テーマ:今日の健康状態は?(10519)
カテゴリ:病院
おはようございます。 今日もひきつづき、『大腸内視鏡検査(大腸カメラ)』の体験談ブログ。 先日から大腸検査の事前準備(食べていいものダメなもの/レトルト検査食)の体験レポートを書いてきましたが。 いよいよ、検査当日の体験談。 30代女性の私の正直な本音。 どんなことするの?? 怖い?? 痛い?? 恥ずかしい?? 検査直前まで、こんな疑問や不安だらけだった私。。 今日はその疑問を解決すべく、検査の流れをリアルにこまかく書いていきたいと思います 人間ドックを受けた勢いで、人生初めて申し込みをした『大腸内視鏡検査』。 検便の便潜血でひっかかったわけではないのですが、大きな人生の転機を迎え勇気を振り絞った私。 別記事のとおり、大腸カメラ検査は簡易な健康診断とは違い、当日までの「事前準備」が何かと大変です。。 ~検査申込~ ★大腸内視鏡検査を申し込む 検査前に食べていいものとダメなもの ~検査前日~ ★大腸内視鏡検査前日 レトルト検査食の中身と味は なんとか迎えた、検査当日の朝。 もともと白衣恐怖症で、病院は極力行きたくない私。 緊張や恐怖心で心臓バクバクかと思いきや、これまでの苦痛からやっと解放される嬉しさの方が勝るという、予想外の心境でした。 当日の朝、予約とおり朝8:30に病院へ到着した私。 今回は検査で麻酔を使用するため、車・バイク・自転車での来院は禁止。 ということで、徒歩で行けるクリニックを選びました。 病院に着くと、まずは「受付」。 事前に渡されていた “問診票”と、“保険証” を提出します。 当日の体調などを記入する、こちらの問診票。 うっかりな私は家で記入するのを忘れ、受付で慌てて記入しました。。笑 必要書類の提出が終わると、受付横のカウンターで、スタッフの方からしっかり「検査内容の説明」を受けます。 そして、待合ロビーへ移動し待機。 しばらくすると、名前を呼ばれて「血圧測定」へ向かいます。 ここにきて案の定緊張してきた私。。笑 心拍数はかなり多めでしたが、数日前からの準備で食事量が少ないせいか、血圧は低め。 上は90、下は50という結果で、無事に測定終了しました。 このあとは、再び待合ロビーで待機。 しばらく待ったあと、診察室へ呼ばれます。 この病院は担当医が女医の検査日もありましたが、私は曜日が合わず断念。 男性医師なのは前からわかっていましたが、勝手なイメージで年配の男性医師を想像していた私。。 いざ診察室に入ると、想像よりずっと若く、端正な顔立ちのイケメン男性医師が登場!! ここにきて、なんだか激しく調子が狂います。。笑 やっぱり女医さんにすればよかったかも・・・と後悔しましたが、時すでに遅し。 もう前に進むしかありません!! そして始まった、検査前の医師による「診察」。 よくある「内科検診」のような検査を想像していたのですが。。 なんと先生は、当日提出した“問診票”と、検査申込時の“カルテ”を見るのみ。 そして、「大丈夫そうですね」との一言。 思わずつっこみたくなるくらい、なんとも軽い感じで拍子抜けする私。。 いい意味で、緊張感がとけた瞬間でした その後、先生から再び簡単に検査の流れの説明。 話が終わると「気になることはないですか?」と質問があり、問題なければ「前処置」へ移ります。 案内して下さるのは、本日私の担当をして下さる看護師さん。 最初は二度見してしまった、大きなマスクをしててもわかるかなり美人さんです なんだか調子が狂う出来事がつづき、もう諦めの境地の私。。笑 ロッカーに貴重品や荷物を預けたら前処置室へ移動。 ここからがいわゆる「前処置」本番です!! 前処置(検査前処置)というのは、簡単にいうと 腸を空っぽにすること。 「下剤」を服用して、腸の中のものをすべて出し切るまで数時間かかります。(※個人差大) なので、実際に準備が整い、カメラを入れるまではかなり暇になります。 