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株式会社SEES.ii

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2017.05.08
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短編一覧     ss一覧     中編はこちら     前編はこちら
―――――

 もう何時間ものあいだ、老人はベランダの前に置いたイスに座り、快晴の空と雲を
見つめていた。
 ――あなたの願望を安全に、誰も傷つけることなく、完璧に実現できるチャンスをお知らせする
ための手紙です。

 何者かが手紙に書いて送ってきた言葉が、頭の中をグルグルとまわった。
 ――その身の罪を自らの手で終結させる自由を提供いたします。
 
それは悪魔のささやきのように聞こえた。
「……畜生、お前は、いったい誰だ?」
 呻くように息を吸うと、背後を振り返り、テーブルに置かれた仲間たちとの写真を
見つめ……ふと思いついて、それを手に取った。
「……許してくれるのか?……俺を……許してくれるのか?」
 小さな額縁に入った仲間たちの写真を胸に抱き、小さな爆弾の入った鞄を手に取り、老人は
部屋を出た。

 午後3時になろうという時間帯のためか、マンションの廊下には人の影がなかった。ただ
午後の太陽が、白い壁に眩い光を投げかけているだけだった。
 静まり返った廊下に老人の靴音が、コツコツと響く。右手側にはアルミの扉が延々と
並んでいる。老人はその厚いドアの向こう側で楽しく笑い、テレビを見たり、昼寝をしたり、
本を読んだりしている人々を思った。
「……お前らの幸せなんて、一瞬で消えるんだ。だから……せいぜい……楽しめよ」
 エレベーターでエントランスに降り、自動ドアを抜けて外に出る。歩いている人の姿は
ほとんどない。工業地帯から吹く風が、老人の喉をむせさせた。
「……生きてたってしょうがねえんだ」
 老人は咳き込みながら、歩き出した。

―――――

 空は晴れ、雲は流れ、湿り気の強い風が吹いている。ほとんど眠っていないせいか、
喉にからむような空気の湿気が気持ち悪かった。老人は込み上げる唾を飲み込みながら、
緑区にあるみどりヶ丘公園墓地の目的地に向かって歩き始めた。目的の人物の墓までは
わずか数10mだったが、あまりに多くのゴミが落ちているのを見過ごすことができず、
習慣であるハズの墓参りにも毎回1時間程度かかるのが常だった。
 ――俺は死ぬのか?
 あと半日もすれば、この爆弾は爆発する。そして、俺の罪を体ごと破壊して……俺を、
体ごと殺してくれる……。
 ……殺してくれる?
 足元に落ちていたビニール袋を拾い上げ、さらに落ちていた煙草のパッケージを袋の
中に放り込みながら老人は思った。
 ――どうします? 残りの人生を謳歌しますか? それとも、誰にも知られていなかった
真実を解放し、最後の贖罪を望まれますか?
 ゴミをビニール袋に次々と放り込みながら老人は、「子供が生まれる」と話していた
仲間のことや、「結婚する」と笑っていた仲間のことや、「順風満帆だな」と話していた
仲間のことを考えた。
 ……殺してくれる?
 彼らのことや、生まれてくるだろう彼らの子供や、彼らの両親や、彼らの恋人や、彼らの
妻や、友や、先輩や、後輩や、上司や……彼らの未来について、老人は考えを巡らせた。
 ――もうお察しではありませんか?
 
