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gomagoma0205

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2004年05月03日
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カテゴリ:非常識系
 3ヶ月に一、二度程度の割合で、ときどきコンサートに行く。クラシックか邦楽だ(どういう取り合わせ。。。) 邦楽の公演では、変な人に会ったことがないのだが、クラシックの方だと毎回必ず、変な人が隣に座ると言っても過言ではない。

●たいこおやじ

 とあるオペラの公演。はるばる海外から、大所帯がやってくるのだから当然だが、チケットはものすごく高い。4つの演目のうち、3つを見たかったので、「ものすごく高い」かけることの3倍である。泣く泣くB席を取った(それでも確か2万円。総額6万円)。

 天皇皇后両陛下、某国大使も臨席した初日は満員御礼だったので、B席周辺にもS席を取り損なった人たちがあふれていた。上品な奥様たちの「ごめんなさいね、こんな席で。どうしてもS席がとれなくって」なんて声が、あちらこちらから聞こえた(「こんな席」で悪かったな)。

 ところが、私の行った残り2回の公演となると、S席クラスの方々はS席にお戻りになったか、他の演目には興味がなかったかして、B席周辺にはB席な人たちが結集したのだった。

 2回目の公演で私の隣に座ったのは、50代のサラリーマン風。革張りのアタッシェケースを膝に置いて、きちんと座っていた。でも、きちんとして見えたのは、公演が始まるまでのこと。オーケストラの演奏と同時に、おやじ、ケースを指の腹で、ぽんぽこたたき始める。カバンはカラだったのかもしれない。やたら良く響いた。

 リズムを取るのは必ずしも悪いことではないのだが、マズいことにはその人、音痴らしかった。リズムが取れない。ずれる。そういうのは音痴とは言わないのかもしれないけど、びみょーに拍がずれる。それも、ずれるたびごとに、ずれ方が異なる。演奏のリズムに合わせられない、と言ったレベルでさえなく、指が不規則に痙攣している物音のようなのだ。

 私も結構音痴だが、リズムはちゃんと取れる方なので、おじさん側の腕にじんましんがでそうになった。

 2万円も払ってまで、どうして音痴の太鼓を聞かされなければならないのか。とても解せない。

●メロンパンおばさん

 その公演の3回目では、正座ばばあ(座席の上で正座する)が隣に来て、暗闇でせんべいをしゃぶっている臭いをかがされたとき、私は重要な教訓を得た。「安い席は取るものではない」

 以来、「必ずS席」「高すぎたら行かない」をモットーにしているのだが、困るのは全席均一料金、というタイプの公演。それも、均一が安かったりすると、ヤバイ。

 先日、一人でとあるコンサートに行った。全席指定の均一料金である。運のいいことに、私の左側のグループに一人、欠席者が出たらしく、左隣は無人だった。右隣も、50代のまともそうな女性だったので一安心。前の列と後ろの列に、ちょっと変な人がいたけれど、隣に座られるよりはマシだ。

 が、またもや私は、人を見る目のなさを証明してしまった。右隣の女の人は、同年代の女友達と二人連れだったのだが、何が可笑しいのか、コンサートが始まると、互いの脇腹を肘でつつき合って、くすくすくすくす笑い始めたのだ。

 それだけならまだ良いが、「うえー」と変な音を立ててあくびするし、頻繁に足を組み替えては、右足の番が来ると必ず、私の足を蹴った。そのたびに「すいません」と深々、お辞儀をしてくれるのが、またまた五月蠅かった。

 休憩時間を挟んで後半が始まり、しばらくすると、おばさんの連れが、おばさんの方に向かって(つまり、私の方にでもある)「お腹空いちゃった」とのたまった。かなり大きな「ささやき声」だったから、周囲の人にも聞こえたと思う。すると蹴るおばさんがやおら、床に置いてあった大きな紙袋めがけて突っ伏した。何かを取り出そうとしている。

 がさがさ、わさ、しゃり、がさがさがさがさっ

 悪いことに、紙袋の中には、スーパーのビニール袋的なものも、はいっているらしかった。

 しばらくして蹴るおばさんは、誇らしげに「あった」とささやき、上半身を膝の上に突っ伏したようなポーズのまま、隣のおばさんのひざを肘でつついた。お腹がすいたというおばさんも、蹴るおばさんと同様、床に向かって突っ伏した。二人は上体を折り曲げたまま、前の座席の背もたれに頭突きするような格好で、何かを食べ始めた。メロンパンの臭いがした。

 と言うことを友人に話すと、またまた非難は私に集中する。「どーしてそう、周りのことを気にするわけ?」とか、「ステージに集中していれば、少なくとも隣の人を肘でつっつくとか、そんなところは見ずに済むでしょうが」とか言われる。でも私、視野が広いんだからしょうがないじゃないか。

 私は鈍くさい割に、じみーな身体能力が平均より優れていたりする。視野の広さもたぶん、その一つだ。しかしこれが、何かの役に立った記憶は、つとに無い。速読教室にでも通うと良いのだろうか?

 いずれにせよ、私が変な人と遭遇するのは、普通は気づかずやり過ごすような出来事を、私が意識的にピックアップしすぎているのだ、という、友人たちの説には断固、反対する。だいたい、クラシックのコンサート会場で、メロンパンを食べる、それも座ったまま屈伸運動しているようなポーズで食べる人が、日本の人口の中に何人いるだろうか? そして、その人たちと同じ公演に行き、隣り合わせる確率がどの程度のものか想像してみれば、私が神経質すぎる訳では決してないことは、自明ではないだろうか?





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最終更新日  2004年05月19日 14時30分18秒
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