このクリニックの前処置室は、机に椅子が横並びに5~6脚並んだカウンター形式。 その奥には、個室トイレが4~5個あります。 どのエリアも、ホテルのようなオシャレで清潔感ある空間。 “コンセント”、“Wi-Fi環境”、“雑誌”、“ブランケット” などが揃い、とても過ごしやすい環境です ちなみに、この日の大腸カメラ検査を受けるのは私1人。(他は胃カメラ検査の方が数人) 完全に貸切状態で、人の目を気にすることなく終始リラックスして過ごすことが出来ました まず最初に、看護師さんから渡されたのは「下剤」。 点滴の容器のように見えますが、これが下剤。 「大腸内視鏡検査前処置用下剤マグコロールP」です。 初めて見る “液体” 。 しかも、1袋に 1.8ℓも入った大量の下剤。。 キョトンとしている私に、 「1時間かけて、これ全部飲んで下さいね」 「つらいかもしれないけど頑張って!!」 と笑顔で励まして下さる看護師さん。 なにはともあれ、これを飲まないことには検査ができないようです。。 さて、どんな感じで飲み進めようかと思っていると。 カウンターの上に、こんな「飲み方の説明書」が置いてありました。 ざっくり計算すると、“5分間に紙コップ1杯(200㎖)” 飲めば、1時間 で飲み切れる計算です。 コップ1杯(200㎖)は、ちょびちょび飲んでも、一気に飲んでも、どちらでも大丈夫とのこと。 最初の1杯目を看護師さんに注いでもらい、見守られながら一口飲むと。。。 意外と飲みやすい!! 実際に飲んでみると、まるでスポーツドリンクみたいな味。 ポ〇リやアク〇リ〇スを思い起こすような、甘い味です。 バリウム(飲んだことありませんが…)のような美味しくないものだと思っていたので、全く抵抗なく飲めそうな味にホッと一安心です このあとは、携帯を見たり、雑誌を読んだり。 途中うっかり5分過ぎてしまっているくらい、リラックスしていました。 しかし、「意外と余裕かも」と思ったのもつかの間。 実はこのあたりから、予想外の苦戦を強いられることになりました。。 次第に感じる、何の違和感も感じない「焦り」。 そして、いつまでたっても冷たいままの下剤による「冷え」。 11月に入り、かなり冷え込んでいた検査当日の朝。 徒歩で来院したせいで身体が冷え切り、温まらないまま下剤を飲み始めた私。 30分を過ぎたあたりから、冷えで飲むペースが急激に落ちていきます。。 45分過ぎに、看護師さんが心配して様子を見に。 この時、0.5ℓ残った下剤を見て「ちょっとペースが遅いかな。。」と一言。 「これ(下剤)、ずっと冷たいままなんですね」と聞くと。。 「ぬるくなると飲みにくいから冷たくなってて」 「ごめんね、あと少しだから頑張ろう!!」 と、親身で優しい看護師さん。 その後も、何度も何度も励ましに来てくださり、1時間10分経過したところで何とか全て飲み終えました そして、肝心のお腹の方はというと。。 時々下腹部に鈍い痛みを感じるものの、トイレに行きたくなる程ではありません。。 すると、今度は冷えと同時にお腹がタプタプなせいで、「胸やけのような嫌な感覚」が。。 私は冷えばかりに意識が集中していたのか、そこまで耐えられない程ではありませんでしたが。。 この大量の下剤を身体が受けつけず、気持ち悪くなる方もいらっしゃるそうです。 この後もやっぱり状況が変わらない「焦り」と、ますますひどくなる「冷え」との闘い。 ちょうどエアコン(暖房)の調子が良くないとのことで、スタッフの方にブランケット3枚で身体を包まれる私。 この状態で、ひたすらトイレに行きたくなるのを待ちます。 そして、どれくらい経ったのか、時計を見る余裕もなくなってきた頃。。 尿意を感じ(リアルな表現ですみません…)トイレに行くと、思いがけない感覚に襲われます。 これが、生まれて一度も感じたことのない感覚 てっきり、市販の便秘薬のような現象を想像していたのですが、そうではないんです。。 上手く言葉に出来ませんが、今まで感じてきた便意とは全く違うんです。。 