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カテゴリ:ショートショート
ss一覧 短編01 短編02 短編03
――――― 何か、よくわからない何かがきっかけで、僕の生活はメチャクチャに狂ってしまった―― 僕はそんなふうに感じていた。そして、ぼんやりと、もう、元の生活に戻ることはできない のだとも感じていた。 そうだ。たぶん……もう、元通りになることはないのだ。ちょうど、ひっくり返ったゾウ ガメが自分の力では立ち直ることができず、干からび、そのまま……ゆっくり、ゆっくりと 死んでいくように……。 以前はあれほど仲の良かったパパとママは、今では心の底から互いに憎しみ合っている ようだった。パパは、ほんのささいなことで怒鳴り散らし、ママにひどい暴力を振るった。 そして、ママは気が狂ったかのようにお酒を飲んで、家の家具を壊したり、自分の長い髪を ひっこ抜いたり、窓のガラスを割ったりした。 信じられなかった。パパもママも、今では別人のように変わってしまっていた。パパは 家に帰って来なくなり、ママは僕たちにご飯を作ってくれなくなった。部屋の掃除もしなく なったし、買い物にも行かなくなった。リビングのテーブルにはお酒の空き瓶が放置され、 それまで一度も見たことがなかった煙草の灰皿には、吸殻が山のように盛られていた。 パパもママもひどく顔色が悪く、目が虚ろで、とても陰気な雰囲気だった。僕や僕の姉の キョウカを見ても微笑むことなんて絶対にしなくなった。 僕には、家の中の空気がいつも重たく、どす黒く淀んでいるように感じられた。そんな家 に帰るのがイヤで、僕はいつも瀬戸市立図書館で時間を潰してから帰った。キョウカも僕と 同じようなことを思っていたみたいで、家に帰りたくなさそうだった。 「姉ちゃん……どうしてこんなことになっちゃったんだろう?」 僕は何度も何度も、キョウカにそう聞いた。僕の心の支えはキョウカだけだった。 そんな時、キョウカは困ったように微笑み、無言で首を左右に振るだけだった。 そう。キョウカにだって、理由なんてわかるハズがないのだ。 朝――、目を覚ましたら頭痛がした。寒気もひどかった。 「風邪……かな?」 僕の額に手を当ててキョウカが言った。「ソウタ、今日は土曜だし、家で寝てようか」 「嫌だよ。図書館に行く。家にいたくない」 僕は首を振った。 「ダーメ。本当は私だって家にいたくはないけれど……明日にしましょう。後でママの部屋に 行ってお薬もらってきてあげる。だから、図書館には明日行きましょう」 「でも……」 僕は口ごもった。 本当に気分が悪いし、寒気もひどい――けれど、この部屋のすぐ隣の部屋にママがいる と思うと、気が重かった。 「ママの部屋に行くって……大丈夫?」 キョウカの顔を見つめて僕は聞いた。 「大丈夫に決まっているでしょ? ママはママなんだし」 キョウカの笑顔を見て僕は、しかたなくベットの中にもぐり込み……目を閉じた。 そうしているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。 次に僕が目を覚ました時にはもう午後12時を過ぎていた。 ぐっすりと眠ったお陰か、今では頭痛はほとんど治まっていた。全身を覆っていた寒気も 消えていた。 キョウカは自分の部屋にいるのかな? 自分の部屋を出ると、僕はキョウカの部屋に行った。 けれど、部屋にキョウカの姿はなかった。窓が開いたままになっていて、外から生暖かい 風が吹いているだけだった。窓ガラスを閉じながら、僕は外の景色と空を見つめた。 どんよりと暗い曇り空の下で、パトカーや救急車のサイレンが聞こえた。騒々しいのは 嫌いだった。けれど、物音ひとつしない静寂よりはマシだとも思えた。キョウカの部屋の 窓を閉めた時、ママの笑い声が聞こえたような気がして、僕は背後を振り向いた。 ママが笑っている? 信じられなかった。僕はもうずっと、ママが笑っているのを聞いたことはなかった。 けれど、もし……本当にママが笑っているのだとしたら……それは僕にとっても嬉しい ことに違いなかった。 ママの部屋のドアの前に立ったまま、僕は耳を澄ませた。 またママの笑い声がした。それから……小さく呟くような女性の声もした。それはどうやら、 キョウカの声らしかった。 元に戻ったんだ。ママが元に戻ってくれたんだっ! 