長崎県 野崎島野崎島。 長崎県小値賀島の隣にある無人島です。 正確には住人登録されていますが、 実質上は無人島。 ここの住人といえば、鹿。 野生の鹿が仲良く繁殖しています。 (鹿のほうが賢くて、人間をみるとみなお行儀よく?走り出します。←逃げるというほうが正しい) かつては人も住んでいたので、 田んぼのあとの棚田や教会などが残るものの 今は鹿が走りまわるだけ。 (見事な畑跡が残ってます。この見事な手入れ。実は・・・鹿が新芽を食べてくれるので、きれいに刈り取ったように見えるのでありまーす。ナイス?鹿殿。 鹿は島の美化係なのかも♪人間で、ここまできれいに手入れできることはありますまい。ビバ! 野崎鹿♪) 台所跡もそのまんま残っているし、一升瓶もゴロゴロ。 (呑み助が多かったのか。う~ん。なんかいいぞ。この島。は! まさか鹿が一升瓶を抱えてドンチャン騒ぎしているのでは・・・ナイナイ) この島は生活文化面でも面白く、 かつて、人々が住んでいたころ、 キリスト教の村、仏教の村、神道の村というふうに 3つにわかれていたそうです。 (で、もちろん、仲よくというわけでもなかったようで) (宗教の問題って、どこでも紛争あるようで) (・・・・・・どんな宗教もみな平等、愛とかいってるのにね) 教会は野首天主堂といわれる指定された文化財。 本天主堂は煉瓦造りで鉄川与助の最初の単独施工といわれてます。 平面、立面とも相似的な形態しているが、 正面構成に工夫の跡が見られ、正面に塔はなく 「天主堂」の文字が大きく掲げられています。 西洋城郭の胸壁様装飾を設けられ、バラ窓は省略。 入り口や窓は尖頭アーチであり、ゴシック様式! 日本の島でありながら・・・見ているとどこかヨーロッパ風。 (思わず、マドモアゼール、マダームとささやきたくなるのは・・・ゴンだけ? キリスト教徒でないゴンもこの微妙な荘厳さに自分は日本人だ、外国人だというこの分ける今の考え方が消えてしまいそう) 壁などは煉瓦造りであり、屋根は単層。 平面は三廊式、内部立面は単層、天井はリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)、床は板敷き。 毎年3月に世界中から音楽家が集い、音楽祭が開催されています。 音楽ファンには好評で、小値賀島を経由して、この島に 多くの人が集います。 (今年は参加するぞ!) 島体験ができる施設もあります。 そこは かつての島学校。 なんか昔懐かしい雰囲気のある学校です。 ここでは宿泊も可能! 水もでるし、鹿もでるし、オバケは・・・ノーコメント(爆)。 島は歴史の古い島でもあり、野首遺跡からは今からおおよそ6千年前の縄文時代前期から16世紀代に及ぶ各時代の石器や土器・陶磁器などの遺物20万点以上が出土。 北部山中に鎮座する沖ノ神島神社は慶雲元年に創建された五島列島一の古社もあります。 社殿背後に屹立する奇岩「王位石」の偉容は見る者を圧倒されます。 対岸の小値賀島からも見えるくらいの大きさ。 島の周囲の海域には外国との交易船も多くとおる道なので、 漂流物も多く、13世紀くらいの青磁や白磁などの欠片も簡単に手にとることができる。 歴史好きな人にとって、よだれが出続ける! 野崎島はまさに宝の島なのです。 さ、まずは音楽祭に参加してみて、島のよさを知ってみますか? あ! 春、夏、秋になると島だけに虫は多いし、まむしもでるので 自分の身は自分で守ってくだされー♪ |