体質の彼。
 そんな彼の『人生最大の汚点』に爆笑させていただきました。
 しかし、”バブリース”に次ぐほの暗さを漂わせる点は、個人的に気に入りました。


<毒を喰らわば -赤い鎧IV>
 小説シリーズで恐らく、一二を争う大好きな短編が「赤い鎧」。今回も期待を裏切らずにいてくれました。
 今回は特にそうなのですが、『陰謀&推理』という二本軸が上手く機能しているんですよね。
 ソードワールドの世界観を上手く活かしつつ、なおかつリプレイでは困難な部分を描き出している。そんなネタの選び方が秀逸。
 今回はそれに絡めて、この本のオチまで担当しています。すごく面白かったです。
 早くVが出ないかな。



へっぽこ冒険者と緑の蔭
 ソードワールド短編集

監修:安田均 著:秋田みやび 藤澤さなえ他 富士見ファンタジア文庫


<レイニー・メモリー>
 ベルカナ・ライザナーザ。お嬢様と暗い策士の両面を持つ少女。
 彼女の過去を掘り下げることで、彼女の生まれ育った『ロマール』を上手く掘り下げています。
 頑なで優等生であり続けようとす少女が、人間的に成長する姿にはどきっとします。

 また、彼女の行く末を暗示するエピソードや、父親からの視点もとても興味深いです。


<黄金の車輪>
 ファンドリア。
 ──その深い闇に初めて焦点が結ばれました。
 この作品もまた、その深い闇の一点を描いた作品です。
 ……短編集でここまで暗い作品は久しぶりじゃないかな(遠い目)。

 ファンドリア特有の闇社会、その中での独特の冒険を描いています。この国の怖さを感じてください。


<夢見し黄金色>
 前作を読んだ後だと、この個性的ながら健全で一般的なパーティの絆に癒されます。
 ごく一般的な冒険譚を描いた物語ですが、それ故にシナリオソースとしても使えるのではないでしょうか。


<へっぽこ冒険者と緑の蔭>
 冒険を経るごとに成長を感じられる(ゲームとしてはともかく)物語としてはいいキャラクター・ノリス。
 今回は彼とガルガドの裏話が綴られています。
 …ファンガス事件、どんどん裏側が補足されて行きますね。

 彼が足りない頭を補いつつ、でも変装などの能力を考えて必死に頑張る姿には好感を持ちました。
 いつか、イリーナ達と合流した後の冒険が見たいです。



ソード・ワールド
 突撃! へっぽこ冒険隊

  原案=清松みゆき/秋田みやび/グループSNE
  作画=浜田よしかづ
  角川書店 角川コミックスドラゴンJr.


 全体的に『のほほーん』『微笑ましい』感じのお話です。
 イラストの方が同じなので、全然違和感なく読めます。

 個人的にはヒース幼児化のお話が大好きですね。
 いつからこいつはこんなにいい奴になったのだろう?

 リプレイでは描きにくい、裏側のほのぼのを描いています。
そんな意味では、『フォーセリアの日常』に関するいいガイドブックにもなるんじゃないでしょうか。



ソード・ワールド
 突撃! へっぽこ冒険隊 できたて

  原案=清松みゆき/秋田みやび/グループSNE
  作画=浜田よしかづ
  角川書店 角川コミックスドラゴンJr.

 へっぽこ冒険隊、コミカライズ第二弾です。
 へっぽこ初期らしい、日常の延長のようなお話の数々が楽しい作品です。
 挿絵の方が手がけているだけに、絵柄に違和感も無く、また原作の設定を数多く取り入れており、ファンにはたまらない一冊です。

 しかし、いい意味で“化けた”シリーズだと思います(しみじみ)。



へっぽこ冒険者と緑の蔭
 ソードワールド短編集

監修:安田均 著:秋田みやび 藤澤さなえ他 富士見ファンタジア文庫


<レイニー・メモリー>
 ベルカナ・ライザナーザ。お嬢様と暗い策士の両面を持つ少女。
 彼女の過去を掘り下げることで、彼女の生まれ育った『ロマール』を上手く掘り下げています。
 頑なで優等生であり続けようとす少女が、人間的に成長する姿にはどきっとします。

