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イクメンへの道 by 弁理士GolferPA

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2007.05.22
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カテゴリ:全般・勉強法など

平成18年1月1日から現在までの判例・裁判例について、
現在のジスコレ(オリジナル論点集)に含めているものは以下です。

【特許法】

 ■知財高裁H18.1.25(H17(行ケ)10437号)
  プリクラ事件

  29条の2における「出願公開」の時期と、
  無効理由となるかとについて

 ■知財高裁大合議H18.1.31(H17(ネ)10021号)
  キャノンインクカートリッジ事件

  特許製品の耐用期間経過の再使用・再利用、
  特許発明の本質的部分の全部又は一部の加工又は交換の際の
  特許権消尽について

 ■知財高裁H18.9.25(H17(ネ)10047)
  エアーマッサージ機事件

  特許請求の範囲からの意識的除外と、
  外形的に評価し得る行動とについて

【意匠法】

 ■知財高裁H18.3.31(H17(行ケ)10679)
  コネクター接続端子事件

  物品取引の性質、物品の形状等の視覚性と、
  「視覚を通じて美感を起こさせるもの」とについて

 ■知財高裁H18.8.24(H18(行ケ)10136)
  ピアノ補助ペダル事件

  参考図と、意匠登録を受けようとする意匠と、
  分割(10条の2第1項)にいう
  「2以上の意匠を包含する意匠登録出願の一部」とについて

【商標法】

 ■知財高裁H18.5.25(H17(行ケ)10817)
  WHITE FLOWER事件

  日本国外に所在する者が日本国外に所在する商品について
  日本国内に所在する者に発送することと、
  2条3項2号にいう「譲渡」が日本国内において行われた
  ということとについて
 

その他、ネットで調べてみたところ、
以下の判例・裁判例が気になりました。
(なお、知財高裁大合議事件の一つはH18.1.1以前のものです。)

【特許法】

 ■最高裁H18.10.17(H16(受)781)
  日立製作所事件
  
  本件譲渡契約は、その対象となる権利が職務発明についての
  日本国及び外国特許を受ける権利である点において、
  渉外的要素を含むものであるからその準拠法を決定する必要がある。
  両者は、日本法人と日本に住む日本人であるから、
  譲渡契約の成立及び効力の準拠法を我が国の法律とする旨の
  黙示の合意が存在すると認められるから、法例7条1項の規定により、
  その準拠法は、外国の特許を受ける権利の譲渡の対価に関する
  問題を含めて、日本国の法律である。

  職務発明の規定である特許法(平成16年改正前のもの)35条は
  従業者が使用者と対等な立場で取引きするのは困難なので、
  従業者の利益を保護し、発明を奨励する目的で制定されたものであり、
  国内と海外で使用者と従業者の立場が対等でないことに変わりは無く、
  外国特許にも同規定は類推適用される。
  また、特許権が外国で、どのような効力を有するかと言う問題と、
  対価の問題とは区別して考えるべきである。
  以上より、我が国の従業者等が、使用者に対し、
  職務発明について特許を受ける権利等を譲渡したときは、
  相当の対価の支払を受ける権利を有することを定める
  特35条3項の規定中の「特許を受ける権利若しくは特許権」には、
  当該職務発明により生じる我が国における特許を受ける権利等のみならず、
  当該職務発明により生じる外国の特許を受ける権利等を含むと
  解すべきである。

 ■知財高裁大合議H17.11.11(H17(行ケ)10042)
  偏光フィルム事件

  発明の詳細な説明に、当業者が当該発明の課題を解決できると
  認識できる程度に、具体例を開示せず、
  本件出願時の当業者の技術常識を参酌しても、
  特許請求の範囲に記載された発明の範囲まで、
  発明の詳細な説明に開示された内容を拡張ないし
  一般化できるとはいえないのに、
  特許出願後に実験データを提出して
  発明の詳細な説明の記載内容を記載外で補足することによって、
  その内容を特許請求の範囲に記載された発明の範囲まで拡張ないし
  一般化し、明細書のサポート要件に適合させることは、
  発明の公開を前提に特許を付与するという特許制度の趣旨に反し
  許されないというべきである。

