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株式会社SEES.ii

株式会社SEES.ii

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2019.11.07
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ss一覧   短編01   短編02   ​短編03​   ​短編04
        《D》については短編の02と03を参照。番外としては​こちらから。


―――――

 名古屋市中区名城病院。
 クリーム色の壁に囲まれた狭い病室のベッドの上で、宮間有希は膝を抱えて座っていた。
その傍らで、岩渕誠は同僚の顔を見つめている。
 宮間の長い睫毛が震えている。大きなマスクの裏では、奥歯を強く噛み締めているのが
わかる。悔しい、情けない、怒り……様々な感情が彼女の中で渦を巻いている。岩渕には
それがはっきりとわかった。痛いほど、わかった。
 ……いったい、何が?

 宮間の真剣な顔は同僚の岩渕には見慣れたものではあった。だが、今はいつもとは違う
のだ。宮間は今、仕事をしているわけではないのだ。その重苦しい雰囲気が、岩渕を息苦
しくさせていた。

 午後14時過ぎ――宮間と連絡が取れないと鮫島から聞いた。岩渕も宮間に電話を入れた
が繋がらない。鮫島は心配のあまり、出先の顧客にも宮間の行方を尋ねたのだが、相手先
からは『午後1時には帰った』とされた。午後15時になって、警察から《D》に連絡が
入った。そして、警察署員の口から、『東区のコインパーキングで宮間有希が強盗に襲わ
れケガを負わされ、救急で名城病院に運ばれた』という経緯を聞いた。
 ……宮間は用心深い女だ。
 ……それがどうして?
 岩渕はそう思いながら、壁の一点を鋭く凝視する宮間有希を見つめた。

 雑務を切り上げ、病院の住所を調べ、出張中の社長へ報告し、渋滞を抜けたり、といろ
いろあって、岩渕が駆けつけたのは、もう夕方が近かった。ナースステーションに詰めて
いた看護師に話を聞くと、宮間のケガは軽度の捻挫と打撲、スリ傷や切り傷を全身に……
さらには顔面にいくつものキズを負っていたらしい。たぶん……犯人との格闘の末、という
より――拘束から逃れようと無理に暴れて駐車場のアスファルトやコンクリートに顔や体を
打ったためのケガらしかった。

 畜生っ……聞きづれえな。やはり岩清水や坂口を連れてくるべきだったか? 《D》の
女子社員たちの顔を思い出しかけた時――宮間の視線が岩渕に向いた。
「……死んじゃあいないみたいだな」
 岩渕は同僚をからかうかのように言った。情や労いの言葉を宮間が好かない性格という
ことは知っている。
「……ええ、生きてるわ。だからこそ……本当――イラつくわ」
 鋭い目つきで岩渕を見つめ、小さな声で宮間が言った。「……来てくれてありがとう、
あなたが一番乗りだわ」
 岩渕を見つめる宮間の目は怒気で満ちていた。
「……当たり前だろ? ……社長は明日だが、もうすぐ部長も来る予定だ」
 何を奪われた? ブツは無事か? 犯人に心あたりは? 原因はお前じゃないのか? そう
問いたい気持ちを岩渕は飲み込んだ。そんなことで宮間を責めても何の解決にもならなか
った。

「……骨の検査と治療で今日と明日は入院しろってよ。……《D》のことは心配するな、
少し休め」
 鼻で深呼吸をしながら岩渕は言った。ティファニーのピアスが揺れる宮間の長い髪から
は、今もほんのりと香水の匂いが漂っていた。
「……心配をおかけして申し訳ありません」
 その時ようやく――宮間の目から力が抜け、彼女は力なく頷いた。
「警察からはまだ何の話も聞いていない。……もし、警察には話したくないことがあるの
なら……今、教えてくれないか? ……いろいろと《D》で調べておく」
「……わたし……わたしは……岩渕クン……」
 岩渕から目を逸らし、宮間がうつむいた。同僚のその様子を見て岩渕は、自分が彼女に
思い出したくないことを思い出させてしまったことに気づいた。


「……奪われたわけじゃあないの……ただ、壊されて……私の仕事が……私の、誇りが…
…私の……私の秘密も……ただ……汚されて……汚されたの……」


 宮間は両腕で顔を覆い――ポツリ、ポツリと話を始めた。時折、彼女がむせび泣いて声を
詰まらせるのを見つめながら――……
 ――岩渕は黙って、ただ、黙って――それを聞き続けた……。