 また、彼女の行く末を暗示するエピソードや、父親からの視点もとても興味深いです。


<黄金の車輪>
 ファンドリア。
 ──その深い闇に初めて焦点が結ばれました。
 この作品もまた、その深い闇の一点を描いた作品です。
 ……短編集でここまで暗い作品は久しぶりじゃないかな(遠い目)。

 ファンドリア特有の闇社会、その中での独特の冒険を描いています。この国の怖さを感じてください。


<夢見し黄金色>
 前作を読んだ後だと、この個性的ながら健全で一般的なパーティの絆に癒されます。
 ごく一般的な冒険譚を描いた物語ですが、それ故にシナリオソースとしても使えるのではないでしょうか。


<へっぽこ冒険者と緑の蔭>
 冒険を経るごとに成長を感じられる(ゲームとしてはともかく)物語としてはいいキャラクター・ノリス。
 今回は彼とガルガドの裏話が綴られています。
 …ファンガス事件、どんどん裏側が補足されて行きますね。

 彼が足りない頭を補いつつ、でも変装などの能力を考えて必死に頑張る姿には好感を持ちました。
 いつか、イリーナ達と合流した後の冒険が見たいです。



輝け! へっぽこ冒険譚
 ソードワールドノベル

 著:秋田みやび 富士見ファンタジア文庫


 青春。
 その二文字が似合う、甘く切なく、温かくささやかで爽快な、そんな素敵なお話です。

 彼女たちの将来を知らずとも、いい。
 むしろこの本から『ソードワールド』に触れるのもいいんじゃないでしょうか。

 冒険者を目指す少年少女たちの、駆け出しですら無い頃からの小さな一歩がここに刻まれます。
 その空気と、生活感と、ささやかな葛藤に、身を委ねてみてください。。



輝け! へっぽこ冒険譚2
 ソードワールドノベル

 著:秋田みやび 富士見ファンタジア文庫

 ということで、イリーナ達の冒険第二弾です。
 今回は冒険の前では無く、はじめてまもなくの頃。

 前回に明らかになったイリーナの未完部分。それが冒険を重ねることで埋められていたのがよくわかります。
 それと同時に、イリーナの保護者を離れていくヒースの成長も。

 ……リプレイでは嫌な奴の代表だった初期ヒースが、これを読むとすごく魅力的に見えるから不思議です(言い過ぎ)。
 その内面を追うのもすごく楽しいですし。

 また、前回はチョイ役だった“あの人”が、本格的にメンバーに振り回される姿もくすくす笑っちゃいます。
 個人的に『完全に悪人じゃない奴』って好きなんですよね。

 リプレイの裏側を覗きつつ、一つの大きな物語を追うこのシリーズ。続きを読むのが楽しみです。



輝け! へっぽこ冒険譚3
 ソードワールドノベル

 著:秋田みやび 富士見ファンタジア文庫

 ダスターとの因縁シリーズ第三弾。
 第三話となると、ダスターとミハエル、フェルツの関係の描写にも余裕が出てきますね。
 彼らの複雑な関係性に見せられたり、今回加わった意外なあの人も出てきたりして、こちら側も必見。

 そしてイリーナ達の成長も感じられてきます。
 それは冒険者としての技能的なものもありますが、内面的なものも大きいですね。
 イリーナを囲む皆の視線が、すごく暖かいです。

 今度は少し主役をスライドして、マウナの番でしょうか。
 続巻が無事に出るよう、祈るばかりです。


ソードワールド へっぽこーずドラマCD
  語れ! へっぽこ冒険ロード

原作(清松みゆき:監修 秋田みやび/グループSNE:著)株式会社フロンティアワークス


 …限定版を手に入れそこなったことが、非常に痛い(涙)。

 CDそのものは『イメージボイス紹介』といった感じです。
 まぁ、そのキャストに関しても
『エキューの声が『クレヨンしんちゃん』のバカップルの片割れ』
とか
『ガルガドが渋すぎて、何かが違う』
とか、一部に感じるところがありますが…。