墓石のない空白の区画に大量のゴミが散乱している。いくつかのコンビニの袋に入れられた
生活ゴミだった。墓参りに来た者が、車のゴミと一緒にこっそり捨てていったのだろう。
小さい袋はカラスにつつかれ、飲み終えたペットボトルやライターやタバコの吸い殻や、
使用済みらしきティッシュの塊や菓子の袋や、ハンバーガーの袋やコンビニ弁当の箱や、
食い残したと思われる野菜クズや魚の切り身が墓地の通路に散乱している。
「……バチあたりなことしやがって」
 大量のゴミを前に老人は呆然と立ち尽くした。いったい何から片付ければいいのかわから
なかった。
 その時、すぐ背後から若い男女の声が聞こえた。振り向くと、そこには10数人の高校生
たちが立っていた。全員が同じジャージを着ている。
「……ありがとーございます。それ、もらいますよ」
 何の表情もなく老人の前に立った高校生の男子が、老人の目を真っすぐに見つめ――大きな
掌を差し出した。老人は彼らを見まわし、絞り出すかのような細い声で「……ああ、ありがとう」
と答えてゴミを手渡した。
「……俺たち豊明高なんす。今日はボランティアでここのゴミ掃除してたんで、助かりました。
後は俺たちが片すんで、おじいさんはゆっくり墓参りしてて下さい」
 老人は辺りを見まわした。さっきは気づかなかったが、墓地のいたるところで大きな
ビニール袋を手にした10人以上の男女がいて、笑ったりふざけたりしながら枯れた仏花や
空き瓶を拾い集めている。
 不意に、老人の瞳に涙が込み上げた。涙を見せまいと素早くしゃがみ込み、「ありがとう」
と言った。目の前の高校生は「はいはい」と答えてその場を去った。
 高校生たちは「だりい」とか、「帰りたい」とか、「たわけが多いなー」とか言いながら
ゴミを拾い続けていた。ゴミを投げて野球のマネごとをしたり、遊び半分、ふざけ半分で、
真剣な者などいない。だが――老人は嬉しかった。社会には、こんなにも美しい光景があるのか、
と思った。

 
 目的の人物の墓石の前で、老人は膝を屈した。かつての仲間たちの中で唯一、名古屋で
墓を持つ者の墓だった。墓碑銘の側面に刻まれた享年は、『24歳』だった。
「……世の中捨てたものじゃないってことぐらい、わかってるんだ……俺は、死にたくなんか
ねえんだよ……どんなに辛くても、どんなに恥をさらそうと、生きていたいんだ。だから、
だから……俺は……でも……でも……」
 呟きながら、老人は自身に問い続けた。

―――――

 彼岸やお盆の季節には墓参りとして賑わうみどりヶ丘墓地の駐車場を、夕日の光が照らして
いる。人の姿はまったくなく、すぐ隣接する勅使ヶ池の水音だけが不規則に聞こえている。
痛み出した足を引きずるようにして、老人は駐車場を歩き、背の低いフェンスをよじ登った。
 フェンスの向こう側には狭い雑木林と、勅使ヶ池の氾濫防止用の堤防がある。
 老人は堤防のコンクリートの上に腰を下ろし、鞄の中から仲間たちの写真を取り出し、
傍らに置いた。
 ……いったい、俺はどうしたいんだ?
 仲間たちの写真に再び囁きかけた時、どこからか、『忘れたのか?』という声が聞こえた。
 老人は心の奥底から発せられたその声を無視しようとした。だが、声は老人が黙殺することを
許しはしなかった。
 ――おいおい、まさか忘れちまったのか? お前があの日、何をしたのか。お前がどうして
ひとりだけ生きて帰ってこれたのか。それを忘れちまったってのか?
 瞬間、老人の全身から力が消え、思考が停止し、額に大量の汗が滲んだ。
 ――あの日、お前は何をした?
 靴のつま先に池の水が触れ、老人は恐怖した。まるで池の底に引きずり込まれるのではないかと
すら、錯覚し、おびえた。
 ――あの日、お前は何をした?
 ついに胃が痙攣を始めた。老人は慌てて立ち上がり、そのまま前のめりに屈み込んで嘔吐した。
胃はいつまでも苦しげな痙攣を続け、黄色く苦い泡が池の中で流れて消えた。だが――この
忌まわしい声は消えてはいなかった。
 ――あの日、お前は仲間たちに、何をした?
 老人はコンクリートに置いた仲間たちの写真を見つめ、堤防に座り直して、口元を両手で
ゴシゴシと拭った。
「……そうだ……俺は最低なんだ……最低の人間だったんだ」
 そして老人は――この40数年間、誰にも言えなかったことを、いや、言うまいとしていた
ことを――自身に言い聞かせる覚悟を決めた。

