カテゴリ:非常識系
「間違いない」の長井なんとかさんのネタに、「おばさんはクイズみたいだ」というようなのがある。
「あれがさー、こうしてさー、それじゃない?」みたいなしゃべり方をするので、話の内容が超漠然としたクイズか、判じ物のようだ、と言うのだ。それを聞いたとき、私は家の母を思い出した。本当にそういうしゃべり方をするのだ。 「革のオンナの臭いやつ」という言い方を良くする。これで「ブーツ?」と正解を出してしまう自分が悲しい。それほどまでに、母のモノイイに慣らされているなんて、あまり褒めたことではない。 そんな私でも、複雑な説明をしようとする母を理解することは、非常に難しい。家の母は○の○んたファンで、昼間の健康番組は毎日バッチリ見ており、私が帰宅すると、それを一生懸命に説明してくれようとする。だが、「ああ、今日はニンニクの話だったんだな」という程度のことは分かっても、ニンニクの何がどのように良いのか、さっぱり分からないのだ。 昨日、スパスパ人間学でココアをやっていた。遅くなる予定だったので「見ておいてね」と言ったのだが、帰ってきて説明を聞いても、何がなんだか、さっぱり分からなかった。 しかも昨日は、○の○んたの番組にも、スパスパに出たのと同じ先生が登場して、ココアが良い、という話をしたそうだから、事態はよけいに悪化した。両方が錯綜してしまって、何がなんだかよけいに分からないのである。 「お湯とミルクでとくの」(ちなみにこれは昼の番組の方の話題) 「う? お湯で溶いてから、ミルクを入れるの?」 「何いってんの!(怒るなよ)お湯で溶くのと、ミルクで溶くのがあるでしょ」←それっきり黙る 「えーと、で、どっちが良いの?」←話を先に進めようと、修辞的な問いかけをする私 「だからっ! 両方良いのよ、アンタ、バカじゃないのっ?」 「ココアはお湯で溶くのと、ミルクで溶くのがある」という発言から、「なーるほど、ココアはお湯で溶く場合と、ミルクで溶く場合とでは、効能が違うのだとは、これは恐れ入った!」と理解できないようでは、そいつはバカだ、というのが母の論理。 私、バカでも良いです…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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