1032393 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

イクメンへの道 by 弁理士GolferPA

PR

Rakuten Ranking

Rakuten Card

全11件 (11件中 1-10件目)

1 2 >

読書

2010.11.15
XML
カテゴリ:読書
子どもが育つ魔法の言葉

子どもが育つ魔法の言葉

価格:1,575円(税込、送料別)

 
 
世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブルとのこと。
 
ポイントは、以下の詩にこめられています。
 
子どもをよい子に育てるためには、まずは、自分を見直し、磨き直さないといけないということです。
自分が変わらなければならない。
 
 
『子は親の鏡』
 
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
 
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
 
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
 
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
 
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
 
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
 
広い心で接すれば、キレる子にはならない
 
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
 
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
 
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
 
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
 
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
 
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
 
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる






Last updated  2010.11.15 09:02:49
コメント(2) | コメントを書く
2010.11.14
カテゴリ:読書
男の子を伸ばす母親は、ここが違う!

男の子を伸ばす母親は、ここが違う!

価格:1,260円(税込、送料別)

 
 
筆者は、「教育環境設定コンサルタント」とのこと。面白いですね。
 
気になった箇所は以下でした。
 
子どもに必要なのは、『なんでも知っている頭のいい親』ではなく、『知的好奇心をかき立て、物事を探求する楽しさが自然と学べる環境をつくってやることが大切なのです。』 そのとおりだと思います。ついつい教えてしまいがちになりますが、それでは、子どもの自主性が育たない。自ら進んで調べることをするようになる環境を作ってあげないといけないですね。
 
『話の内容に説得力を持たせてください。正確に理解は出来なくても、“物事には道理がある”ということが分かるだけでよいのです。理屈を積み重ねていくことが、後々論理的思考や科学的思考の柱になり、理数系の力を伸ばす原動力となっていくことを忘れてはいけません。』
 
これは大人になった今でも言えてるような気がします。理屈をきちんと説明されたほうが腹落ちすることが多いからです。
 
どんなにくだらない話しでも、子どもが話したいと思っているときに、きちんと聴いてあげることが大切。これも気をつけないと、ついつい失敗してしまいますね。






Last updated  2010.11.14 14:19:27
コメント(0) | コメントを書く
2010.11.13
カテゴリ:読書
あふれるまで愛をそそぐ

あふれるまで愛をそそぐ

価格:1,365円(税込、送料別)

 
親の愛を子どもにどう伝えるか、沢山の事例を盛り込み、わかりやすく説明されている著書です。
 
その中から気になった事項は、以下でした。
 
『親が自分の望みをかなえるために、ちゃんと考えて、手をかけてくれた』と子どもが感じたときに、子どもに変化が起きて、子どもの「困ったこと」が綺麗になくなる、という事実は、自分の子どものときを思い出すと、頷ける気がします。
 
『その子がほしいと思ったときに、すぐ大人が応えてくれる・・・子どもは大人をちゃんと見ています。求めていないときにやってくれるのと、求めているときにやってくれるのと、子どもにとっては大違いです。』 子どもは子どもあっても、一人前のひとりの意思ある人間なんですよね。
 
『自分がお母さんに甘えたいときに、忙しくしているお母さんが自分のほうを向いてくれたということがうれしいのです。』 じぶんごととして、肝に銘じておきたいです。
 






Last updated  2010.11.14 00:55:30
コメント(0) | コメントを書く
2010.11.12
カテゴリ:読書
今日から怒らないママになれる本!

今日から怒らないママになれる本!

価格:1,575円(税込、送料別)

 

コーチングを子育てに活用。具体的な事例が沢山掲載されているので、参考になりました。

その中で気になった具体的な方法は、以下です。

実際にやると難しいとは思いますが、がんばって実践していきたいなぁと思いました。 

・承認: 気持ちをしっかり受け止める

・傾聴: 子どもの話をしっかり聴く

  ・ダダを力づくで押さえつけようとするとかえって激化する

  ・最終的な代案は子どもの口から言わせる

・リフレイン: 必殺オウム返し

・私メッセージ: 私を主語にして伝える

  ・ 「あなたは◯◯だから」のような「あなた」を主語とするのではなく、「私は、こう思う」のように「私」を主語にして語りかける

・質問: 問いかけて答えを引き出す

  ・「どうして、なぜ」から「どうしたら、なに」に変える

 







Last updated  2010.11.12 23:49:32
コメント(0) | コメントを書く
2010.11.08
カテゴリ:読書

「親力」で決まる!