 お話そのものも、パーティを二組分カヴァーしなくてはいけない分、駆け足です。
 深く突っ込むことができないので、元ネタを知っていないと楽しめないかも知れませんね。


 一番の聴きどころは、声優の皆さんのお話。
 初心者の方々からの、『へっぽこ・ソードワールド』の初印象はとても印象的でした。



ぺらぺらーず漫遊記
 ソードワールド短編集

監修:安田均 著:藤澤さなえ他 富士見ファンタジア文庫

 ぺらぺら。まさにこの言葉どおりの5人組です。
 アンダーグラウンドを疾走しつつも、それだけではないオリジナリティとしたたかさを併せ持つパーティ。
 その魅力を一人一人に焦点を当て、描き出しています。
 ロマールを冒険する初心者冒険者譚としてもすごく面白いです(これまでロマールというと『羽根頭』シリーズの短編のイメージしかなかったんですが、これで一掃されました。)。

<クリティカル・クリミナル>
 パーティ一番のお調子者にして、ウィークポイントのクレスポ。
 (リプレイで清松さんに冷たいツッコミを受けたことは忘れない)。
 でもそんな彼が自分なりに信念を持って生きているのを、この物語は描いています。
 意外に頭が良かったり、盗賊として切れ者だったりと、新鮮な一面が溢れています。
 

<グルービー・ベイビー>
 初期、ひたすらパーティを組みたがらなかったシャイアラとブック。
 その心の変化を描くとともに、この二人の絆と活躍を描いています。
 グラスランナーなのに渋いブックがいいんですよね。


<パン・マン>
 マロウというキャラクターの“やさしさ”が何よりの武器となる一編です。
 清松先生の物語は、その筋立てだけでもすごく面白いんですが、それがマロウというキャラクターとしっかり結びつくことで、最高の魅力を発揮しています。

 …こういう形で敵の信念を再起不能まで叩き壊す物語、描きたいですね。



ぺらぺらーず漫遊記 乙女の巻
 ソードワールド短編集

著:藤澤さなえ 富士見ファンタジア文庫

 ベルカナをメインとした、低レベル時代のエピソード集。

<マーマン・ロマン>
 SNE推薦カップル、ベルカナ×クレスポのコンビによる物語。
 ベルカナからのクレスポへの思い、そしてギルドとの複雑な関係性などが短くまとまったお話です。

<セルフィッシュ・ウィッシュ>
 パーティ一のモテ男、マロウを巡る恋話。
 なぜ彼に恋人ができないか、その謎に迫ります(←違う)。

<バッド・レッド>
 盗賊ギルドの闇を垣間見る一遍。
 著者の『バーゼルをかっこよく書く!』という執念がひしひしと感じられます。

<ライアー・ラヴァー>
 初期のぺらぺらーず特有の、『ほんとに仲間と思ってるの?』という空気が伝わってくる一遍。
 さなえ節(=変態度合い)全開で、そのあたりも楽しめるかもしれません。敵はそれなりに王道の悪人のはずなのに。
 ベルカナ視線で、他のメンバーとの関係性が浮き彫りになります。





ソードワールド ぺらぺらーず

原作:藤澤さなえ グループSNE 作画:かわく 角川コミックスドラゴンJr. 角川書店

 ぺらぺらーずのコミック第一弾です。
 いじっぱりでクレバーで、高慢なお嬢様キャラのベルカナ。リプレイでは黒い部分や、パーティへの醒めた部分がすごく目立っています(汗)。
 そんな彼女の態度の裏の、少女らしい葛藤や感性・成長が光る作品ですね。

 そしてシャイアラとブックの不思議な関係も、生き生きと描かれています。
 脇役に回ったクレスポやマロウもいい感じです。

 優しい感性で描かれた、もう一つのぺらぺら物語に触れてみてください。
 丁寧な作画も、この世界へのとっかかりにぴったりだと思います。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
牧歌の国の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫


