■1st.予選
快晴。前日とはまったく違う、どこか凛とした空気が漂う朝のフェニックス。DUNLOP PHOENIX TOURNAMENTNOVEMBER 16-19,2006PHOENIX SEAGAIA RESORT宮崎市内もゴルフWEEKとなり、1年で1番活気づくそうだ。警備の人も大会関係者も、メディアの人々もみんなどこかせわしない。いい緊張感に包まれている。報道カメラマン以外カメラ撮影は禁止となる。なので試合の前後に、少しだけ会場の雰囲気を撮りました。松林の僅かな隙間から隣のホールまで見える緑の絨毯1-9 住吉コース 10-18 高千穂コース選手全員がホールアウト後の#18 奥には日向灘初日から5000人以上が訪れる大盛況ぶり。上位陣のスコアアメリカツアーの賞金王、Tiger Woods -3ヨーロッパツアーの賞金王、Padraig Harrington -4日本ツアーの賞金王、片山晋呉 -5タイガーもハリントンも、最終ホールのpar4では、決して易しくないパッティングを決めバーディ、晋呉さんのゴルフは終始安定していて、終始同組の選手と談笑しながらもマイペースでバーディを重ねる。各国の最強のオトコたちは初日から凄かった。5000人を一気に魅了する。前代未聞だったのは#13番でのハプニング。私はグリーン真横で観戦中。前述の片山晋呉さん、P・ハリントン、矢野東さんが、グリーン上でパターのラインを真剣によんでいる時でした。ゴルフのプレイ中でも、選手やキャディはもちろん、ギャラリーを含め、1番静かに見守るデリケートな瞬間です。と、そこに突然松林の上から放物線を描いた物体、ポトっと音がして白いボールがグリーンに降って落ち、ピンよりも奥に静かに転がっていく。さらに現場はシーーーーーンと静まりかえった。そこにいた全ての人が、何が起こったのか理解するまでに時間がかかっていたのだ。そして事態をのみこむと一気に騒然とする。「もしや、、、、、 タイガーのティーショット???? ワンオンしちゃったのね・・・。」そんな感じでギャラリーもざわつく。選手たちもビックリ。でも、大事なパッティングが残ってる。3人が仕切りなおしていると、フェアウエイ後方からタイガーや関係者の姿が見え、なんともいえない表情でグリーンに近づいてきた。「Oh,my got!!!」打ち込んだタイガー自身もびっくりな様子で声に出し、グリーンにいた選手達に謝罪した。3人とも笑顔で、「No,Ploblem」と言った様子で淡々とプレー続行。ナイス・バーディなんかも飛び出し、何事もなかったようにコトが過ぎる。強い、強すぎる、流石です。タイガーだって、あわやイーグルを逃しのラクラク・バーディ。なんとも言えず不思議な光景を見たものだ。まっ、誰かに当たらなくて本当によかった・・・です。飛ばしやさんは要注意のフェニックス#13番ですよぉ!