「親力」で決まる!

価格:460円(税込、送料別)

 

を読みました。

この中で書かれているアイテムの中で、例えば、地図や歴史漫画には共感できます。

 

私も小さい頃に、地図帳を使った地名探しゲームをよく友人とやりましたし、図書室に置いてあった歴史漫画はほとんど読破しました。

そのおかげか、地理や歴史は好きで、その後、「真面目な」授業での勉強も全く苦になりませんでした。

 

「質のよい漫画」にも共感です。私も「はだしのゲン」とかよく読みましたが、それ以降、戦争というものを主観的に捉えられるようになったと思います。

 

「音読」や「算数のある生活」は、ぜひ、うちの息子にもその環境を提供してあげたいなと思います。

 

また、息子の「教科書に目を通す」。これも実践したいと思います。将来、息子に、勉強しろとかガミガミ言うつもりはあまりないのですが、勉強のことについて何かしら息子に対して話しをするのであれば、その前に、息子がそのとき学校で何を勉強しているのかは知っておくようにしたいと思います。

 

それから、家庭の中で自分の仕事を持つ子は学力が伸びる、という事実も面白かったです。これも実践してみたい。

 

更に、「目当て」と「約束」の違いのあたりには、「気付か」されました。ついつい、「約束」ばかりを指摘しがち。「目当て」をきちんと伝えれば、「約束」は自然と守られるんですね。

 

また、「一会入魂」という言葉も胸に刻んておきたい。その場、その場、どんなに小さなことでも力を抜かず、子供が話しをしていることに対しては、きちんと聴いてあげるようにしたい。 

 

それから、「ピグマリオン効果」の大切さもあらためて認識しました。

 

これらのことはできるだけこれからも意識して(そのうち無意識のうちに)取り組んでいけるようにしたいと思います。

 

 







Last updated  2010.11.10 13:33:29
コメント(0) | コメントを書く
カテゴリ:読書
4569626068どうして食べてくれないの?―子どもの食事--これだけ知っていれば大安心アネッテ・カスト・ツァーン ハルトムート・モルゲンロート 古川 まり PHP研究所 2003-01

 

 

息子の偏食が激しく、また、未知のものを食べようとしない、などの理由で、妻も私も悩んでいたため、何かヒントになればと思い、読みました。

 

この本で述べられているルールはいたってシンプル。

 

何を、いつ、どのように出すかは、親が決め、

出されたものの中で、何を、どのぐらい食べるかは、子供が決める、

 

というものです。

 

そして、親が美味しいそうに食事をする姿を子供にきちんと見せる、ことが大事とのことです。

 

これは非常に参考になりましたし、少なくとも、私の気持ちは楽になりました。

 

この本はドイツの方の著書であり、書かれていることすべてが全て日本においてあてはまるとは限らないですが、少なくとも、このシンプルなルールだけは、非常によいものと感じました。

 

この本を私も妻も読んだあと、できるだけ実践するようにしたところ、改善の兆しが見えてきた感じがします。

少なくとも、精神的に楽になったことは大きかったと思います。

 

今後も継続していきたいと思います。

 

 







Last updated  2010.11.09 09:41:00
コメント(0) | コメントを書く
2010.08.10
カテゴリ:読書

動的平衡

動的平衡

価格:1,600円(税込、送料別)

 

先日、ある技術セミナーに参加した際に、パネリストとして登壇されていた分子生物学者の福岡伸一・青山学院大学教授が面白い人だったので、その著書を読んでみることにした。

 

福岡教授は、動的平衡の状態にある人間の記憶について以下のように説明している。

 

『私たちが鮮烈に覚えている若い頃の記憶とは、何度も想起したことがある記憶のことである。あなたが何度もそれを思い出し、その都度いとおしみ、同時に改変してきた何かのことなのである。