『やっぱりスイフリーのPLが書くだけあるなぁ…』
と妙にしみじみしてしまうリウイシリーズ。やっぱり今回も謀略に巻き込まれます。
 戦略とか、政治的策略とかが彼らしいかな。
 さり気なくティカのパワーアップなども描かれていて、冒険での成長を感じます。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
鋼の国の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫

 『ソード・ワールドRPGリプレイ・アンソロジー 賽子(ダイス)の国の魔法戦士』に収録の表題作を原案にした小説です。
 リプレイのエピソードを核に、新しい要素を加えています。

 謎の国『ロドーリル』と、小さな恋物語の関係性とは。
 歪みが向かう破滅を、リウイは止めることができるのか。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
神代の国の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫

 東洋ファンタジーとソードワールドを掛け合わせるとどうなるのか。
 それが今回の話のポイントです。

 神楽や歌舞伎者と言った、日本神話の時代に焦点を当ててコラボしてるのは嬉しいですね。
 そしてやはり今回も『魔剣の能力』の秘密が、見どころです。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
嵐の海の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫

 今回はシヴィルが再び活躍。
 そして今回は小さな恋人たちも活躍し、ちょっぴりほっこりします。
 今回は全編海洋大冒険。大人数での冒険を楽しんでください。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
煙火の島の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫

 魔剣を求めてやってきたのは、神の心臓――出逢った人々も友好的で、すんなりと目的の半分は終わったはずだったが――。
 クリシュと竜司祭ティカを巡る物語のひとまずの決着となります。彼らをどうぞ見守ってください。



魔法戦士リウイ ファーラムの剣
魔法の国の魔法戦士

  著=水野良 富士見ファンタジア文庫

 ……長かった。
 正直、終わらないのではないかと冷や冷やしていましたが、なんとか無事に終わったみたいです。
 アレクラスト大陸を巡る物語全てにおいて、恐らくは最終巻になるのかな。そう思うと寂しくなりますね。

 最終回として、ずっと裏で暗躍していたルキアルがとうとう表舞台に。……そして闇に堕ちました(遠い目)。
 また、シリーズを彩っていた旧世代の英雄たちの最期の活躍、ロードスからの出張とかなり華やかになりました。……それでも漏れた設定や人もあるような(汗)。

 また、大陸の国々がルキアルの策謀によって滅んだり、合併したり。
 その中でアノスの動きに目が点になりました。……スイフリーのPLをしていた時の著者の偏見が色濃くあるな、うん。

 矛盾には目を瞑って、大きな流れとそのフィナーレを一気に楽しんでください。



ソードワールドノベル
ダークエルフの口づけ

  著=川人忠明 富士見ファンタジア文庫

 SWORD WORLD短編集収録、『黄金の車輪』後日譚です。
 できれば『黄金――』を読んだ後で
 今回はその主人公・ベラが現在いる世界をより深く掘り下げて描いています。
  
 ファンドリアの光と闇の構図が、はっきりとわかります。
 一見は善良であるアマデオですら、その胸の中にはどろりとしたものを潜ませています。

 そのファンドリアの闇に、時に心地よく、時にほろ苦く浸れる作品です。
 登場人物たちの行く先が見えないのも、続編への期待を掻き立てます。



ソードワールドノベル
ダークエルフの口づけII

  著=川人忠明 富士見ファンタジア文庫

 愚か過ぎるまでに真っ直ぐで幼いアマデオが、苦い意味で大人への階段を昇る回です。
 誰であろうと、陰謀とは無関係ではいられない。
 それは宮廷劇や闇社会だけではないのだと、思い知らされる一遍です。

 何より、ベラ、ラミアと並びカラマサという邪悪の存在もまた、印象的です。



ソードワールドノベル
ダークエルフの口づけIII

  著=川人忠明 富士見ファンタジア文庫

 張り巡らされていたアマデオとエビータの秘密の伏線が明らかになります。
 それぞれの人々が描く陰謀の布石として、その思いを踏みにじられ、偽りを植え付けられていく二人。
 彼らが生き残れるのか、誰がどのような陰謀を描き、それが叶うのか、次回作が楽しみです。