―――――

 肉が食道を流れ胃に落ちる感覚を楽しみながら、田中陽次は瑞穂区にある高級ステーキ
レストランである『キッチンハウス・リボン』で早めの夕食を食べていた。
 うめぇ。
 鉄板の上に盛られた松阪牛のステーキを咀嚼しながら、田中は心の中で歓喜した。
最上級の肉の塊を行儀悪く噛みちぎる。芳醇な甘い香りが鼻腔を刺激する。
 最高だ。田中は心の中で呟くと、脇に添えてあるフォアグラの塊にフォークを突き刺し
た。まるで原始人のように肉を食いちぎり、乱暴に噛み砕く。今度は注がれた赤ワインを
水のようにゴクゴクと飲み込む。ひたすらに呼吸と咀嚼を繰り返し、繰り返し――まるで
肉食獣のような声で唸った。
 
 胃が膨れ多幸感で満たされるのを感じながら、田中は胸のポケットに入った財布を手で
まさぐり、その厚みを確かめた。財布には、"スズキイチロー"こと川澄奈央人の倉庫から
盗んだ現金の一部が入っていた。

 それにしても……。
「……あの女、イイ女だったなぁ……。どうせならヤっちまえば良かったぜ……」
 誰にともなく呟くと、田中は宮間有希の顔を思い出し――思い出して、想像する……。


「……午後13時5分に、宮間有希が東区のコインパーキングに駐車していた《D》の車に
乗り込むわ。タイミングは13時15分まで10分間――その間だけ、人や車の通行はない
みたい……監視カメラもダミーばかりで本物は精算機の上だけみたいだし――そこを襲って」


 ソファに腰を下ろし、田中の顔を見つめてヒカルが言った。「……川澄の倉庫に続いて、
これも田中さんにお願いするわ」
「わかりました。……ついでですしね」
 そう答えながら、田中はヒカルの唇や胸を――いつかは自分のものにしようと、いつかは
自分だけのモノにしようと考えている聖女の体を見つめる。初対面の時は貧相で貧弱だった
聖女の体は、今ではすっかり健康を取り戻し――女らしい……悪くないスタイルだ。

「……川澄からはカネを奪うだけでいいのだけど、宮間有希に関しては……どこかの企業
から買い取った高級時計を……〇〇〇で〇〇して頂戴……」
 そう言ってヒカルは脇に置いてあった"神託"を手に取ってパラパラとめくる。「俳句を
趣味にしているらしいから、それも適当にバカにして……顔にキズでもつけてあげて」
「へえ、俳句ですか? ……顔にキズも?」
 田中は唇を舌で舐める。「何か、意味が?」
「よくわからないけど、俳句のコンテストで優勝したみたいなの。顔にキズでもつければ、
授賞式には出られないでしょ?」
「……いやいや、今時――そんなにプライドが高い女って……います?」
 田中が言い、ヒカルは「女のことは女が一番よくわかるの」と言って笑う。田中も笑う。
気がつくと――涎が口の中で激しく分泌されていた。


《F》の屋敷の食堂で聖女様からもらって来た地図を広げ、東区にあるコインパーキング
詳細と、大須にある川澄の倉庫について計画を練る……。
 大須の倉庫には1億近くの現金がゴミのように捨て置かれているらしい――考えるまで
もないが、犯罪行為によって集められたカネだろう。……ここに俺から奪ったカネもある
に違いない。あのチンピラ野郎……。
《D》総務課長の宮間有希。川澄に関しては私怨も強いが、この女に関しては何の恨みも
ない。――が、川澄と同組織である《D》に所属し、かつ聖女様の命令であるならば……
俺は何も考えない。何も考えちゃあいないが……少しばかり遊んでやってもいいかもな。