僕は嬉しくなって、ノックすることもせず、ママの部屋のドアを勢いよく開けた――。 あっ。 瞬間――僕は自分がとんでもないものを見てしまったことに気づいた。 ――――― ……おかしい。何かがおかしい。……何もかもがおかしい……どうして? なぜ? なぜ私たちが? なぜ……。少女は思った。 わけがわからなかった。いつものように祈りを捧げるために通っている教会の図書室で、 突然――施設の内外で凄まじい悲鳴と怒号が交錯し、少女は、強い恐怖に全身が震えた。 その場にいた神父に手をとられて礼拝堂に駆け込むと、神父は扉の内側から鍵をかけた。 その、ほんの一瞬、ほんの少しの次の一瞬――扉がガンッと音を鳴らして激しく揺れた。 「――この詐欺師野郎っ! 出て来いっ! てめえは必ずブッ殺すっ!」 礼拝堂の扉の向こう側で、誰のものかもわからない、男たちの怒号が響いた。 神父様が詐欺師のハズがない。それなのに……彼らは『ヴァチカン瀬戸教会』の出入口を 封鎖し、関係者や信徒たちに暴力を働いているようだった。 「――クソ神父っ! てめえはバラバラにして田んぼの肥やしにしてやるっ! そこに いやがる信者の娘もっ、息子もっ、ひとり残らず殺してやるっ!」 男たちの怒声とは別で、若い修道女や信徒の子供たち、事務所の職員や警備員の絶叫も 聞こえていた。扉の外で誰かが襲われ、犯され、殺されているのだ……。悲鳴の中には、 幼い赤子のような悲鳴も混じって聞こえる……。 警察への電話は繋がらなかった。それどころか、一般電話・携帯電話・インターネットの すべてが回線を切られているらしかった。 「……狂っている。この街は、突然、狂ってしまったのだ……」 パウロ神父からそれらを聞かされた少女――セシリアは震え上がった。 本当なら、もう、疑いの余地はない……この街は、この街の人々は狂っているっ! 私も……神父様も……みんなも……殺されちゃうの? 固く施錠された礼拝堂で、17歳のセシリアはロザリオを強く握り締めて神に祈った。 「……お救いください……御方よ……」 礼拝堂の祭壇前のベンチで、セシリアは泣き崩れた。わけがわからなかった。 「……セシリア、落ち着いて。しっかりなさい」 パウロ神父は肩を震わせて泣くセシリアの隣に座り、彼女の背中を優しく撫でた。 「この街を覆う邪気の元凶は、たぶん、この街のどこかにあります……それを探すのです。 大丈夫……私は……天からの御神託を頂いたのです……」 疲労とストレスでぐったりとした神父の声がセシリアに告げた。そんな神父を見つめ返し、 セシリアは涙を拭った。けれど、深くシワの刻まれた神父の目には、どこか他人事のような 虚ろな色が浮かんでいた。 そう。神父がこの状況を危機的だと思っていないのは明白だった。 「……御神託とは、本当ですかっ? 御方は何と? 私は、何をどうすればいいのですかっ?」 ヒステリックになおもそれだけ言うと、セシリアはまた泣きそうになった。すぐ脇で神父 が薄く笑うのが聞こえた。 「これは、あなたにだけ教えてあげるんですけどね」 優しくはあるけれど、どこか人を小馬鹿にしたような口調で神父が言った。「御方が教えて くれました、偉大なる御方、がね。あなたには、何も聞こえていないようですがねぇ」 「神父様……何を? ……あなたには、とは?」 「『なぜ……俺の息子が死ななきゃならねえんだ』とか、『なぜ、お前たちクソ共は生き 続けられて、俺の子は死んだ?』とか……」 神父が異様なほど口角を吊り上げ、不自然な笑みを作った。 「何を……仰っているのか……意味が、わかりません……」 「『息子より長く生きているヤツ……たとえ1秒でも長く生きているヤツは……許せねえ』」 「……? ……わかり……ません……。パウロ神父……様?」 「……ああ、御方の言葉には逆らえません……扉の鍵は――そろそろ開けますか?」 「やめて下さいっ!」 慌ててセシリアは言った。「そんなことしたら、神父様も私も殺されますっ! 祭壇の マリア様も破壊されてしまいますっ」 神父が大きなため息をついた。その顔はセシリアの知る――優しくて、温かくて、無欲で、 勤勉で、信心深い、カトリックの修道士のそれではなかった。 「……これは呪い……これは命令……これは服従……また服従……また服従……死ぬまで 服従……これは呪い……この命令は街を支配する……囚われる……何もかも、すべてを……」 神父は何かをブツブツと呟きながら、礼拝堂の扉へ向かって歩き出した。