ではいったい記憶とは何だろうか。細胞の中身は、絶え間のない流転にさらされているわけだから、そこに記憶を物質的に保持しておくことは不可能である。それはこれまで見てきたとおりだ。ならば記憶はどこにあるのか。

それはおそらく細胞の外側にある。正確にいえば、細胞と細胞とのあいだに。』

 

『私たちが今、この目で見ている世界はありのままの自然ではなく、加工され、デフォルメされているものなのだ。デフォルメしているのは脳の特殊な操作である。・・・ことさら差異を強調し、わざと不足を補って観察することが、・・・長い進化の途上、生き残るうえで有利だったからだ。』

 

『ずっと忘れていたにもかかわらず、回路の形はかつて作られた時と同じ星座となってほの暗い脳内に青白い光をほんの一瞬、発する。

たて、個々の神経細胞の中身のタンパク質分子が、合成と分解を受けてすっかり入れ替わっても、細胞と細胞とが形作る回路の形は保持される。

いや、その形すら長い年月のうちに少しずつ変容するかもしれない。しかし、おおよその星座のかたちはそのまま残る。』

 

分子レベルにおいては、常に生まれ変わっている我々の身体において、忘れない記憶はどのように「記録」されているのか、その仕組みを垣間見ることができた。ただ、この分野は未知のことが多く、現在も研究が進んでいるようなので、今後の研究成果の発表に期待したい。

 

『「体調や肌の調子が悪いのには何かが不足しているからだ。だからそれを補給しなければならない」―私たちはしばしばこのような欠乏の強迫観念にとらわれがちである。

最近、よく宣伝されているものにコラーゲンがある。コラーゲンを添加された食品の中には、ご丁寧にも「吸収しやすいように」わざわざ小さく細切れにされた「低分子化」コラーゲンというものまである。

コラーゲンは、細胞と細胞の間隙を満たすクッションの役割を果たす重要なタンパク質である。肌の張りはコラーゲンが支えているといってもよい。

ならば、コラーゲンを食べ物として外部からたくさん摂取すれば、衰えがちな肌の張りを取り戻すことができるだろうか。答えは端的に否である。

食品として摂取されたコラーゲンは消化管内で消化酵素の働きにより、ばらばらのアミノ酸に消化され吸収される。コラーゲンはあまり効率よく消化されないタンパク質である。消化できなかった部分は排泄されてしまう。

一方、吸収されたアミノ酸は血液に乗って全身に散らばっていく。そこで新しいタンパク質の合成材料になる。

しかし、コラーゲン由来のアミノ酸は、必ずしも体内のコラーゲンの原料とはならない。むしろほとんどコラーゲンにはならないと言ってよい。

なぜなら、コラーゲンを構成するアミノ酸はグリシン、プロリン、アラニンといった、どこにでもある、ありきたりなアミノ酸であり、あらゆる食品タンパク質から補給される。また、他のアミノ酸を作り替えることによって体内でも合成できる、つまり非・必須アミノ酸である。

もし、皮膚がコラーゲンを作り出したいときは、皮膚の細胞が血液中のアミノ酸を取り込んで必要量を合成するだけ。コラーゲン、あるいはそれを低分子化したものをいくら摂っても、それは体内のコラーゲンを補給することにはなりえないのである。

食べ物として摂取したタンパク質が、身体のどこかに届けられ、そこで不足するタンパク質を補う、という考え方はあまりに素人的な生命観である。』

 

『ついでに言うと、巷間には「コラーゲン配合」の化粧品まで氾濫しているが、コラーゲンが皮膚から吸収されることはありえない。分子生物学者の私としては「コラーゲン配合」と言われても「だからどうしたの?」としか応えようがない。

もしコラーゲン配合の化粧品で肌がツルツルになるなら、それはコラーゲンの働きによるものではなく、単に肌の皺をヒアウロン酸や尿素、グリセリンなどの保湿剤(ヌルヌル成分)で埋めたということである。

私たちがこのような健康幻想に取り憑かれる原因は何だろうか。そこには「身体の調子が悪いのは何か重要な栄養素が不足しているせいだ」という、不足・欠乏に対する強迫観念があるように思える。