 川澄の倉庫から現金を盗んだ後は……想像以上に簡単に物事が進んだ。
 監視カメラ対策にマスクとゴーグルをし、宮間有希がやって来るのを待つ。女がやって
来たところを――男3人で囲む。膝を下ろさせ、両腕を背に回す。女は猛烈に抵抗し、カン
高い叫び声を上げるが、誰も来ない。当然だ。近くに人や車がいないことは"知っている"。
しかし少々面倒くさくなったので――俺が宮間の腹に拳をめり込ませると、女は嗚咽を漏ら
して呻いた。背筋がぞくぞくと震え、我慢できずに女の胸を揉みしだく。
 宮間有希、この女はとても美しい顔と髪をした女だったが、身動きひとつできない状況で、
俺に向かって、「殺すっ! 絶対に殺してやるっ!」と凄まじい形相で叫んだ。

《F》の後輩信者のひとりに命じ、《D》の車の助手席に置かれていたアタッシュケースを
外に運び、開ける。鍵は宮間のスーツのポケットに入っていた。「それに……触るなっ」と
宮間がほざいたので、俺は女の首を片手で掴み、また胸をまさぐった。「……この、外道っ」
女の悲痛な呻きを聞くのは楽しいが、口から飛ぶ唾液や血が服に付いてしまうのが困る。

 首を締め、腹にもう2~3発拳を叩き込むと、宮間はようやく静かになった。女は狂った
かのように目を血走らせ、血が滲むほどに拳を握り締めていた。「お前ら……何者だ?」
と弱々しく喋るが、別に答える義務はないので無視をする。
 アタッシュケースを開くと、そこには高級そうなスケルトンの自動巻き腕時計が3本も
収納されていた。スポンジ素材で包まれた腕時計の上にはそれぞれメモ書きが置いてある。

『ロジェ・デュブイ エクスカリバーシリーズ 本物 備考――スケルトンタイプ』

 素人でも理解できる。こいつらは俺のような一般の地方公務員では生涯触れることもで
ない一流品で、100万200万では到底買えるものではないということ。
 宮間は土下座させられたような恰好で、必死の形相でもがいている。それらを見た後輩
信者たちも「お前らのような富裕層のクズがいるから……我らの聖女様は……」と興奮した
様子で宮間の
頬を――まるでハンドジューサーでレモンを絞るかのように、ゴリゴリとアス
ファルトに
擦り当てた。それでも、女は呻き、声を張った。
「……それは《D》のエクスカリバーだ……シリアルナンバーも控えてある……現金化でき
ると
思うなよ……お前らは……全員、殺してやるっ……」
 ……腕時計を奪われるとでも思っているのか? その口調には本物の殺意や敵意が込め
られているのはわかる。どうでもいいがな。


 ――だが、違う。
 俺たちの目的は、聖女様の命令は、それとは違う。

 自分たちが持参したバックの中から8オンスのネイルハンマーを取り出す。アタッシュ
ケースの中からエクスカリバーを引っ張り出し、コンクリートの上に置く。何かを察した
のか、宮間が絶叫する。
「……やめて、やめてっ! 殴るのなら私を殴れっ! やめてえっ!」
 ……女の叫び声は最高だな。背筋がまた――ぞくぞくと嬉しそうに震え……ハンマーを
降り落とす。リューズが歪み、ガラスに亀裂が入る。
「いやーっ!」
 自分のことでもないのに不思議だな、と思いながら2発目を落とす。
「やめてっ! 許してっ! お願いっ、壊さないでっ!」
 土下座のような姿勢のまま、宮間はまるでカエルのようになって猛烈に身悶えする。
「しかし、理解できねえな」3発目。
「こんなもん、ただの腕時計だろ?」4発目。
「ただの道具じゃねえか」5発目。ここで、エクスカリバーの1本は完全に砕け散った。
 2本目を手に取って地面に放る。チラりと横を見ると、宮間は涙を流している。
「……いやだ……やめて……私の仕事が……私の、すべてが……」
 宮間は大粒の涙を流してアスファルトを濡らしている。……まぁ、そんなに心配するな。
残りの時計をブッ壊したら解放してやるからよ。

「エクスカリバーなんて大仰な名前つけやがって……壊しちまえばゴミじゃねえか」
 泣き崩れる宮間に俺は言う。「アンタ、俳句ヤるんだろ? 『山田山子』さん。そっち
名前はクソみたいでよ……俺は好きだぜ」言いながら、ゲラゲラと笑う。
 笑いながら、ハンマーを降り落とし続ける……。



