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2025.06.22
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テーマ:ゴルフ(7186)
カテゴリ:練習と上達法

こんにちは、ごるふびとです。

「フェアウェイにさえ置ければOK」

そう思って、安全第一でドライバーを振っていませんか?

実は近年のデータから、「フェアウェイキープ率よりも飛距離の方がスコアに大きく影響している」ことが明らかになっています。

今回は、飛距離がどれだけスコアに貢献するのかを、統計と実例を交えてわかりやすく解説します。


飛距離 vs フェアウェイキープ率|どっちがスコアに効く?

USGAとR&Aの共同レポート「The Value of Distance」によると、

飛距離が10ヤード伸びるごとに、スコアが約0.3打改善します。

一方で、フェアウェイキープ率が上がっても、その効果は約0.1打とわずかです。

マーク・ブローディ氏の著書『Every Shot Counts』でも、飛ばせる選手ほどスコアが良いというデータが紹介されています。

要するに、

「多少ラフに入っても、できるだけ前に飛ばす方が期待値が高い

というのが、今のゴルフ界のスタンダードなんです。


「ラフでも問題ない」ってホント?

PGA選手ほどの技術がなくても、

実は私たちアマチュアにとってもラフは大きなペナルティじゃないことも多いです。

たとえば:

  • 160ヤード残るフェアウェイより、

  • 140ヤード残るラフの方が、

    パーオンの可能性が高いケースをアマチュアの方も薄々感じているのではないでしょうか?

これは、短い番手で打てる=ミスの幅が狭くなるというシンプルな理屈です。


アマチュアでも“飛距離重視”でOK?

結論から言えば、YESで、むしろアマチュアこそ積極的に狙うべきです。

もちろん、無理に振り回してスイングを崩すのはNGですが、

筋力アップ・スイング改善を通じて飛距離を伸ばすことは、スコアに直結します

(週末ゴルファーだと、ショットのコントロール精度を上げるほどあまり練習できないので)

たとえば: 400ヤードのPar4で

飛距離

残り距離

番手

パーオン率(例)

200yd

2打目200yd

5w

10%

250yd

2打目150yd

7i

35%

飛距離=次のショットを短い番手で打てるチャンスが増える。

だから結果的にスコアが安定していくんです。


フェアウェイキープは無視していい?

もちろん完全に無視はNGです

でも、「まっすぐ打つこと」にこだわりすぎて、スイングが縮こまってしまうと逆効果です。

とくに、スコア90〜100台の方にとっては、

多少ラフに入っても、“前へ進める”方がリターンが大きいといえるでしょう。


フェアウェイキープの限界

日本ツアーで9季連続「フェアウェイキープ率1位」の稲森佑貴選手。

2025年もキープ率78.2%という驚異の安定感を誇ります。

でも――

ドライビングディスタンスは261ヤード(111位)、賞金ランキングは37位

(もちろん、第一線で長らくシードを獲得していることはものすごいことですが)


このデータからわかるのは、

いくらフェアウェイを守っても、飛距離がなければ勝ち切れない」という現実ではないでしょうか?


PGAツアーの優勝選手はやっぱり“飛ばしている”

2024年、PGAツアー全体の平均飛距離は約292.9ヤード

一方、優勝経験のある選手たちは…

  • ローリー・マキロイ選手:平均320.2ヤード

  • ステファン・イェーガー選手:平均310.3ヤード

いずれも、ツアー平均を大きく超える飛距離を記録しています。

これはもう、明らかな傾向といえますね。


まとめ|“曲がらない”より“飛ばす”が現代のスタンダード

✅ 飛距離10ヤードアップ=スコア0.3打改善

✅ フェアウェイキープ率よりも、ラフからでも“前へ”が有利

✅ アマチュアこそ、飛距離アップでスコアが安定する

もちろん、楽しむゴルフなら「まっすぐ気持ちよく打てた!」だけで十分です。

でも、

「もう少しスコアを良くしたい」
「競技にも出てみたい」

そんなあなたには、“飛距離重視”の視点が新しい武器になるはずです。



 






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最終更新日  2025.06.22 00:00:12
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