カテゴリ:その他、芝居(ドラマ・映画・舞台)
愛を以て、決断せよ。
傷つく覚悟と共に。 ようやっと、録画していた『TAKE FIVE』全話観終りました! 管理人は『パーティ(一つの目的に対して異なる職能を持つ専門家集団)もの』が大好きです、ミステリ要素も歓迎です、心理学要素なんてあったら泣いて喜びます、アングラな情報戦なんて好物そのものです。そしてSMAPのメンバーが出てるって奇跡じゃないですか(感涙)! ……申し訳ありません、取り乱しました(ぜはぜは)。 とにかく管理人のツボをこれでもかと押さえたドラマで、贅沢にぶっ続けで観た後は幸せすぎてしばらく昇天状態になりました。 稲垣君がハッキング担当とか、潜入したくないとか駄々捏ねたりとか、時折見せる柔らかい表情とか、余りに理想過ぎて『ここまで幸せで良いのだろうか、自分』とむしろ不安になること多数。絶対にありえないけれど自分のUPした妄想だらけの小説を見たのだろうかとさえ錯覚する始末です。 実はTBSでパーティ物をやると聞いた最初、『どん亀』や『ドールハウス』と言った、“コメディ要素満載で人情ものでまったりしてて、パーティ多過ぎで全員覚えられない緩いドラマ”になるのではと思っていました。それが蓋を開ければジャズが似合うスタイリッシュな演出と、TBSらしいウェットさが程よくマッチした良作となっていて、いい意味で裏切られました。 本当にスタッフのj皆様、キャストの皆様、ありがとうございます(平伏)! 泥棒物だと、『如何に人の心理的盲点を突いて盗むか』が重要になります。これは泥棒ドラマだけでなく、様々な小説やドラマ、漫画やアニメでも重要な技術だとか。それに対して『心理学』という切り口から臨んだのは、ぴったりだったのではと思います。 また、予定外のハプニングが起こるようなミッションの場合、『一つの案を穴が無いように練る』よりも『複数の案を用意し、状況に合わせて切り替える』方が有効なのだそうです。 上記の二つの基礎がきちんと押さえられていたのは自分的には高評価。しかも主人公だけでなく、互いに競い合うチームとの競争でも『いくつの案を隠し持ち、切り替えるタイミングを見極めるか』が勝負の要になっていたのもすごく良かったです。 うん、普通のドラマ好きだけでなく、TRPGなどを愛するゲーマーさんの視点から観ても絶対に楽しいと思う。 ◆ スターのもう一つの顔 ライバルチームとの頭脳戦も然ることながら、その正体もとてもワクワクするものでした。 特に『宝塚のトップスターが実は義賊』という下りは、恐らくファンの皆様もドキドキしたり、既に妄想済みだったりするのでは。 自分も『これがSMAPだったら……』と本気で妄想しましたよ。そしてSMAPだったら多忙過ぎて5人揃っての義賊行動などできないと判断されることに気付き、本気で凹んだり(←願望だけが先走ってるという)。 またそれとは別に、『古畑任三郎vsSMAP』を思い出して、相乗効果で更にワクワクしちゃいました。 ◆ 岩月という刑事 覚めているようでいて、正義感は篤く。几帳面でいて、思考の柔らかい所があり。分かりにくい比喩で相手を煙に巻く余裕があるのに、正しいことの為ならついつい前に出てしまう。そして主人公とはまた違う立場で巧みに駆け引きを行う。 泥棒としての正義と、警官としての正義、その両方を併せ持つ不思議なキャラクターですよね。 他のメンバーもそれぞれ非常に魅力的なのですが、やはり私は彼が一番の好みです。特に第六話、『動くな』と釘を刺されてもふわりと笑って否定するシーンがすごく魅力的。あの柔らかな表情に撃ち抜かれた稲垣君ファンも多いんでしょうね。自分は言わずもがなですが(床をじったんごろごろ転がりたい衝動を必死に抑えつつ)。 ◆ 決断には愛が必要 きっと決断する時に求められるのは、良い意味での愛だけでなく、自己愛や歪んだ執着などもひっくるめて全て。 ですが強い『想い』と、責任も代償も引き受ける覚悟が、どんな決断にも必要だと。 そんなごく当たり前のことを、改めて考えるきっかけになりました。 そしてその『想い』が、せめて我利我利では無いように、自分を戒めたいとも強く思いました。 改めて、本当に管理人の願望を形にしたような、ツボだらけのドラマをありがとうございました。 次は木村君のSFに、草なぎ君の映画業界もの。 どちらもとても楽しみ。次が来る前に、自分も頑張って体勢立て直しにがんばります! 愛ゆえに選び取る道ならば。 彼らは決して恐れたりしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/09/04 11:47:47 AM
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