|
テーマ:今日聴いた音楽(75553)
カテゴリ:音楽♪
ちょっと関係ない話から・・・・
本にしろ音楽にしろ、その表現者の1つの作品を好きになってしまったら、良いも悪いも別にして、私はたいていその人のすべての作品が好きになる。 例えば矢野顕子を好きになったのは『HomeSweetHome』の中で「今、私たちは新しい家を作る」と「たとえ一人きりになったとしてもHomeSweetHome」このフレーズにノックアウトされた。母親という存在はどこにいても、その存在だけで「家」になる、という意味だと思うのだけれど、それを耳にしたとき、心が詰まった。以来、彼女の歌はたいてい好きだ。 アジカンの歌。 最初はメロディが好きだった。懐かしい感じと新しい感じが不思議に調和してる。CDだけじゃ何言ってるのかわかりにくい。ただ単に好きだなーって程度。 Vo.の後藤くんが歌詞を書いてるらしい。彼はTVで見る限り、(私が勝手に持ったただの印象だよ)ちょいオタクボーイっぽいんだ。ゴーイングマイウェイタイプ。やる気とか根性とかいう言葉からは遠く離れた場所に存在するような印象。 NewAlbum『ソルファ』を聴いた時、いい曲ばかりでよかったな、と普通の感想を持っていた。アジカン好きな人のレビューとか見たら皆さん、来年のツアータイトルである『Re:Re:』が良いそうな。うん、良いです。確かに。ギターが一定のリズムで刻むメロディがなんとも印象的。 他には『ループ&ループ』。どうやらCMに起用されたらしいけど、私は知らない。でも、この曲もどこか馴染み深い音なんだなぁ。 そして、『リライト』。 これは「鋼の錬金術師」のオープニングナンバー。私ですら「♪リライトして~」っていうところは知ってた。その部分に入るときのギターサウンドのパワーが何ともゾクッとする。 それで歌詞を見た。 後藤くん、あんた、こんなに素敵な歌詞を叫んでたんだねぇ・・・ 「全身全霊を、くれよ!」 あたしゃ、ノックダウンされてクラクラです。 学生時代、私はすっごく多忙だった。寝る間がなかった。でも学校を卒業して、一気に暇になった。そしたら心の底にポツンと穴が開いたみたいになって、気が抜けたような感覚に陥った。それが「大人になったのかな」なんて思ったりもした。 いまだにその感覚は私の根底にあるのだが、いつも一生懸命になれるものが欲しかった。 その気持ちをストレートに表した言葉なんだ。 『リライト』の歌詞は最初から好きだな。自分という凡庸な可能性に対峙する歌、って感じ。 ・・・後藤くん、痛いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月25日 16時03分53秒
[音楽♪] カテゴリの最新記事
|