それを見て、 セシリアは悲鳴をあげて震えた。やがて、神父が一度だけ振り返り、セシリアに向けて何かを 言うのが聞こえた。 「……探しなさい。成人にだけ通じる呪詛を流す、《アンテナとスピーカー》のようなもの が瀬戸市のどこかにあるハズです……。さようなら、信徒セシリア、そこの燭台で祭壇の 脇にあるステンドグラスを割り、教会の外に逃げなさい……私の理性も……限界です…… ああ……偉大なる御方、は私にこうも仰って下さいましたよ、―――――と」 それが、洗礼名――セシリア・ナツキ・アソウが見た、修道士――パウロ神父の最後の 言葉だった。頭の中で、神父の言葉を反芻する。 ……いや、少し、違う。 ……頭から離れないんだ……離れてくれないんだ……。 『――互いに殺し合えっ! 互いに奪い合えっ! 互いに死ねっ! と』 それが――大人たちが《アンテナとスピーカー》から受けた、逆らえぬ命令。神父様は 命令に従い、誰かと互いに殺し合って、たぶん、死んだ……死んじゃったんだ……。 「……何もかも信じられない……けど……」 そう。探すしかなかった。 怖い、怖いけど、どうしようもないくらい怖いけど……暴力と狂気に呪われた大人たち から、子供たちを救いたい。ひとりでも多く救いたい。 セシリアは強く思い――ひとり、混沌とする街を駆けた。 ――――― ついに訪れてしまった。 ついに迎えてしまった。 ついに見てしまった、今日……―― ――……ユウキは高校を早退して帰りのバスの車中から、見た。そして、座席の仕切り棒を 懸命に掴み、身を低くし、ガチガチと歯を鳴らしながら震えていた。 救急車が横転し、車体が田んぼの泥の中へと沈んでいく。パトカーが電柱に正面衝突し、 クラクションを鳴らし続けている……。消防車がコンビニに激突し、ガラスや雑誌やATMの 機械が無造作に、ぐちゃぐちゃになって散らばっている光景を……。 それだけじゃあない。もっと、もっともっとひどい光景を、ユウキは見た。見続けた。 見たくは決してなかったが、見つめ続けた。 小学生くらいの女の子が、中年の女性数人に殴られて蹴られていた。女の子は固い地面の 上で倒れたままぐったりとしており、その小さな体を激しく踏みつけられていた……。 バスの後ろを走っていた軽トラが、突然、民家の家屋に突っ込んだ。門と玄関と戸口と ガラスが一瞬で粉々に破壊され、凄まじい絶叫が家の中から響き渡った……。 雑居ビルの3階から煙と火柱が昇っていた。関係者と思われる男は燃えさかるビルの前で ケラケラと笑っていた……。 若い女性が半裸の状態で手錠をかけられ、交番の中で泣き叫んでいる。傍らに立つ警察官 たちは笑いながら制服を脱ぎ始めた……。 車に轢かれたらしき老人が、道路の真ん中で倒れ、引き裂かれた臓器が辺り一面にバラ 撒かれていた……。血だらけになって倒れている女性に金属バットを振り下ろす大学生の姿を 見た……。人間の腕と思われる太くて長い肉の塊を、旅行トランクのようにゴロゴロと引き ずって歩く腕の無い男……。 いったい、みんな、どうしてしまったというんだろう? 俺にはそれは、タチの悪い伝染病のようにも感じられた。 そうだ。まるで伝染病の病原体のようなものがこの街に蔓延していて、それが、みんな、 子供以外の人間をおかしくし、憎しみ合わせているのだ。 もちろん、俺にはその悪い病原体がどこから来て、どんな方法で拡散しているのかなんて 知らない。何かを誰かに聞きたくても、誰も何も教えてはくれなかったし、誰かが答えを 知っているとも思えなかった。 その時だった。 その時、バスの運転席から低い男の笑い声が聞こえた。ユウキが視線を向けると、運転席の ガラスに反射した男の視線と――目が合った。運転手の男はシワとシミだらけの顔を見せ、 「坊や……怖いかい?」と笑いながら聞いた。 そのあまりにも普通で、あまりにも緊張感のない、あまりにも適当な男の態度に、ユウキは 激しく苛立った。 「……何言ってんだよ……全部、全部アンタたち大人が……大人が悪いんだろっ」 先ほどまでの恐怖を忘れるかのように、ユウキは声を荒げた。 そう。この街の異変に対して何の対処もせず、むしろ率先して被害を拡大させているのは 大人たちそのものだった。何か、とてつもなく忌まわしく、とてつもなくおぞましいモノに 染められて、犯されて、暴れ回っているのは大人たちだった。 とたんに、ガラスに反射する運転手の顔つきが険悪になり、鋭い目つきでユウキを睨んだ。 