そして、その背景には、生命をミクロな部品が組み合わさった機械仕掛けと捉える発想が抜き差しがたく私たちの生命観を支配していることが見て取れる。

健康を、強迫観念から解放し、等身大のライフ・スタイルとして取り戻すためには、私たちの思考を水路づけしてきた生命観と自然観のパラダイム・シフトが必要なのである。』

 

この説明にも驚きを隠せなかった。これが本当であれば、巷に溢れかえっている健康商品・化粧商品などの位置付けはどのようになるのだろうか。

この福岡教授の考え方にはいろいろと異論があるようだが、福岡教授の説明を素直に聞いている限り、真実のような感じを受ける。

 

『普通、ある種の生物に感染できる病原体は、別の種を宿主とすることができない。鍵が合わないからである。・・・ヒトの病気はヒトにうつる。ヒトを食べるということは、食べられるヒトの体内にいた病原体をそっくり自分の体内に移動させることである。その病原体はヒトの細胞に取りつく合鍵を持っているのだ。だから、ヒトはヒトを食べてはならない――。』

 

この説明も面白かった。関心した。ヒト(生物)が自然と行っていること、本能的に行っていることにはやはり意味が存在するのだろう。

 

『私たちの生命を構成している分子は、プラモデルのような静的なパーツではなく、例外なく絶え間ない分解と再構成のダイナミズムの中にあるという画期的な大発見がこのときなされたのだった。まったく比喩でなく、生命は行く川のごとく流れの中にあり、私たちが食べ続けなければならない理由は、この流れを止めないためだったのだ。そして、さらに重要なのは、この分子の流れが、流れながらも全体として秩序を維持するため、相互に関係性を保っているということだった。個体は、感覚としては外界と隔てられた実体として存在するように思える。しかし、ミクロのレベルでは、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかないのである。』

 

『生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子に置き換えられている。・・・だから、私たちの身体は分子的な実体としては、数ヶ月前の自分とはまったく別物になっている。分子は環境からやってきて、一時、淀みとして私たちを作り出し、次の瞬間にはまた環境へと解き放たれていく。』

 

これだけ機械社会になると、人間や生物の身体も機械論的に考えがちであるが、それを抑えるような考え方です。純粋な生物学者ならではの考え方といえるかもしれない。

 

『新たなタンパク質の合成がある一方で、細胞は自分自身のタンパク質を常に分解して捨て去っている。・・・合成と分解との動的な平衡状態が「生きている」ということであり、生命とはそのバランスの上に成り立つ「効果」であるからだ。』

 

『ここで私たちは改めて「生命とは何か?」という問いに答えることができる。「生命とは動的な平衡状態にあるシステムである」という回答である。 そして、ここにはもう一つの重要な啓示がある。それは可変的でサスティナブルを特徴とする生命というシステムは、その物質的構造基盤、つまり構成分子そのものに依存しているのではなく、その流れがもたらす「効果」であるということだ。生命現象とは構造ではなく「効果」なのである。』

 

生命とは、構造ではなく、効果である。至極納得です。例えば、小石も人間も、原子や分子が集まっているだけなのに、活動の有無が存在するのは、まさしく、構造にミソがあるのではなく、効果の部分に差異があるからなのです。

この説明は、私自身の生命観を大きく変えたように思います。

 

総じて、この本は読んでよかったです。久しぶりに刺激的な本に出会えた感じがします。

みなさんもぜひ読んでみてください。

 

 







Last updated  2010.08.10 16:45:42
コメント(0) | コメントを書く
カテゴリ:読書

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ

価格:777円(税込、送料別)

 

 

先日、ある技術セミナーに参加した際に、パネリストとして登壇されていた分子生物学者の福岡伸一・青山学院大学教授が面白い人だったので、その著書を読んでみることにした。

 

福岡教授は、生命の姿について以下のように述べている。

 

『生物が生きている限り、栄養学的要求とは無関係に、生体高分子も低分子代謝物質もともに変化して止まない。生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の姿である。』

 