 そして今回も、ファナやネグロアなどの魅力的にして、一癖も二癖もあるキャラクターがいっぱいです。
 ゲームのNPCとしてもぜひ使いたくなること間違いなしです。



ソードワールドノベル
ダークエルフの口づけIV

  著=川人忠明 富士見ファンタジア文庫

 そして物語は一つの終息へと向かっていきます。
 ただ無邪気であったり。ただ純粋であったり。そんな少年少女達の心にも、歪みは知らない間に植え付けれられ、芽吹きます。

 人は自分自身にすら嘘を重ねて生きていくファンドリア。より巧みな嘘によって、流される血によってしか、それらの残酷な真実は暴かれない。
 物語の中で血の海に沈んでいく人々の、その瞬間に収束される生きざまがあまりにも魅力的。
 残酷な万華鏡を覗くように、戦慄と共に物語に魅せられました。

 とりあえず、『あの子』と『あの人』が生き延びて良かった。……死亡フラグを立てまくっていただけに、生き残ったのが奇跡とも思います。

 この物語は、その深い業の一端を垣間見せるに足りるだけの魅力に満ちています。
 ぜひ続編シリーズを希望します。



サーラの冒険5 幸せをつかみたい!
ソードワールド・ノベル

  著=山本弘 富士見ファンタジア文庫


 …4巻の発刊から10年。このままお蔵入りが本格的に心配される頃、無事に出版されました。
(前の巻は震災疎開中に購入したんでしたっけ…。遠い目)

 普通の少年の大冒険、というスタイルは健在。すっごく嬉しかったですね。

 でも、いつも希望に溢れていたはずのサーラにも、冒頭から影が落ちます。
 冒険者という職業に秘められた現実、そして自分が抱いている『夢』の裏側を見つめていくことで、彼は大人になっていくんです。

 第一巻からの繋がりを昇華し、短編に篭められた伏線が意味を現し。
 そして、ラストに最大の運命が降りかかります。
 サーラの叫びに、共感しました。

 もう、次の巻が待てません。



サーラの冒険6 やっぱりヒーローになりたい!
ソードワールド・ノベル

  著=山本弘 富士見ファンタジア文庫


 サーラの冒険、とうとう完結です。
 前回のラストがあまりに辛くて、怖かった。
 正直、前半は辛かったですしね。

 だけど、ラストは読者を裏切らない。著者が言った通り。
 途中にくすくすと笑えるシーンもあり、辛いだけでなく、スリルもあり、派手な展開もあり。
 読みごたえはたっぷりです。

 マローダの再登場に驚いたり、サーラの成長を感じたり。
 シリーズの集大成でもあります。

 辛くても、その先を読み続けた読者に待つ、明るさと決意と、希望と。
 最後に込められた希望を、どうか感じてくださいね。
 夢への道は、確かに開かれました。



ソードワールド短編集
死者の村の少女

  著=山本弘 富士見ファンタジア文庫


 サーラの冒険、外伝集です。サーラシリーズを気に入った人なら必見。

<時の果てまでこの歌を>
 『西部諸国シアター2 熱血爆風プリンセス』(富士見ドラゴンブック)からの再録。
 ちなみにこのシリーズの作品はどれも面白いので、お勧めです。
 サーラとデルの『もうひとつの未来』を描いたこの作品は、実は第五巻・第六巻に密接に絡んでいます。
 ……『時を超えて与えられる赦し』というキーワードは、自分のツボの一つ。初めて読んだ時は思わず泣きました(おひ)。

 この原案が無ければ、サーラの続編は無かったとのこと。原案者には感謝しきれません。

<リゼットの冒険>
 歴史は繰り返す。
 リゼットと言う少女がサーラの後を追い、冒険者になる物語。
 どこか懐かしいと同時に、今のサーラの痛々しさが全開になる回です。
 ……取りあえず、山本さんは自分の趣味を抑えるべきだと思います(遠い目)。