 目を閉じて、思い出す。絶望に歪んだ女の顔と、恐怖、怯え、羞恥、屈辱。宮間有希の
目にはそれらがないまぜになって混在し――楽しませてもらった。
 しかし……本当はもっと、もっともっと楽しめたはずだった。聖女様の"神託"さえあれば、
宮間有希を拉致して犯すなど実に簡単なようにも思われた。川澄奈央人を待ち伏せ、捕え、
殴り殺すことなど実に簡単なようにも思われた……それができなかったのは……。
 そう。
 それを自分だけの判断で実行すれば、"あの男"の機嫌を確実に損ねるからだ。それは今の
段階では避けたい……。

 まぁ、いい。
 今は、な。

―――――

 10月7日午前0時――。

「……宮間の話は聞いたか?」
『ええ。大体の経緯は』
「社内の様子はどうなンや?」
『平穏ですね。取り乱したヤツはいないですが……静かすぎるくらいです。まあ、みんな、
考えるところがあるんでしょう』
「岩渕の小僧は?」
『岩渕さんなら、警察の取り調べ、エクスカリバーの修理依頼、宮間さんの心のケア、いろ
いろ動いてくれてるみたいですね」
「おめぇは? 今まで何してやがったンだよ?」
『あははっ、ちょっと今は秘密、ですねえ』
「川澄……俺様がてめえを飼ってやってンのは、なぜだと思う?」
『社長……わかってますってば……』
「……てめえを飼ってンのは、てめえが"緊急時"に役に立つ男だからだ……カン違いすン
じゃあねえぞ?」
『……そうすね』
「犯人グループの正体とアジトが判明次第即報告しろ……当然、どんな些細なことでもだ」
『了解です……ボス』
「姫様には適当に言っておけ……教えるのは最後でいい……」
『アジトを発見したとして……どうします? 焼き討ちでもします?』
「……そんな野蛮なことはしねえ。だが、このツケは支払ってもらう……死ンでもな」
『……一応、ヤツらのメンバーに心あたりがあるので、探ってみますね……それと……』
「ゼニなら用立ててやる。交渉役が必要なら岩渕を使え、用心棒なら鮫島を使え。命令や」
『んー……かしこまりました。ただ……』
「ただ? なンや?」
『……社長や役員や社員も全員――気をつけてくださいね……ヤツら、《D》の関係者を
狙って襲って来る可能性――"特大"ですから……』


 通話を切る。
《D》代表取締役社長――澤光太郎は、出張先で宿泊していた東京のセンチュリーサザン
ホテルの上層階で、首都圏の夜景を眺めていた。明日、朝一の新幹線で名古屋に帰社し、
社内の陣頭指揮を執るつもりだった。
 

 最悪――戦争の用意も必要か?
 ふと、《D》名駅前店の倉庫に眠る、ジェラルミンの盾のことを思い出す……。
 
―――――


   『聖女の《F》と姫君の《D》!』 eに続きます。













 今回オススメはもちろん? seesが最も愛する『Aime』様……。


 Aimer様……。
 説明不要のスーパーシンガーwハスキーな歌声に伸びのある声質……。難しいとされる
英語歌詞や難解なメロディをしっとりと歌い上げる技量……天才かつ最高。
 惜しむらくはメディア露出が極端に少ないことと、アニメやドラマのタイアップが非常
に多い事(そんなことしなくても売れるのに……)。
 やはり見た目が少し地味なのが影響か? ……穿った意見でスイマセン。
 ……ホント、クソみたいなドラマやアニメで使われて欲しくない。てのが本音かな。
 安売りはしないでくれ……。




 アルバム各種。買うべし聞くべしw





 雑記

 お久しぶりです。seesです。

 更新頻度鈍いなw自分でもイライラする。
 さて、近況ですが……特に何もないw今回は本当に何もないw
 しいて述べるのならば、私、松阪に赴任してから1年が経過したということぐらいか。
sees的には2ヵ月で帰る予定だったのだが、昨今はどこも人材不足ということで説きふせ
られ……今に至る……むむむ、さいですか……。はいはい。ああ、ういろう、食いてえ。