 ■知財高裁大合議H18.3.22訴取下(H18(ネ)10039)
  フラッシュメモリー事件

  侵害訴訟での無効理由の抗弁(104条の3)における
  特許請求の範囲の解釈においては、
  侵害訴訟における特許請求の範囲の解釈と同様、
  明細書の記載を参酌して行う(70条2項)。
  リパーゼ最高裁判決(平成3年)は、
  査定系、特に特許付与前における特許要件を判断する場合の
  特許請求の範囲の解釈のための判決であり、
  特許後の、侵害訴訟における侵害論や、
  当事者対立構造をとる侵害訴訟での無効理由の抗弁(104条の3)
  における特許請求の範囲の解釈には適用されない。

 ■知財高裁H18.6.6(H17(行ケ)10564)
  ポリエステル樹脂製造方法事件

  特許請求の範囲に記載された用語の技術的意義が、
  発明の詳細な説明の記載を参酌しても、
  一義的に明確に理解することができず、
  広義にも狭義にも解しうる場合には、
  当該特許発明の新規性及び進歩性について判断するに当たっては、
  当該用語を広義に解釈して判断するのが相当である。
  広義に解した場合の特許発明について、
  新規性及び進歩性が肯定されれば、
  狭義に解した場合には当然にこれらが肯定されるし、
  逆に、広義に解した場合の特許発明について、
  新規性又は進歩性が否定されるならば、
  もはや狭義に解した場合にそれらが肯定されるかどうかを
  検討するまでもなく、
  当該特許発明の新規性又は進歩性を認める余地はないからである
  (仮に狭義に解した場合に新規性及び進歩性が認められるとしても、
  それが広義にも解しうるものである以上、
  狭義に解した場合のみを前提に当該特許発明の特許性を
  肯定することができないことはいうまでもない。)。

 ■知財高裁H18.9.25(H17(ネ)10047)
  エアーマッサージ機事件
(前記にもありますが、異なる論点で)

  102条1項ただし書は「譲渡数量の全部又は一部に相当する数量を
  特許権者...が販売することができないとする事情があるときは、
  当該事情に相当する数量に応じた額を控除するものとする」と規定する。
  102条1項本文は、民709条に基づき逸失利益の損害賠償を求める際の
  損害額の算定方法について定めた規定であり、
  侵害者の譲渡した製品の数量に特許権者等が
  その侵害行為がなければ販売することができた製品の
  単位数量当たりの利益額を乗じた額を、
  特許権者等の実施能力の限度で損害額と推定することとした規定である
  と解すべきである。
  そして、同項ただし書は、侵害者が同項本文による推定を覆す事情を
  証明した場合には、その限度で損害額を減額することができることを
  規定したものであり、このような「販売することができないとする事情」
  としては、特許権者等が販売することができた物に固有な事情に限られず、
  市場における当該製品の競合品・代替品の存在、侵害者自身の営業努力、
  ブランド及び販売力、需要者の購買の動機付けとなるような侵害品の
  他の特徴(デザイン、機能等、侵害品の価格などの事情)をも
  考慮することができるというべきである。

  特102条1項は、特許侵害に当たる実施行為がなかったことを前提に
  逸失利益を算定するのに対し、102条3項は当該特許発明の実施に対し
  受けるべき実施料相当額を損害とするものであるから、
  それぞれが前提を異にする別個の損害算定方法というべきであり、
  また、特許権者によって販売できないとされた分についてまで、
  実施料相当額を請求し得ると解すると、特許権者が侵害行為に対する
  損害賠償として本来請求しうる逸失利益の範囲を超えて、
  損害の填補を受けることを容認することになるが、
  このように特許権者の逸失利益を超えた損害の填補を認めるべき
  合理的な理由は見出し難い。

【商標法】

 ■知財高裁H18.11.29(H17(行ケ)10673)
  ひよこ子事件

  被告の直営店舗の多くは九州北部、関東地方等に所在し、
  必ずしも日本全国にあまねく店舗が存在するものではなく、
  また、菓子「ひよ子」の販売形態や広告宣伝状況は、
  需要者が文字商標「ひよ子」に注目するような形態で
  行われているものであり、
  さらに、本件立体商標に係る鳥の形状と極めて類似した菓子が
  日本全国に多数存在し、
  その形状は和菓子としてありふれたものとの評価を免れないから、
  上記「ひよ子」の売上高の大きさ、広告宣伝等の頻繁さをもってしても、
  文字商標「ひよ子」についてはともかく、本件立体商標自体については、
  いまだ全国的な周知性を獲得するに至っていないものというべきである。
  したがって、本件立体商標が使用された結果、登録審決時において、
  需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができた
  と認めることはできない。

これら以外に気になる最近の判例・裁判例をご存知の方、
よろしければ、情報提供をお願いいたします。







Last updated  2007.05.22 21:08:08
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