<死者の村の少女>
 第五話・第六話のミッシングリングとなる物語。
 これまでずっとサーラの視点だった物語を、今度はヒロインの視点から見ています。

 異質な存在の、魂の悲鳴を追う。
 その意味でとても読み応えがあります。

 ……改めてデルの邪悪っぷりにビビります。
 第五話終了直前までは『ちょっと小悪魔だけど可愛い』少女だったのが、本物の邪悪少女になったのね(汗)。
 サーラの茨の道に同情です。



新ロードス島戦記5
 終末の邪教(上)

 著:水野良 角川スニーカー文庫


 一言。
 なんで滅ぼすかな(汗)。

 『新』になってから一番の見所が、『実りの無い土地をどう治めていくか』でした。
 スパークは数々のピンチを見事に切り抜けていき、そしてこの『不毛の土地』に確かな基盤を気づいていきました。
 その過程を見るのがすっごく楽しみだったんですよね。
 なのに、今回で全てが消えました(滝汗)。

 とは言え、原作者も後書で述べるとおり、『最初から滅ぼす気など無かった』そうです。
 …確かに、原作者はスイフリー(歴代公式リプレイ史上、もっとも智謀策謀に長け、邪悪認定まで受けたPC)のプレイヤーですから。
 いざ敵役の立場に立って策を練ったら、それが完璧になってしまったんでしょう。

 その代わり、主人公側も後半は水野氏の得手とする頭脳戦を垣間見せました。
 かなり読み応えがあります。

 ヴェイルが舞台の表に帰ってきたのは嬉しかったです。非情な悪役なんだけれど、憎みきれない部分も彼にはありますしね。
 小悪魔なリーフも、驚くほどの献身を示しました。

 この物語をどう終息させるのか、原作者の手腕を楽しみにしたいと思います。



新ロードス島戦記6
 終末の邪教(下)

 著:水野良 角川スニーカー文庫


 前巻まで不器用なほどに、光をずっと見続けていたスパーク。
 そんな主人公だからこそ、不幸っぷりさえ魅力だったのに。
 心の中に、島そのものよりも深い闇を抱えてしまったことに、切なさを感じます。
 彼の古くからの仲間も、どんどん死んでしまうし(悲)。

 ただ。
 善悪さえも超えた戦いに、邪悪なものも独立を守ってきた者も、彼らさえも巻き込んでしまう。
 そんなスケールには圧倒されますね。

 水野さんらしい、大逆転の発想もあり、このあたりはロードス島戦記らしいです。
 …この反則すれすれの行動のために、4巻までの雰囲気は完全にぶっ飛んでしまったんですけどね…。



 ヴェイルもしっかり活躍しているのも、ちょっと嬉しかったり。
 そして、ラーフェンの抱える秘密には、『ロードス・サーガ』好きもにやりとするでしょうね。


 そして、前シリーズの主人公パーン。
 …スパーク不在の間に、彼に不幸が遷ってる(涙)。
 その活躍にはドキドキしますが、その事後処理が物凄く不幸です。
 最後には『魔法戦士リウイ』のアトン戦争への参加希望まで出してますしね。
 死ぬなよ、パーン&ディード(祈)。

 他、ディードリットやスレインの超高レベル魔法にもワクワクしました。
 普通の冒険者だった彼らは、最後には伝説レベルへと成長したんですね。


 これでようやく、この年代のロードスにおける物語は終了ですね。
 100年後の物語が語られるのは…まだまだ先でしょうね。
 魔法戦士シリーズの展開に結論がついた時、今度こそロードスを含めたフォーセリアが大きく動くことになると思われます。



百鬼夜翔完結編三部作
シェアードワールド・ノベルズ 百鬼夜翔
霧が閉じる黄昏(上巻)・ 霧が惑う暗夜(中巻) ・霧が開く黎明(下巻)

友野詳・グループSNE 著 角川スニーカー文庫


 輸入版テーブルトークRPG、GURPSの第三版対応。
 日本オリジナルの世界設定シリーズ”百鬼夜翔”の世界観サポート小説、完結三部作。
 前シリーズとして、”妖魔夜行”が存在する。