―――――

 突然、爆発があった――。
 男と仲間たちを乗せた釣り船は大きく横に傾いた。慌てた男たちはすぐに船長のいる
操舵室へと目を向けた。そこには、メチャクチャに破壊された操舵室と、両腕を失くし、
全身を血まみれにした船長の姿があった。船長は低い呻き声をたて、ゆっくりと甲板に
倒れ込んだ。男たちは船長の体に触れてみるも、何をどうすればいいのかわからなかった。
 船長の呼吸が止まったと誰かが言ったと同時に――また爆発があった。一際大きく傾いた
船に、同乗していた誰しもが恐怖した。
「救命胴衣はどこだっ!」
 仲間のひとりが叫んだが、その問いに反応できる者は皆無だった。
 そう。船舶職員法と小型船舶操縦者法が改正されたのは2003年、それ以前は救命胴衣の
着用は必ずしも義務ではなく、推奨すらされていなかった。だとしても、船長が生死不明の
状態では、男たちに探し出す手段などなかった。
 その時、また船が大きく揺れた。大きな波が船体に触れるたび――船首が反るように上昇し、
船尾に水面が接近した。
「沈没するぞっ!」
 また誰かが叫んだ。「浮き輪を外せっ! みんなで一斉に飛び込むぞっ!」
 みな――心に強く命令することでパニックを防ぎ、団結し、助かろうと必死に動いた。
 だが、肝心の浮き輪が船体から外れない。長期間放置されていたせいで潮が固まり、固定
していたロープはサビついた針金のように固く太かった。そうこうしている間にも、海水が
足元にまで這い、船体はズブズブと海面に飲み込まれていく。
 男は、甲板に倒れていた船長の体が、押し寄せる海水に流され、押し出されるように船外へ
放り出される様子を見た。


 ついに、男たちは船を捨て、浮き輪を諦め、海面へと飛び込んだ――。
 ようやく外すことに成功した浮き輪は、ひとつだけ。たったひとつのコルク製の浮き輪だけ
が、男たちの希望であり命綱だった。
 6人の成人男性を浮かせるには到底――浮力が足りない。足りるハズがない。このまま片手だけ
で浮き輪を掴み、全員で岸まで泳ぎ切ることなど、絶対に不可能だと、男は思った。死は今、
男たちのすぐ足元に潜み彼らの足首をがっちりと捕えていた。恐怖によって漏らした尿と一緒に、
自分の命が流れ出て行くのが、男にははっきりと感じられた。
 その時だった。その時、突然、男の体のどこかが絶叫を上げた。
『死にたくないっ! 嫌だっ! 俺は死にたくない!』
 絶叫――そう。それは叫びだった。男の遺伝子が訴えた命への叫びだった。
 死ぬ覚悟などできていない。死ぬ準備さえできていない。遺伝子ならなおの事、何の準備も
心構えもできてはいなかった。
 遺伝子は生きようと叫んだ。叫び続けた。
『死んでたまるかっ!』
 遺伝子の命令は絶対だった。瞬間、人としての男は消滅し、代わりに本能が支配するヒトと
いう動物が――男のすべてを支配した。
 男は迷うことなく行動した。血走った目を見開き、仲間のひとりを殴りつけ、もうひとりの
仲間の腕を外し、もうひとりの仲間の腹に足を当て、強引に引き剥がした。残った仲間の顔面に
頭突きをし、最後に残った仲間の顔を、ハンマーで釘を打ち付けるかのように殴り続けた。
 そして――浮き輪の中心に自身の体を潜り込ませ、獣じみた咆哮を上げた。勝利と生存に、
遺伝子は歓喜した。
 生きるということへの、原始的で、シンプルで、根源的な渇望――それが、その他に
残された、理性や道徳を消し飛ばした。脳は機能を停止し、目は開いているだけで何も見ては
いなかった。同様に、耳からは何の音もしなかった。
 そう――助けを求める仲間の声も、溺れて苦しむ仲間の姿も、呪詛を叫びながら絶命しよう
とする仲間の声も姿も……男には何ひとつ届いてはいなかった。
 40数年前、あの夏の海の上で――男は……老人は、仲間たちの命を奪った。全員が助かる
かもしれないという希望を――自分だけが、確実に助かるという現実に上書きして……。


 野球の練習でもしているのだろうか? 池の向こう側にある豊明文化グラウンドの照明が、
夕闇の支配する勅使ヶ池の水面を照らした。
 老人は傍らにある仲間たちの写真を見つめた。
「……許してくれる、わけ……ないよな」
 老人の膝の上には、まもなく爆発するかもしれない爆弾が置かれていた。
 その時――
『早く来いよ』
 という、仲間たちの声が聞こえたような気がした。
 老人はその言葉にすがりつくように頷いた。