 久しぶりの澤社長の登場パートにseesも気合注入💉ドピュー!! 
 後はまぁ、惰性ですねw岩渕氏は相変わらず主人公属性らしく地味な立ち居振る舞いの
徹底化。セリフの強弱を考え、比較的おとなしめ……。まぁ、制作時間に関しては今回短
かかったですしね……。
 キャラクターの性格と言動がテンプレ気味なのが少々違和感。まぁ……あまりに細かく
設定してもね……それに、それがseesの才能の限界だとも思う。まじで。
 田中氏鬼畜すぎーーwwwでもseesは好き♪ 

 次回は――ある方とある方がある方によってあることをされて、それによって京子サマ
とある方が激おこ😡みたいなwもう少しヒント出すと、岩渕さんと○○(京子様でも川澄
でもない方)が大ピンチになりますw

 ああ……ああ……もっとホラーな話をつくりたい……ドロドロで、もふもふで、にちゃ
にちゃな……いやいや、我慢我慢(´・ω・)💦

 seesに関しての情報はもっぱら​Twitter​を利用させてもらってますので、そちらでの
フォローもよろしくです。リプくれると嬉しいっすね。もちろんブログ内容での誹謗中傷、
辛辣なコメントも大大大歓迎で~す。リクエスト相談、ss無償提供、小説制作の雑談、いつ
でも何でも気軽に話しかけてくださいっス~。"イイネ"もよろしくぅ!!

 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。ブログでのコメントは必ず返信いたし
ます。何かご質問があれば、ぜひぜひ。ご拝読、ありがとうございました。
 seesより、愛を込めて💓





 適当ショートショート劇場 『会食と価値観(つまらない話)』

 sees    本日は会社関係での会食。ツイにも呟きましたが、ちょっとばかり有名な
       隠れ家的フランス料理店に来ました。会員制です。とても期待しています。
       ……え? 何でそんなに丁寧な口調ですって? いやいやこれが私ですよ?

 局長   「sees君、今日は存分に食べてくれたまえよっ! ガハハッ!」
       うるせえな。
       だったらマルゴーとかシャブリとかの高級ワイン飲ませろや。
 局長   「sees君、これは○○産の○○を使ったソースで、○○が○○で○○な……」
       うるせえなジイジ(暴言?)……ワシをナメてんのか?

       しかし……ウマイな(〃▽〃)
       前菜はアンチョビの甘酢あんかけ?みたいな。
       サラダは海藻と水菜と香草?と玉ねぎと白髪ネギと……いろいろな野菜に
       サラサラのオリーブオイルと何やらポン酢ゼリー? ジュレ? 頭が……。
 
 局長   「ほらほら、飲み物も好きなモノ頼んでいいからね💓」
       ……うぜえな――しかし……。
 sees   「……ペリエ(水)で」
 局長   「あれれ~(コナン君調)、遠慮しなくてイイんだよ~」

       アホな上司は置いといて……。
       スープは何と……鳴門金時(さつまいも)のポタージュ! これがまた
       美味かった……。甘いようで優しくて……正直、おかわりしたかったw

 局長   「いや~美味しいねえ美味しいねえ、また来週にでも来ようかな~」
       ……無視無視。
       メインは豚・鳥・牛・魚から選択。seesは迷わず魚。
       ……美しい。
       皿に盛られたのはカレイのムニエル?に南蛮風味のソース、カイワレやら
       ネギやらの野菜盛……(料理系の表現は難しい……)すげ。
       ウマイ、美味すぎる、十万石饅頭……(埼玉県ネタ)。

 局長   「sees君、どうだね? 予約していくかい?」
       プライベートでの次回来店を進める局長……うるせいなぁ……。

 sees   「……しかし本当に美味しかったですね……(本当に定期的に来たいな)」

       そして……seesは見た。
       離れた席に置いてあったメニューをそっと手に取り、価格を確かめた……。
       結論から思うに――見なきゃ良かったw
       ランチコース
        3000~6000円
       ディナーコース
        5000~15000円
       ペリエ 600円、ワイン、グラスで1500~??? どんだけ~っ!!

  sees   「……今日はありがとうございました<(_ _)>」  
        庶民にゃ無理か……。思い知ったわ、いや、思い出したわ。
        ワシには……日高屋のラーメンがお似合いやな……。


                                   🍜了



こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。

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Last updated  2019.12.29 01:34:33
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