 …ファン曰く、問題のシリーズ完結編。
 その意見、深く賛同します(涙)。

 "絶対に人間不信にはならない、アングラにおちない"という前提の下で、シリーズのほのぼの担当であった『ひかり』。その彼女を『サバドの魔女』として主犯格に引き抜いたのはまずかったのでは(汗)。
 死人を出しまくった<バグの製作者>を、人間というだけでほとんど無罪放免にしたり(頭痛)、ワヤンと石動が必死で守ったルゥを犬死させたり。
 その、その結末だけは無いですよ…。

 細かいところでは、マリアンヌと早坂神父のエピソードが進行しないまま、神父が滅びました(涙)。
 短編の『狂う傷』が大好きだった自分としては、号泣するしかないです。

 ラストに向かっての石動の変化だけは素晴らしかったです。
 震災前の感情をゆっくり取り戻しつつ、ハードボイルドもさらに決めていく彼が渋い(惚)。
 対照的に、律子は悲惨そのものです。
 幼馴染には振られ、二度も記憶を奪われ、妖怪には取り付かれ、妖怪を大量虐殺し、憧れは二人とも死亡、最後には妖怪を押し付けられ…。
 番外編で少しは報われるといいんですが…。

 いろんな意味で、シリーズがひっくり返されて放心状態です…(涙)。



シェアード・ワールド・ノベルズ
 リボーンリバース
 ゴースト・コンタクト

友野詳・諸星崇・北沢慶 角川スニーカー文庫


 簡単に言うと、
“阪神大震災がきっかけで精神世界と現実世界の境界が壊れた『現代社会の神戸市』が舞台。
 精神世界の『世界樹』が降らせる『オーバーシード』は、『ユウレイ』というツギハギ精神体を生み出す。
 主人公達は『魂の技芸』を用いて、その『ユウレイ』を操り、『ユウレイ』による騒ぎを治めていく”
 …という感じでしょうか。

 震災は直接的なネタになっていないので、それに関する抵抗は0。
 後書でもそれとなく触れられていましたが、確かに『シャーマンキング』にネタが被ってしまってる気もします(笑)。

 阪神間在住の人には馴染みの地名や固有名詞がいっぱい出てきますので、親しみやすい作品ですね。私としては続編で、芦屋や西宮にも足を伸ばして欲しいです。
 ただ『魂の技芸』に関しては小説の限界を感じました。どちらかと言うと実写かアニメの方が映えるんじゃないかな。

 『妖魔夜行』『百鬼夜翔』のような都市伝説や伝承系のホラー要素もなし。どちらかというと『サイコ・ホラー』を極める必要性がある模様。それでも詰めが甘い(苦笑)。


<そこに彼女は立っている>
 コラージュの店の設定には、異人館通りが好きな自分はちょっと惹かれました。
 また、冒頭に出てくる三宮の繁華街は、ちょっと裏に入ると空き地が多く、未だに震災の爪痕生々しい場所です。
 こちらはあんまりホラーを感じません。

 リンの背負ったものが妙に生々しいですね。空っぽのセンナにも一抹の寂しさを感じます。
 二人にはまだ荒削りの部分を感じるので、これからの展開で魅力的に“化けて”くれることを祈ります。

<ゴースト・コンタクト>
 当たり前なのだけれど、今回の主人公も敵も“人間”。そして“操霊者”になるには、どこかトラウマを持っていることが前提条件です。
 必然的に主人公側も敵側も、どこか“歪み”を持たざるを得ません。
 今回の敵側も、最近増加した異常犯罪者と同じ精神構造の持ち主。その精神の壊れ方をまざまざと見せ付けられ、胸が痛みました。
 このあたり現実と同じなんですよね。
 主人公も自分のトラウマとの付き合い方に苦しんでいるのが分かります。幼馴染の未覚醒“操霊者”の行く末も気になります。

