2019/12/27(金)10:08
【2019シーズンを終えて】KANOKO
こんにちはANGELSです
最後は、9年間ANGELSとして活動してきたKANOKOからのメッセージです
この度、9年間の現役生活を終えることになりました。
長岐に渡り、支えてくださり本当にありがとうございます。
ファンの皆さん、球団関係者の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、スクール生のみんな、保護者の皆さん、チームメイト、OGの皆さん、ご近所の皆さん、友人、家族。
引退して沢山の方が声を掛けてくださり、皆さんのおかげでここまで活動させていただくことができたのだと改めて実感しております。
少々長くなりますが、最後に9年間を振り返らせていただきたいので興味のある方はお付き合いください。
2011年に入団し、生き甲斐を求めてこの職業を志しました。
ただ何となくの生活ではなく、誰かに必要とされる人間になりたい、自分自身が日々成長できる環境に飛び込みたいと、この世界に入りました。
しかし、初めてオーディションに合格した時は喜びよりも不安が大きく、仙台駅で新幹線を待ちながら涙したことを今でも覚えています。
初めは長くても3年くらい活動できればと思いオーディションを受けましたが、入ってからは毎日をこなすのがやっとの生活。
1年なんとかやり遂げるという気持ちで、同期のメンバーと励まし合い、何とかルーキーイヤーを終えることができました。
2年目になり、球団職員としても楽天野球団に勤めることになりました。
チアリーダーを職業としてできたのも、球団の皆さんの理解や、私を採用してプロとして育ててくださったOGの加茂さん、1から仕事を叩き込んでくれたOGの本郷さんのお陰です。
エンジェルスのコンセプトでもある「働く女性のロールモデル」。これを体現するという目標を持てたのは、この環境があったからこそです。
また、未来塾という、小中学校などの教育機関で自分がエンジェルスになるまでの道のりをお話する活動をしてきましたが、中でも印象に残っているのは母校の小学校訪問です。
当時、少し自信をなくしていた時期だったのですが、内気な秋田の小学生のみんなが、とびきりの元気と笑顔で私に伝統芸能を披露してくれました。
喜ばせる一心でやってくれたその気持ちが嬉しくて、私もそんな想いをファンの皆さんに届けたいと改めて心に誓えた大切な日になりました。
そして、長年現役生活を続ける事ができたのは、エンジェルスというチームを一緒に作りたいと思えたメンバーみんなのお陰です。
本気で取り組んでいる人が集まったからこそ、ぶつかり合うこともありました。
人見知りではないですが、誰に対しても自分の気持ちを言葉で伝えるということが下手だったので、苦労をかけました。
それでもこんな私に「来年も一緒にやりたい」と後輩が声を掛けてくれたり、陰ながら応援をしてくれたOGの存在があり毎年オーディションを受ける決意をすることができました。
そんなわがままな挑戦を毎度させてくれた球団にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
全てを振り返り、一番の想い出は「楽天イーグルスの優勝!」と言いたいところですが、一番は優勝を目指してファンの皆さんと一緒に応援し、歩んできた日々です。
その積み重ねがあって、この夢中になれる空間を一緒に作ることができました。
皆さんと過ごした9年間は人生の大きな宝物です。
いつも真心を持って応援してくださったファンの皆さんのお陰で、前向きに活動し続けることができました。
チアリーダーとして向き合いたいと思えた原動力は、皆さん一人ひとりの想いそのものです。
急な引退ということで、驚かせてしまった方もいらっしゃるかと思いますが、活動が辛かったり、嫌になったから辞めるわけではありません。
これからも形は違いますが、少しでも恩返しできるよう、自分にできること、必要とされていることをし、気持ちを届けるチアリーダーとして生きていきます。
楽天イーグルスを応援するファミリーの一員でいることには変わりませんので、またどこかでお会いした際は声をかけてくださいね。
この活動を通じて出会えた全ての皆さんが、いきいきと笑顔で過ごせることをこれからもお祈りしております。
9年間本当にありがとうございました。
そして引き続きエンジェルスへのご声援よろしくお願いします!