―――――

 それは10mにも満たない、ほんの少しの歩みだった。
 池に浸かった足首から冷気が昇り、腿や尻が痺れるように疼いた。ズボンごと水に濡れた
膝下では、既に感覚がなくなっているようにも思われた。
 墓地からの明かりは小さいが、未だ見えている。だが、ここまで離れれば充分だろう。老人は
手に持っていた鞄から爆弾を取り出し、腕に紐を通して鞄をぶら下げ、腰の上に両手を広げ――
……爆弾を抱えた。
 静かだった。水の波紋が腿に当たる音が聞こえた。吹き抜ける風が濡れた足腰を急激に冷や
していった。空にはたくさんの星が輝き、昇り始めた月が池に反射して瞬いていた。
 パイプ爆弾のタイマーは00:10:00を切っていた。
 寒さに震えながら老人は、人生の最後の10分間に自分の人生を考えた。
 
 ……船に爆弾を仕掛けた犯人はすぐに捕まった。案の定、俺が取材した過激派の構成員
だった。『船は沈められない』と書いた俺の記事が気に入らなかったらしい……死刑判決後、
そいつの刑がいつ執行されたのかは、俺も知らない……そんなことを知っていても、本当の
真犯人である俺には関係のないことだ……順調であった記者の仕事を辞め、俺はひたすらに
働いた……土木工事から建設現場、飲食店のバイトから交通整理の手伝い……稼いだカネの
ほとんどは、『俺の記事で犠牲になった』とされた仲間たちの家族へ慰謝料として支払った。
そんなことをしても……結局は……あまり意味がなかったのかもしれないが……働いている
時は、俺も気が楽だった。何も考えずに過ごすことができるのだから……働いた、働き続けた。
 どこかへ旅行すること、遊ぶことは……しなかったなあ……。なんでだろう? ……いや――
そんなことは、どうでもいい。どうでもいいのだ……。
 そうだ……俺は死んでしまったのだ……生きたいとか、死にたいとか、そんなもの……そんな
考えに何の意味がある……。
 そうだ。
 俺はあの日、仲間たちと共に、死んだのだ……死んだ人間が、生きているフリをするなんて
バカげている……生きている人間のような、普通の、幸せなんていうものを……幸福なんて
ものを――俺は手にする資格など……ない……ただ、それだけのこと……それだけのこと……。
 俺は……俺は……。

 ―――――

 タイマーが00:00:00を指した。

 瞬間、ピピピピという電子音が鳴り、老人は「みんな、すまない」と言った。息を止めて、
目を閉じた。これが最後だ。これが俺の――死にたくないと願った死者の、矛盾する、
腐った思考の果てに選んだ答え……。そう思った。
「あああ……あああ……」
 凄まじい恐怖に体が勝手に硬直する。あの時と同じく尿が漏れ、下着が濡れた。
 電子音が鳴り響く。だが、爆発は起こらない。
「……はぁぁ……はぁぁ……」
 呻きながら老人は目を開いた。高鳴る心臓を鎮めようと、深呼吸を繰り返しながら……
もう1度、爆弾のタイマーを見ようとした。
 タイマーは00:00:00のまま動かない。動かないまま、電子音も停止した。
「……どうしてだっ!」
 裏返った声で老人は叫んだ。「どうして爆発っ、してくれないんだっ!」

 
 堤防に引き返したと同時に、老人はパイプ爆弾をコンクリートに投げ落とし、上から靴で
踏みつけた。全身から力が抜け、その場にへたり込んだ。
「……畜生、騙しやがって」
 老人は乱れた呼吸を整えながら、この1日、自分を悩ませ続けた爆弾の模型品をしばらく
見つめ続けた。
 そして――……
 老人は――……見つけた。見つけてしまった。
 壊れた模型のパイプの中に、それは、残されていた。
 火薬の代わりに詰められた白い砂の中に、それは、埋もれるように残されていた。
 昨日、ポストに入っていたものと同じ――白い和紙でできた封筒が。
 無我夢中で封筒を拾い、中身の便箋を取り出した。再び、心臓が高鳴り始めるのがわかった。

