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遊悠白書 GON

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岡山県 北木島

島クイズ 2月


岡山県、笠岡諸島のひとつ北木島。
ここは太閤秀吉に愛され、天下分け目の戦いに参加した大阪城の石垣や
明治時代、文明開化の橋となった日本橋の土台石として使われた
名石、花崗岩が今も産出されています。

石切場

東は塩飽諸島、西は広島県福山市に接し、南には讃予の連山を望み、北は水島工業地帯という風光明媚な島なのです。
この春の4月。旧暦の3月には瀬戸内で昔から行われている流し雛の行事も開催されます。

中国、韓国が問題視する靖国神社の石の鳥居もここの石が使われています。

石の島として有名ですが、最近は大陸からの安い石の輸入により、
墓石などの需要は下降気味。

その現象は島の人にとって寂しいそうです。

「お墓は未来永劫続いていく大事なもの。大陸産を使って悪いとはいわんけど、あの石材じゃ、20年しかもたん。風化しておしまいじゃ。塵のように消える人生もいいという人もおるかもしれんじゃけど、日本人って先祖を敬ういい民族やと思うけん、その辺の意識が薄くなってきとんじゃろ。安かろーがなんでもええとは限らんけんのう。うちの石は100年200年はもつ石じゃけん、子孫さんにもわしたちはお墓の前で会うことができる。そんな文化を、意識を大事にしてもらいたいもんじゃ」

船着き場

そう教えてくれた島のおじいさん。
どこか寂しそうでした。


この島。
ほんと良質の花崗岩でできあがった島で
あちこちに昔の石切場を見ることができます(立ち入り禁止ですが)。

幾つもある石切場も今、使われているのはわずか1箇所。
あとは閉鎖や、海水が入り、大きな水たまりになってしまいました。


島周辺にも奇岩がところどころに見られ、島内には山から切り出された大きな岩があちこちに積みかさなり、オブジェのように見えるものも多く、自分の順番はいつかとひのめを見る日を待ちわびているようです。

港や公共施設の近くには『メビウスの輪』『石の時計台』など若手アーティストが創った作品がそびえ、石めぐり散歩を楽しめます。

アーティストばかりじゃありません。
島人の家先には各々が石をつかった作品を飾っています。

なかには
モアイ

こんなものも(笑)。可愛いですよね。
ネーミングはモアイといってますが・・・どうみてもET。
スピルバー●監督がここであの映画パート2・・・なあんてことないか。
でも、某渋●駅のモアイ像よりはユーモアありそうです。

石めぐりしたら、のんびり島宿で
刻々と変わる瀬戸内を眺めながら、のほほんするのもいいもんです。

風情あるお宿はこちら♪
放浪三昧島めぐり!天野屋旅館




北木島のことは海風舎発行)『島へ。』。で掲載しておりますので、
本屋で見つけたら、眺めてみてください。ヨロ♪(o-_-)人(-_-o)シク♪




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