2004/07/10(土)15:26
ブランド再構築のための緑モス
1ヵ月以上前、後輩から、「緑モスって知ってますぅ~」と得意
げに言われた。(げっ、知らない。しょうがない田舎に住んでる
からと自分を説得。)街でカラーバスをやっていて見つけたそう
である。
ちょっと田舎に住んでいるため、なかなか見る機会がなかった。
そうこうしているうちに、約1ヵ月が立ち、やっと拝むことが
できた。(ちなみに、緑モスのプレスリリースは3月。)
緑モスは、モスバーガーチェーンが志向する「安心、安全、環境」
を象徴する色として採用したものだそう。当面は、赤モスと同じ
ものを提供し、チェーン内基準を満たした店舗から順次「緑モス」
へ転換していくらしい。
緑モスは、ファストカジュアル業態とし、レストランなみの高品
質な商品をゆったりと落ち着いた快適な空間で、ていねいなサー
ビスで提供するのだそうだ。
最近、消費者は、安いことだけを求めていない。値ごろ感があり、
それに見合うだけの価値があれば、高くても利用する傾向にある
ような気がする。
それには、飲食であれば、商品だけでなく、店の雰囲気も重要だ。
この雰囲気というものは、なかなか伝えにくい。ここの店なら大
丈夫ということを感じさせてくれるもの、それはブランドなので
はないだろうか。
そう考えると、モスは、緑モスを武器として、ブランドの再構築
をしようとしているように思う。
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<カラーバス>
加藤昌治氏の「考具」という本に、色につられてヒントになるア
イテムが集まってくるという考具として紹介しているもの。今日
は「緑」と決めたら、例えば通勤中、緑のものだけを見るという
もの。)
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