 こんばんは。
 いかがでしたか? 心の整理は少しはできましたかね?
 そうそう、早合点したあなたの苦悩する姿、おもしろかったですよ。
 まさか池に入って死のうとするとは思いませんでしたよ。
 
 まあ、あなたを見つめ続けるのも楽しいのですが、さすがにもう飽きました。最後に、
あなたの口から謝罪の言葉が聞けただけで、もう心残りはありません。
 あと、あなたに手紙を送るのは、これが最後
です。今後は一切、あなたの人生に関わりを
持つことはしません。

 さようなら。長生きしてくださいね。

 そうそう、最初に伝えてはいましたよ。私と、私の仲間たちは、あなたの罪を許します、とね。
                    あなたの仲間たちより


「……お前らっ! それで俺がっ、喜ぶとでも思ってんのかっ!」
 老人は夜空に向かってそう叫ぶと、月や星々を殴りつけるかのように、天高く拳を掲げた。

 
 ――そういえば……シルバー人材の求人広告が出ていたな。
 老人は「……明日、行くか……」とだけ呟き、歩き始め、少しだけ、笑った。 



                                  了









          

        本日のオススメ→DECO*27 - Mozaik Role feat. GUMI / モザイクロール
          不思議な曲→DECO*27 - Yowamushi Mont Blanc feat. GUMI / 弱虫モンブラン    
    どの曲もすげー高評価数→DECO*27 - Streaming Heart feat. Miku / ストリーミングハート


          DECO*27さん↑  元々はニコ動でボーカロイド系の楽曲中心のP。愛とか
                   恋とかのテーマの曲が得意。seesは『モザイクロール』
                   と『弱虫モンブラン』の2曲のためだけにCDを購入……。
                   軽快なテンポで流れる電波歌詞が魅力的デス。



 お疲れサマです。seesです♪ 
 間隔開いてスイマセン。特に理由はなくて、単純にいろいろ忙しかっただけでして(*^^*)エヘヘ。
今作は登場人物をほぼゼロにし、単調な回想と深層心理を繋げていく――…という内容。
 ヒトの価値観と死生観はヒトそれぞれ、というのを何とか誰かに伝えたくて(利己的な意見吐く
人々に最近疲れ気味……)作りました。う~ん……ショートじゃ難しいな。
 
 ちなみにseesが目標としている作品は『不思議の国のアリス』です。何の教訓も哲学も、愛も
友情も正義も何にも無い、押し付けがましいモノが何も無い作品――……けれど、すごく楽しくて
ミステリアスで面白い……そんな話を、いつか作ってみたいスね(笑) 
 今回ちっとマジメな後書きスねw――まあ…いいか。
 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。
 ブログでのコメントは必ず返信いたします。何かご質問があれば、ぜひぜひ。
 ご拝読、ありがとうございました。seesより、愛を込めて♪



 ↓DECO*27さんのオススメ楽曲です。ガチャガチャしない曲ほとんど。PC作業用にぜひ↓

 
 こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。

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 好評?のオマケショート 『ほろ酔いの果て』

 同僚  「おーい、sees(*‘∀‘)、馬で勝ったから今日ショットバー行こ~ぜえ~(#^^#)ヒヒーン」
 sees  「……行く行く~おごれよ(*^^*)――(イヤな予感がするが……)」
      ………
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 sees  「山崎12年、ダブルのロックで」
 同僚  「マッカラン、ストレートで」
 sees  「ラフロイング、ハイボールで」
 同僚  「ボウモア、ミストで下さい」
      ………
 sees  「山崎〇〇年でぇw、フロートでぇへえ(酔い)ダブルでぇw」
 同僚  「じゃあ俺もぉw、響12年のフロートでぇへべ(酔い)ダブルでぇw」    
      ………
      ………
マスター?「……お会計、34000円になります……ザワザワ」
 同僚  「……えっ?!!!!(覚醒) どうして??  2人で数杯だぞ??」
 sees  「たぶん(覚醒)、山崎のアレ……30年だわ、しかもダブル……テヘ(*^^*)テヘペロ」
 同僚  「てめえーーseesっ!! お前もゼニ払えやっ!!('Д')コラ」
               ………
       ………せめて1杯目に飲みたかったな……味も香りも、覚えてねえ( ;∀;)グスン。


                                 了(*‘∀‘)!






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Last updated  2017.05.15 23:28:35
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