『肉体というものについて私たちは自らの感覚として、外界と隔てられた個物としての実体があるように感じている。しかし、分子レベルではその実感は全く担保されていない。私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかない。しかも、それは高速で入れ替わっている。この流れ自体が「生きている」ということであり、常に分子を外部から与えないと、出ていく分子との収支が合わなくなる。断食した場合、外部からの「入り」がなくなるものの、「出」は継続される。身体はできるだけその損失を食い止めようとするが「流れ」の掟に背くことはできない。私たちの体のタンパク質は徐々に失われていってしまう。したがって飢餓による生命の危機は、エネルギー不足のファクターよりもタンパク質欠乏によるファクターの方が大きいのである。エネルギーは体脂肪として蓄積でき、ある程度の飢餓に備えうるが、タンパク質はためることができない。シェーンハイマーは言っている。《生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の姿である》』

 

『生命とは動的平衡にある流れである。生命を構成するタンパク質は作られる際から壊される。それは生命がその秩序を維持するための唯一の方法であった。しかし、なぜ生命は絶え間なく壊され続けながらも、もとの平衡を維持することができるのだろうか。その答えはタンパク質のかたちが体現している相補性にある。生命は、その内部に張り巡らされたかたちの相補性によって支えられており、その相補性によって、絶え間のない流れの中で、動的な平衡状態を保ちえているのである。』

 

『よく私たちはしばしば知人と久闊を叙するとき、「お変わりありませんね」などと挨拶を交わすが、半年、あるいは一年ほど会わずにいれば、分子のレベルでは我々はすっかり入れ替わっていて、お変わりありまくりなのである。かつてあなたの一部であった原子や分子はもうすでにあなたの内部には存在しない。』

 

これには正直驚きました。日々生まれ変わっていく姿がよく見える皮膚や髪の毛、爪などは想像できても、脳や心臓含め、自分の身体すべてが日々、流れの中にあって、常に変化し、動的平衡を保持しているとは、まったくイメージできていませんでした。

 

『さまざまな分子、すなわち生命現象をつかさどるミクロなジグソーピースは、ある特定の場所に、特定のタイミングを見計らって作り出される。そこでは新たに作り出されたピースとの間に、形の相補性に基づいた相互作用が生まれる。その相互作用は常に離合と集散を繰り返しつつネットワークを広げ、動的な平衡状態を導き出す。一定の動的平衡状態が完成すると、そのことがシグナルとなって次の動的平衡状態へのステージが開始される。

この途上の、ある場所とあるタイミングで作り出されるはずのピースが一種類、出現しなければどのような事態が起こるだろうか。動的な平衡状態は、その欠落をできるだけ埋めるようにその平衡点を移動し、調節を行おうとするだろう。そのような緩衝能が、動的システムの本質だからである。平衡は、その要素があれば、それを閉じる方向に移動し、過剰があればそれを吸収する方向に移動する。』

 

通常、ジグソーピースがなくなれば、その欠落状態がずっとそのまま続くと思いがちだが、生命という動的システムでは、平衡という基準に基づいて、自由自在・臨機応変に対応し、その穴を埋めていく。まったくもって神秘としかいいようがない。

 

『生命現象もすべては物理の法則に帰順するのであれば、生命を構成する原始もまた絶え間のないランダムな熱運動(ここに挙げたブラウン運動や拡散)から免れることはできない。つまり細胞の内部は常に揺れ動いていることになる。それにもかかわらず、生命は秩序を構成している。その大前提として、"われわれの身体は原始にくらべてずっと大きくなければならない"というのである。平均から離れてこのような例外的なふるまいをする粒子の頻度は、平方根の法則(ルートnの法則)と呼ばれるものにしたがう。つまり、百個の粒子があれば、そのうちおよそルート100、すなわち十個程度の粒子は、平均から外れたふるまいをしていることが見出される。これは純粋に統計学から導かれることである。

では、生命体が百万個の原始から構成されているとすればどうだろうか。平均から外れる粒子数はルート100万、すなわち1000となる。すると誤差率は、1000÷100万=0.1%となり、格段に下がる。実際の生命現象では、百万どころかその何億倍もの原子と分子が参画している。

生命体が、原子ひとつに比べてずっと大きい物理学上の理由がここにあるとシュレーディンガーは指摘したのである。』

 

中学生か高校生の頃に、同じような疑問をいただいたことがあって、当時はネットがなく、専門書を調べる能力・気力もなかったため、そのままに残っていたが、この話しを読んで、大きく頷いた。