「……言うじゃないか。クソガキ……」 ハンドルを握ったまま運転手が振り向いて言った。「死にたいのか?」 「アンタたちのせいだっ!」 運転手を見つめてユウキが繰り返した。誰かを――街がメチャクチャにされたこの怒りは、 誰かを責めなければ気が済まなかった。「どうすれば元に戻る? アンタたち大人は、どう すれば元に戻るんだ?」 ユウキの言葉を聞いた運転手は、下卑た笑い声を上げ、頭頂部をポリポリとかいた。 「……この思いは、この願望は、この怒りは、この恨みは、破壊されなければ消えねえよ ……お前みたいなクソガキは……何もできやしねえんだよ……」 そう言うと運転手は正面に姿勢を向き直し、声を張って叫んだ。「さぁっ! 行くぞっ!」 バスのエンジンが回転数を上げ、スピードが跳ね上がった。直後に、ユウキは自身の体が 宙に浮くような感覚に襲われた。 道連れ――。 そう。運転手はユウキと一緒に自殺する気なのだ。狂っているのだ。 それはまさに狂人の所業だった。 運転手本来の意思や希望を完全に抹殺する――何か、何か邪悪な魂が憑依しているかの ようにも思われた。 「あひいぃぃぃ……ひいぃぃぃ……」 ユウキは声にならない悲鳴を漏らし、股間から尿を漏らし、バスの廊下に尻もちをついて 優先席の仕切り棒にすがりついた。 大人たちは全員が狂っている。まともなのは、子供たちだけなのだ。大人たちから見れば、 子供なんて簡単に殺せるのだろう。 ……俺も子供だ。……俺も殺される。……俺は、死ぬ、のか? あまりの恐怖に、ユウキは呼吸することさえ忘れた。 その時―― 『ガツンッ!』 という轟音と振動が響き――同時にバスのスピードが極端に落ちた。道路上の何か意図せぬ 障害物に衝突したらしかった。直後――ユウキの体のすべての細胞が、一斉に動き出した。 ――こんなところで死にたくないっ! ――嫌だっ! 死んで……死んでたまるかっ! ユウキは再び走行を開始しようするバスの中で立ち上がり、『緊急停止』のボタンを 叩き押したっ! 油圧式のドアがゆっくりと開き始め、ユウキは無我夢中で腕を差し込み、 こじ開けた。そして――体をすべり込ませて車外へと転がり落ちた。 込み上げる安堵と解放感の中、ユウキは思った。 何を破壊すればいいって? ……わかんねえことばっかりだ……ちくしょう……。 ――――― ママのベッドの中にはパパとキョウカが並んで寝ていて、ふたりの上で馬乗りになった ママがいた。ママは微笑みながら笑っていた。 僕がドアを開けた瞬間、ママが僕を見た。キョウカとパパは顔を苦しみに歪めていて、 言葉にならない呻き声を漏らしていた。けれど、ママは嬉しそうだった。 ママは目を見開いたまま、僕の顔を見て微笑んだ。 「……もうちょっと待っててね。ふたりを殺したら、次はソウタの番だから……」 えっ? 僕はわけがわからなくなって、パパとキョウカとママの顔を交互に見つめた。 そして、次の瞬間、ソウタは母親が何をしていたのかを理解した。 ズンッ! それは凄惨な光景だった。 そう。ママは両手に2本の包丁を握り締め、ふたりの体を同時に刺し貫いていたのだ。 殺意を込めた渾身の一撃ではない。……短く……浅く……少しずつ……急所を外し…… じっくりと……なぶり殺していたのだ。 パパとキョウカは同時にカッと目を見開き、直後に、顔から力が抜けていった。 「うわーっ!」 僕は悲鳴を上げて部屋を飛び出した。おしっこが漏れて、生温かい液体が腿を濡らした。 パパが死んだ。 キョウカも死んだ。 殺されたのだ。殺したのはママだ。 パパとキョウカに包丁を刺した時のママの顔が、僕を凄まじいパニックに陥れた。 家の玄関を飛び出し、パジャマのまま――全力で走った。走って逃げ出さずには いられなかった。 「ああーっ! ああーっ!」 そして僕は……どうして自分の家族がこうなってしまったのかを、いつからこうなって しまったのかを思い出した。 そうだ。東公園にある、あの石像だ。 僕にはわかっている。あの石像がすべての原因なのだ。あの石像がやって来て、何か 悪いものを運んできたのだ。僕は確信していた。 ――――― 『ゴーレムから街を守れ!』 後編 に続きます。 本日のオススメ!!! 緑黄色社会、様!!! 緑黄色社会……。愛知出身。以前も紹介はしましたが……長屋晴子氏の透き通った 歌声と切ない歌詞が特徴的な4ピースバンド。往年の鬼束ちひろを彷彿とさせるバンド。 (まぁ、鬼束氏の世界観に迫るのは難しいケド💦) てかまだ若い……将来性はすげーあると思います。後は…やっぱりちょっとした機会、 大きなチャンスとエエ歌を作り、維持し続けていれば……大メジャーバンドに成長する と……seesは考えます。応援します! ↓は新曲『 / Re』と 少し前の曲『大人ごっこ』――です。 リリース情報っ! ついに、1stフルアルバム、発売です。本当――オススメっす!!! 制作雑記。 お疲れ様です。seesです。 桜が咲いてますね。だから何だっていう話ですけど……。課のみんなで花見に行こうか、 という話が来ていましたが、sees的には興味があまりなく……いやね、別に花を愛でる趣味 がないワケじゃなく、外で酒が入って妙なコトを口走らないか心配なんす。seesがブログで こんなことをしているのは、一部を除いて秘密ですから💓 危惧した通り――スティーブン・キング氏の小説じみた展開になってしまった。まぁ、 私はキング様の映画も小説も大好きなので……しかたない。 本来ならば大長編モノでも使えるネタだけど……短くまとめてみるのも、また一興かww 『続きは後編』とありますが、もしかしたらもう2話続くかも、、、、🐔ゥゲェ……。 説明しきれない描写が続くけど、訪問者様方……どうか、勘弁して。 それにしても……子供目線の文章って作るのムズい💦 seesに関しての情報はもっぱらTwitterを利用させてもらってますので、そちらでの フォローもよろしくです。リプくれると嬉しいっすね。もちろんブログ内容での誹謗中傷、 辛辣なコメントも大大大歓迎で~す。リクエスト相談、ss無償提供、小説制作の雑談、いつ でも何でも気軽に話しかけてくださいっス~。 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。ブログでのコメントは必ず返信いたし ます。何かご質問があれば、ぜひぜひ。ご拝読、ありがとうございました。 seesより、愛を込めて💓 好評?のオマケショート 『鬼畜、かつ、悪魔』 sees 「えー、24日って、今日? てか今?」 次長 「何や、どうした?」 sees 「今日、名古屋城に藤井クン(6段)(先生)、来てるんスかぁっ!!」 次長 「……」 sees 「こども王位戦のゲストって……名古屋城二の丸広場って……」 次長 「……確かに、午後一時からやし、藤井クンも来とるみたいやが……」 sees 「次長……ちょっと、この時間、抜けてもエエですかね……??」 次長 「…………」 sees 「( ;∀;)テヘヘヘヘ」 そう。すぐ近くに藤井聡太先生、師匠の杉本7段。そして連盟会長こと、 佐藤康光9段がいるのだ。一目、見に行きたい……。当然、会場には入れ ないだろうが、一目見るくらいはできるだろう。ああぁー、藤井君が愛知 県民で良かった。本当、良かったぎゃあ 次長 「…………チョキチョキ」 言うまでもないが、これは半分ジョークだ。seesも仕事中に私用で抜ける など言語道断だと、当然ながら理解している。 だが――次長は、何か新聞を切り抜いて、何か微笑んでいる。 sees 「……あのー何を?」 次長 「sees、お前に特別な大チャンスをやる。この――今日の中スポの詰将棋の 問題、コレを10分内に解けたら、外出を許可してやるで……ただし――」 中スポのオッサン用詰将棋問題、見ると――『10分で2段、13手詰』 『ヒント、角は9手目で使う』――……ヴ。 sees 「………じゅう……さん? しかも、10分?」 次長 「トライは自由や、だが、失敗した場合は、わかっとるよな?」 sees 「……しっぱ、い、したら? ガクブル」 次長 「……そうやな――……、みんなの前で、一発ギャグ、やれや」 ぐむむ……畜生、畜生畜生畜生、鬼畜がぁぁぁぁぁっ!! ……… ……… ……… sees 「――……あぁーん、腹筋ん、胸筋んん、上腕筋んん、すべてぇ、鍛えればぁ ぁぁ、キミもぉ――perfect body!!」 sees渾身の山本高広(ケイン)のモノマネ……。 フロアの中でこぼれる失笑、生ぬるい微笑み……やめろ……やめろ…… 悪魔たち……ワシを……そんな目で見るなぁぁぁっ!!!! 了 こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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