カテゴリ:分類不能系
先日の、人からプレゼントをかすめ取ろうと、虎視眈々としている人は、少なくともモノをもらったり、何かしてもらえば感謝はする。が、ときどき、感謝の心がまったく無い人を見かける。
実を言うと、私の身の回りにはそういう人がたくさんいる。何か贈り物をしたり、旅行のお土産をあげても無言、なんて人はザラで、仕事上、有利になるよう援助したのに、ありがとうのひと言も無かったり、相当に時間のかかる作業をして相手の便宜をはかったのに、これまたありがとうのひと言もないとか。 ただ、そう言う人たちを見ていて私が思うのは、彼らは決して感謝していないのではなくって、「感謝するべきことをされた」という自覚がないのではないか、ということだ。彼ら(と言うか、たいてい「彼女たち」)だって、親切にされればお礼を言うだろう。でも、親切にされた自覚がなければ、当然「ありがとう」の言葉は出てこない。 要するに、ちょっとバカなんじゃないかと思うが、相手によかれと思って骨を折ったこちらにしてみれば、自分の方がばーかみたいな話である。 でも、そういう私にも似たようなところがあるかもしれない。私の場合、親切に気づかないというより、わたわたバタバタと泡を食っていて、お礼を言うチャンスを逸してしまうパターンが多いのだけれど、気をつけなくっちゃ。 それはともかく、「何かをしてあげた」と思う心は押しつけがましい。そういう気持ちは無いつもりでも、相手からの、ちょっとしたお礼の言葉を期待するのはやはり、「してあげた」という気持ちが、多少はあるからなのかもしれない。と、自分を反省することにした私だが、同時に親切とは、相手を見てするものだとも思うのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月28日 20時56分37秒
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