ただ、「平方根の法則」については自分の中ではまだ「なぜ?」という気持ちがあるので、これから調べてみようと思います。

 

『生きている生命は絶えずエントロピーを増大させつつある。つまり、死の状態を意味するエントロピー最大という危険な状態に近づいていく傾向がある。生物がこのような状態に陥らないようにする、すなわち生き続けていくための唯一の方法は、周囲の環境から負のエントロピー=秩序を取り入れることである。実際、生物は常に負のエントロピーを“食べる”ことによって生きている。』

 

生きること、死ぬこと、食べること、の生物学的な意味がよくわかる説明です。

なぜ、生物は食べ続けなければならないのか、というのは、やはり幼い頃に抱いたことのある疑問のひとつでしたが、今回、解決しました。

 

『機械には時間がない。原理的にはどの部分からでも作ることができ、完成した後からでも部品を抜き取ったり、交換することができる。そこには二度とやり直すことのできない一回性というものがない。

生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折り畳まれ、一度折り畳んだら二度と開く事のできないものとして生物はある。生命はどのようなものかと問われれば、そう答えることができる。』

 

『動的平衡である生物には、不可逆な時間の流れがあり、一度折りたたんだら二度と解くことはできない。』

 

機械論への反論です。このあたりはいろいろと議論があるようなのですが、私は福岡教授の考え方に賛成です。

生命とは何か、生物とは何か、を理解できるような感じがします。

 

 







Last updated  2010.08.10 16:40:20
コメント(0) | コメントを書く
2009.11.17
カテゴリ:読書
最近、社内外でいくつかのプロジェクトのリーダーを担当させていただいており、効果的かつ効率的にプロジェクトを走らせたいと思い、その関係の本をあらためて独自フォトリーディングでもって乱読的に読み漁っていました。

以前、サービス開発のプロジェクトマネジメントは経験したことがありますが、最近やらせていただいているのは、会社の長期ビジョン、技術戦略、知財積極的活用、標準化会合など多種に渡り、それぞれ独特の性格を持っているため、プロジェクトの進め方はプロジェクトごとに考えていく必要があり、それらを同時期に並行して進めなければならないので、なかなか大変です。

プロジェクトマネジメント、リーダーシップに王道はないと思うので、下記の本で、良さそうと感じた部分については即実践で試してみて、プロジェクトごとの自分なりのやり方というものを見つけていきたいと考えています。




ハーバード流マネジメント「入門」




MBAリーダーシップ




ファシリテーション・リーダーシップ




リーダーシップが面白いほど身につく本〈基本編〉




リーダーシップ入門




あなたがリーダーに生まれ変わるとき




ファシリテーション入門




ファシリテーション力が面白いほど身につく本




コーチング・バイブル第2版







Last updated  2009.11.17 15:13:08
コメント(0) | コメントを書く
2009.10.20
カテゴリ:読書

先日読んだはじめての課長の教科書に続いて酒井穣さんのあたらしい戦略の教科書
を読みました。



こちらのほうについても理論書・体系書ではないが「教科書」と名付けられている点に少し違和感があり、また、内容的にも実質的には「戦略」ではなく、広い意味での「マネジメント」であると感じたため、著書名からの期待は裏切られた。

ただし、ビジネスマンが日々の業務をこなす際に頭においておいたほうがよいノウハウ、しかもかなり実践的なノウハウが比較的多く記載されているため、その点では役に立つ本ではないだろうか。
また、この方の文章は非常にわかりやすく読みやすく、量的にも少なく、さっと読めてしまうので通勤時のおともに最適だと思う。







Last updated  2009.10.21 00:52:20
コメント(0) | コメントを書く

全11件 (11件中 1-10件目)

1 2 >

Profile


GolferPA

Category

Archives

・2019.06
・2019.05
・2019.04
・2019.03
・2019.02
・2019.01
・2018.12
・2018.11
・2018.10
・2018.09

Freepage List

Favorite Blog

ぱてんと@お兄 ぱてんと@お兄さん
弁理士試験短期集中 YKK2008さん
2010年,神戸の弁理… kobe2010さん
弁理士を目指す銀行… 多摩三郎01さん
☆たんぽぽ荘☆ ☆めぐたん☆522さん

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.