<暗闇に潜む思い>
 虎川武(タケシ)とシンゴ、そして草薙たりたの組み合わせに思わず吹く。
 全員の名前や特徴を一旦バラバラにしてから組み合わせなおすと、SMAPの草なぎ剛君&香取慎吾君のペアになるんですよね(笑)。
 これらのキャラの設定責任者さんは誰だ(笑)。

 掲示板の場面で出てくる“神”“勇者”“ウマー”…etc. それらの『2ちゃんねる発祥用語』や伏せ文字の読み方を知っている自分が悲しい(凹)。
 そして外道サイトに『ああ、実在するだろうな』と思い、掲示板のノリにも『実物もこんな感じだろうな』と納得。
 ネットのダークサイドを見すぎだよ、自分(再び凹)。

 たりたの二段変身や、サキソフォンとのミスマッチが面白いと思いました。シンゴとのコンビネーションもいい感じですしね。
 彼らもこれからの成長を見守りたいです。



シェアード・ワールド・ノベルズ
 リボーンリバース
 暗い路のヘカテ

友野詳・篠谷志乃・川人忠明 角川スニーカー文庫

 『神戸が舞台』、という時点で思いっきり期待していたのですが…(遠い目)。
 少し勧め辛いシリーズとなっています。
 もう少し頑張って、面白いシリーズに昇華して欲しいところです。

<迷うものたち>
 虎川武のキャラクターはいいですよね。
 ゴンベエの為に掻き立てる怒りなど、魅力的でした。
 神戸の観光船に乗ったときのことを思い出しつつ、読ませていただきました。

<暗い路のヘカテ>
 逃げ続ける気持ちを妹に押し付ける。
 それはある意味では、心の自然な動きです。
 OSの器物使いの例としては良かったのではないでしょうか。

<胸の中の震音>
 アブノーマル路線を邁進中です。
 …男性が描くや○い文章を始めて読みましたよ(遠い目)。
 その文体は、いろんな意味で反面教師になりました。主人公が男じゃなければ、問題は無いのに…。



シェアード・ワールド・ノベルズ
 リボーンリバース
 夜に舞う獣達

友野詳 角川スニーカー文庫

 センナや千尋の秘密、リンの家族関係…いろんなものを未解決にしたまま終わってしまいました(遠い目)。
 今回の主人公である孔一と、紗枝の秘密だけは解決したんですけどね。
 いきなり出てきて端役で終わってしまった『コラージュ』のメンバーにも、いろいろな物語があったと思うんですけどね。麒麟さんはかなり気になるかな。
 …いや、魯智華が主役のお話は怖いので遠慮します…(アートも、ユウレイも、エグ過ぎ…)。

 でも、作家さんたちは書いていて楽しかったでしょうね。
 自分が良く知っている土地を舞台に、相当の無茶をしたわけですから。
 特にクライマックス直前、神戸の夜空に…(以下、ネタバレに付き省略)。私も思わずドキドキしながら読ませていただきました。

 三人の主軸のキャラクターのうち、一人が『や○い』キャラだったのは、きつかったです。
 『わけも分からずに振り回される立場の一人称』って、普通は面白いんですよ。…幼馴染(男)に恋わずらう描写が無ければ(遠い目)。

 また、キャラクターの多くが歪んでいるのも、どうなのか。まともそうなのが虎川武ぐらいしかないし(乾いた笑)。
 孔一はなんとか、まともに近づいたでしょうか。
 一番きついのは、メイド使いの女ですね。…『ジャ○ーズ・タレント好きで歪んだ女』というのは、同じ○ャニーズ・タレント好きの読者にダメージが来るんで、止めてくだされ…。

 謎の多くを残したまま、終わってしまったこの小説。しかし、TRPGのネタ元としてはその方がいいかもしれませんね。
 『クライマックスで、ゲームができなくなるほどに舞台を改変する悪癖』を持つ友野さんにしては珍しいと思います。
 これからはTRPGの展開で、なんとか盛り上げなおして欲しいところです。

 今回はちょっと問題のある展開でしたが、これに懲りず、神戸を舞台にした小説を書いて欲しいと思います。



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