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元・経営コンサルタントの投資日記

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2010/09/27
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カテゴリ:政治
 

恥ずかしながら、私は学生時代政治学科のゼミを出ておりまして、20年前の埃のかぶった知識で恐縮ですが、今回の尖閣問題は中国だ、天然ガスだ、レアアースだと言う問題ではなく、もっと根本的に、日本の安全保障にとって何がもっとも脅威なのかの優先順位付けとそのための取捨選択がない、つまり、「戦略」がないことが原因のすべてだと思います。

 

そのためには、何が国家安全保障上の最大の仮想脅威なのかを秘密裏に定義しなければならないでしょう。

 

正直、いまさらロシアが攻めてくるとは思えません(そんな無駄な金はないだろう)。

 

北の将軍さんの逆切れは可能性がある。けどこの国は、逆切れ外交で、逆切れで援助を求める戦略が基本。

したがって何よりの脅威は、中国の膨張主義でしょう。

中国は沖縄諸島ですら、自分の領土と主張しているようですから。

 

これから先、中国とは経済友好、外交では距離を置く関係が継続する、少なくともあちらは政治的には共産国家であり続けているので、民間とは違い、国家レベルでは何もかも一心同体になる必要性はありません。

 

尖閣諸島の問題は、日中間だけの問題として片付けず、中国と国境を接していて、領土問題を抱えている国(ベトナム、インド、マレーシア等)と、そしてなんといっても中国とは本質的に犬猿の仲といってもいいロシアを巻き込み、米国を盾にして、地理的に中国封じ込め戦略を描くぐらいの覚悟がなければ、だれが政権をとっても小馬鹿扱いされるのみです。

 

アメリカは、経済的に中国市場への傾倒を続けていますが、それでも中国の領土主権が膨張することは本能的によしとしないはずなので、長期的な戦略を持ってすれば、陣営に引き込むことは可能だと思います。

インドも中国を快く思っていません。

 

アメリカ、ロシア、インドそして日本、これだけ足せば、プレッシャーは相当あるので、中国もうかつに漁船と称して、小賢しいマネはしてこなくなるでしょう。

 

そのためには、日本も片づけなければならない問題は山積しています。

北方領土や竹島問題です。これを平和的に落とし所を持って解決して、後顧の憂いをなくさなければなりません。

けど、それが出来る和製キッシンジャーが出現するのか?

 

日本の課題は、各論にとらわれ過ぎて、ビッグピクチャーが見えない点でしょう。日本にとってのビッグピクチャーの基礎となるのは、ここで日米同盟である、という基本に帰ってくるでしょう。

 

絶対譲れない線、将来の脅威が何か、をじっくり考えて戦略を練ってほしいと思います。そうした場合、日本が何をすべきかがよくわかったと思います。安部氏も鳩山氏もなぜ自分が首相から落とされたのか、やっぱりわかっていない。

アメリカは今回も「尖閣諸島は日米安保の範囲内、同盟国として強力に支援する」と声明を出している。

靖国神社に参拝しても中曽根さんも小泉さんも長期政権が築けた。しかし、中国寄りに歩み寄った首相は短命に終わる(私は分祀すべきだと思いますが)。

 

残念ながら、沖縄問題もそういった中で考えざるを得ないのではないでしょうか?

 

これまで政治家はばら撒けば(皆幸せにすると吹聴すれば)、票が入った、すなわち経済的課題は国債を刷ればよかった。したがって外交戦略を正面に考えていなかった(優先順位が低かった)。

 

核密約とか、そのような書類が個人の家から出てくるとか、アメリカが悪いのか日本がアホなのか。

 

各論の議論と基本戦略の議論をしっかり認識し、基本戦略の部分でぶれない軸を作っておくべきだ(経済や企業の基本戦略にも当てはまるケースは多い)

 

民主党は、日本の国益ではなく、みずからの党益(支持母体が大陸寄り)だけで今回の意思決定をしてしまった。こんな政党に票を入れた自分も恥ずかしい。

ハマコーさんが、かつて、ツイッターで、色々不満があっても「それも民意だ」と言ってたなあ。あ~あ。次は投票所に行くべきか?

 






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Last updated  2010/09/27 11:21:37 PM
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Re:尖閣諸島、外交戦略云々(09/27)   マダムアゼルMiMi さん
「国益」を何かを語らない選挙、政権、総理が多すぎる。

神風が吹いて平和が守られた時代はとっくに終了。

いつどこからあらゆる輩がやってくるかはわからないご時世に暢気に「代表選」だの「派閥の領袖」だのと
御託を並べているゆとりはないはず。

最小のリスクで米軍を「利用」できる日米安保条約を「盾」として、外交をしていくことは大事。

「東アジア共同体」とか大挙して中国の政権担当者との握手写真を撮りにいった「カモ」状態です。

私には自民党が嫌だからといって「民主党」に政権を任せようと思う人が何故多かったのかは未だに疑問です。

一方の「通貨戦争」もあまり勝ち目はないし。。
どの国もよろよろとはしながらも、戦っている今
日本は立ち直るきっかけを本当に失ってしまうのかも。 (2010/09/28 09:10:22 PM)

Re[1]:尖閣諸島、外交戦略云々(09/27)   gonchan0810 さん
マダムアゼルMiMiさん

>私には自民党が嫌だからといって「民主党」に政権を任せようと思う人が何故多かったのかは未だに疑問です。

ううっ、耳に痛い。 (2010/09/30 11:33:54 PM)

中国との紛争解決   snowbees さん
中国の漁船「体当たり」に黒幕がいたのかなど、不可解な要素が多いが。

>中国政府は自国の成長力が大きいゆえ、台頭に伴って起きる摩擦を自国で処理できる、と単純に考えているのかもしれない。しかし現在の中国はアメリカに対する自国の国力を過大評価する一方で、ほかのアジア・太平洋地域の国々をアメリカ(とインド)に接近させかねない自らの影響力を過小評価している。

 もっと言えば、中国は自国経済のアジア・太平洋地域経済に及ぼす影響力が、政治をも変えることができる、と誤解している。しかしそんな誤解を続ければ、中国はいずれやっかいな対立に直面することになる。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100927-00000301-newsweek-bus_all


(2010/10/04 06:52:34 PM)

Re:中国との紛争解決(09/27)   gonchan0810 さん
snowbeesさん
一番漁夫の利を得たのはアメリカの様ですね。 (2010/10/06 08:55:52 PM)

「巨龍」中国に対抗する近隣諸国   snowbees さん
WSJ論説=アメリカのタカ派の論客ですが、そこそこオモシロい:

>アジア太平洋地域は、今や世界第2位の海軍軍備支出市場となっている。ベトナム、インドネシア、シンガポール、日本は潜水艦隊を増強しつつある。インドは新たな艦船に400億ドルを支出する予定で、今やアジア最大の海軍大国となっている。日本と韓国は共に米第5世代ジェット戦闘機F-35の購入を目指しており、一方、シンガポールとオーストラリアはすでに同機を米国と共同生産している。さらに日本と韓国は、高価な弾道ミサイル防衛システムへの投資を継続している。


  http://jp.wsj.com/World/China/node_122895 (2010/10/11 06:27:03 AM)


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