ただひたすら、水分を出し切るような感覚。。 腸内をシャワーで洗浄しているような、まるでミルクのみ人形のようです。。笑 一般的な下剤のような痛みがないので波が読めず、トイレの個室でひたすた待機。 全く出ていけない状態になり、看護師さんが心配して何度もドア越しに声をかけに来てくれました。。 そして、正直書きたくなかったリアルすぎる話。 私が大腸内視鏡検査の中で一番嫌だったことが 『トイレ(便器の中)を看護師さんにチェックされる』 ということです。 トイレに行くたびに、、毎回 “呼び出しボタン” を押して、チェックを受けなければなりません。 もちろん流す前のチェック、もう恥ずかしさしかありません。。 ゴールは、腸の残留物が混ざらないキレイな水が出てくるまで。 私の場合、なかなか思うようにいかず、4~5回チェックを受けることに。。 もう無理かもと思った頃、なんとかOKが出ました。 それでも、100点満点中どうやら70~80点だったそうです。 ふと時計を見ると、この時点で下剤服用開始から2時間以上が経過。 もうぐったりしながら看護師さんに手伝ってもらい、携帯など身の回りのものをまとめてロッカーへ。 そして、フラフラしながら、ようやく検査室へ向かいます。 長い長い道のりを経て、相当疲弊していましたが、やっとここからが「大腸内視鏡検査」の本番です。 検査室の中に入ると、少し薄暗く、まさに医療ドラマで見るような雰囲気。 機械がいっぱいで、まるでオペ室のようにも見える室内。 本来なら大きな恐怖心に襲われそうなところですが、冷えの極限状態だった私は思考能力が完全ストップ。。 幸いにも(?)、さほど怖さはありませんでした。 そして、看護師さんたちに言われるまま、検査台横の簡易の更衣室(ブース)へ。 紺色の薄い生地の「検査着(上下別)」に着替えます。 検査本番の服装は、上はワイヤーレスであれば下着もOK、キャミソールなどのインナーもOKです。 下は全て取り、このような「穴あき検査用パンツ」に着替えます。 ここでも羞恥心よりも「冷え」が勝り、とにかく寒くて自分でも驚くほどガクガク震えていた私。。 ずっと付き添ってくれている担当の看護師さんが 「ごめんね~寒いね~」 「あと少し頑張ろうね~」 と検査直前まで身体をさすったり、毛布で包んでくれたり。 この優しさのおかげで、本当にずいぶん救われました 倒れ込むように検査台に上がると、まずは上向きに寝ます。 そして、左手で血圧測定したあと、血中酸素濃度を測る機械を指先につけられます。 つづいて、右手に注射針を入れられ、今度は身体の左側が下になるよう、体勢を変えます。 その後は、 「では、麻酔を入れていきますね~」 と言われ。。 徐々に意識が遠くなるのかと思いきや、一瞬で記憶がなくなりました。 麻酔を打つ直前に先生が検査室に入ってくるような気配を感じましたが、全く姿を見ることなく。 結局、羞恥心を感じる余裕もないまま意識はなくなり、わからないまま検査がスタートしました。 その後、どれくらい時間が経ったのか。。。 気づけば、「安静室」へと移動していて、革張りのチェアーに寝かされた状態でスッと目が覚めました。 この検査の中で今でも一番鮮明に覚えているのが、この瞬間。 今まで味わったことのない、不思議な快感。 “すごく心地のよい眠りから目覚めたような、超爽快な目覚め” でした。 目覚めとぴったりのタイミングで、様子を見に来てくれた看護師さん。 「大丈夫ですか?」と、顔を覗き込まれます。 どうやってここまで移動したんだろうと聞いてみると、 「身体を支えられながら、ご自身の足で歩かれましたよ。」 と、笑顔の看護師さん。 全く記憶のかけらもなく、ものすごくビックリしました。。 目覚めたあとは、足元にいまひとつ力が入らないものの、ゆっくり「更衣室」へ移動。 検査室で脱いだ私服はスタッフの方が運んで下さっていて、検査着から私服に着替えます。 ちなみに、きっと早い段階で検査着に着替えるのだろうと思っていた私。 当日の服装は、自分なりに動きやすいようにワンピースを着ていましたが、特に指定はありませんでした。 メイクもいつもより薄めに、でもベースは最低限して行きましたが、特に何も言われませんでした。 そして、再び「診察室」に呼ばれます。 そして、先生からいよいよ 結果説明 が!! 大腸内の鮮明な画像を見ながら、「ここが○○で・・・」と細かい説明がありましたが。 今回の検査結果の結論は、 「腸内に少し残留物が残っていたものの、どの部位もキレイな状態で、ポリープもありませんでした。」 とのこと。 とりあえず一安心で、心底ほっとしました このあとは、ロッカーで荷物を取り出して、最後に「お会計」です。 この日の「大腸内視鏡検査費」と、事前に受け取っていた前日の「大腸検査食」の費用も合わせてお会計。 ちなみに、このレトルト検査食は 通販 でも購入可能です。 私は病院で購入したので選択肢は2つでしたが、調べてみると各メーカーからいろんなメニューが出ていました 事前に調べて自分の好きなタイプのものを選べばよかったというのが、今回の反省点のひとつです。 「ビーフシチュー」や「煮込みハンバーグ」など、バリエーション豊富です。 お好みのものを、チェックして見てください。 そして、最後に気になるのが「検査費用」。 私が今回受けた大腸検査の料金は、“保険適用” で 6,000円程。 検査食は、“保険適用外”の 1,100円 。 なので、合計でも 7,000円程 でした。 もっと高いと思っていたので、値段にもビックリ。。 ちなみに、万が一良性の小さなポリープが見つかり、切除した場合は、最高30,000円程になるとのことでした。(※日帰り可能) 私が行った病院の支払い方法は、クレジットカード可。 高額になった場合も、現金持参の必要や心配もありません。 先生から腸内の検査写真もいただいて、ようやく私の初めての大腸検査は無事に終了しました。 人生初めての『大腸内視鏡検査』。 実際に受けてみると、驚きの連続でした。 感想としては、正直楽な検査ではありませんでしたが、 「受けてよかった」 というのが一番の感想です。 まさに “案ずるより産むが易し” 。 一度受ければ、二度目・三度目はさほど抵抗なく受けられると思います。 迷われている方がいらっしゃったら、ぜひ勇気を出して受けていただきたいと思います。 もし、「それでも受ける勇気がない」という方は、自宅で受けられる検査キットも出ています。 「検便」も会社や学校などとは違い、人目も気にならない “メール便” で受けられるようになっています。 結果も数日で出るとのことで、星の数も多く口コミも好評でした そして、検便だけでなく、自宅で採取した血液サンプルを郵送して各種検査ができるセットも。 こちらも、3日から1週間ほどで検査結果が届くようになっています。 今回の検査結果で、幸いにも何も異常がなかった私。 先生から、年齢的に「次回は5年後を目安にまた受けて下さい」とのお話がありました。 ひとまずは検便受診をしながら、数年後にまたしっかり大腸内視鏡検査を受けようと思います。 最後に余談ですが、よく検便を失敗される方は、こちらがおすすめ!! 病院からは予備をもらえないことが多いので、我が家はもしもに備えてストックしています 値段も安いので、重宝しています 今回、私一個人の体験談ですが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。 尚、下剤の効果の現れ方などは個人差がありますので、ご参考程度にお読みいただけると幸いです。 どうか、このブログがひとりでも多くの方の検査受診の後押しになりますように もしよろしければ、「フォロー」や「コメント」お願い致します。 日々の励みになります
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