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元・経営コンサルタントの投資日記

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全122件 (122件中 1-10件目)

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投資一般

2011/12/18
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カテゴリ:投資一般
 

今回は投資の話ではなく、Cost Savingの話。

 

復興増税、社会保険料増額(我々にとっては増税と同じですね)、消費税増税、子ども手当廃止など、相次ぐ財政・社会保障の立て直し政策が検討されています。大手証券会社の試算では可処分所得が数十万円減少になるという結果になっていると知りました。

(直近の話では、上記のうち、いくつかに民主党は腰砕けになりつつありますが、トレンドは変わらないだろう)

 

一方、子どもは益々金食い虫に育ち、妻も子育てが一服して消費割合が大きくなり(いい年になってもジャニーズかよ)、これで増税攻勢となれば、この経済環境下(とこの年齢も考えると)で収入増加を見込むこともリスクがあり、勢い家計の見直しに着手せざるをえません(こうやって不景気になるんだぞう、民主党のドジョウさん)。

 

ひもじい思いをしない範囲で取り組めそうなケチケチ施策、いや節約に励むことにしました。目標として子ども手当分(2人)の減少分は節約できないか、という仮説で取り組んでおります。

 

1)生命保険料の見直し (年間85,000円)

特に医療保険を見直し。加入当初は30代の前半台で、1日当たりの入院保険料を15,000円と、今にして思えばかなり厚めに見積もっていました。

本などを読んで、いっそのこと解約してもいいかな、と思いましたが、妻に相談するといやだというので(そのくせ消費はSaveしないなあ)、万が一の場合の保険給付レベル(1日当たり入院費用等)を半額レベルに落としました。

保険は蓄えがあると不要というものですので、頑張って投資して解約しても困らないようにしなければ...。

しかし、節約効果は絶大で、年間85,000円程度にも上りました。

投資で成果が出て、子ども向け教育費がいらなくなれば、解約しよう。

 

2)タイヤの履き替え (年間12,000円)

クルマそのものが必要なのか、という議論があるのは承知していますが、やっぱりあった方が何かと便利で暮らしやすい、と考えております。未だに平成7年型のクルマで、駐車場ではみすぼらしくなってきています(お隣が真っ白なBMWでよい引き立て役)。

エコタイヤに履き替え、燃費が約1リットル改善で試算して、約12,000円。

 

3)電気代の節約 (年間10,000円)

これは以前ブログでご紹介した、蛍光灯型電球への切り替え、基本アンペアの切り下げ(基本料金が月約300円安くなる)、冷蔵庫を買換えなどで達成可能ではないか、と考えております。

(参考)LED電球にすべきか、蛍光灯型電球にすべきか?('11/10/10)

 

ちなみに、リビング、キッチン、バスの各電球を白熱灯から蛍光灯型電球に切り替えただけで、消費電力はここ2ヶ月で対前年同月比15~20%もカットされていますよ(また2ヶ月ですが)。

 

11月電機修正.JPG

 

 

12月修正.PNG

 

冷蔵庫を買い換えたのは12月上旬なので、今後も15%程度の消費電力の削減はいけそうな感触を持ちました。

 

4)カード決済を推進 (年間 +5,000円程度)

公共料金のカード決済シフト(携帯とNHKは実施済み)

保険料のカード決済

妻のカードをメインカードの家族会員にして、ポイントを集約

 

試算方法として、決済金額の概算総額×2.0%(現在のカード会社の利用残高に対するポイント付与率。全体のカード利用金額に応じて加速度的に率が良くなる)のポイント総額を全額商品券に換算したものとしています。

 

現状112,000円程度で、あと子ども手当1人分をなんとかしなければなりません。ちょっと厳しいなあ。しかし、同額を配当で稼ごうと思えば、112,000÷3%=380万円近い元金が必要で、これはかなりしんどいので、頻繁に通帳を眺めながらケチケチにも励むこととしております。

 

5)調達原資 

ちなみに、これら「省力化投資」の原資の太宗は皇太子殿下御成婚記念金貨の売却代金を充てました。「買い取り強化キャンペーン中」とのことで118,000円でした(結構いかがわしそうな貴金属屋でしたが)。

 

売るときに初めて知ったのですが、買ったときの価値は金貨2枚で10万円もしていなかったそうです。銀行時代の上司にだまされた(金貨売却前は15万円から20万円で売れると今回の 「投資」 の全額が賄えるという甘い期待があった)。

価値は金の含有量(18g/1枚)×金のレートだそうです。私は11月上旬に売却しましたので、今は落ちているかも?記念なんて何の価値にもならないそうです。

 

1993年の6月9日の発売日で、10万円で買い、2011年11月3日に118,000円にて売却。IRRを計算したら、0.9%でした!!! 郵便局の定額貯金のほうが断然よかった!

 

ちなみに私は更なる金の値上がりなんて信じていません(利子・配当を産まないものを金融商品と認識できないタイプで金への投資はやったこともやるつもりも無い。よいEXITだったと信じております)。

 

ちょっと話がそれましたが、ケチケチ、いや、節約もインパクトが非常に大きいと改めて実感いたしました。今風に言えば、 Smart Lifeってことになるのか?

 

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Last updated  2011/12/18 02:34:07 PM
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2011/12/05
カテゴリ:投資一般
 

 

カンボジア.JPG

 

 

週末、久々に靴を買いました。近所のイトーヨーカドーで買ったのですが、その靴がMade in Cambodiaであったことを知りました。

ステッチの縫い合わせなど、どれをとってもMade in Chinaより出来がよいのではないかと思えるぐらいでした。

「カンボジア製って大丈夫かなあ」と最初は思ったのですが、

 

  • 見た目はよく出来ている
  • マーチャンダイジングにはうるさいヨーカドーの店頭販売
  • 「本革」(牛革)と表示あり
  • 一応、「Kent」のロゴが入っている(デザインもいかにもKentって感じのトラッド感)

 

値札.JPG

 

値段は激安とまでは行かないまでも、牛革でこれだと許容範囲(隣に存置されていた別タイプの靴が、同じブランドで3,990円だったので、5,990円はやや高めに感じた)に違いない。

 

単に世間知らずだったのかもしれませんが、生産地がMade in Chinaから分散していく流れが加速化しているのでしょうか? これまでイオンでラオス製の靴下というのを見たことがあります。しかし4足1000円のようなものでした。

 

このようなしっかりしたもの(まだ未使用なので、正確ではありませんが)がカンボジア製(関係者には失礼ながら)とは、現地の方の腕前か日本の生産管理能力の向上か、さすがという気がしました(履き心地もいい)。

 

一応、仕事に履いて行く靴なので、NIKE(株を買いたいと思っている)とは選択する余地はありませんでした。

 

TPPに加盟すると、もっとバラエティに富んだ選択肢になるのだろうか、と思った。

イトーヨーカドーはモノはしっかりしているが、GMSの平売り場なので、買い物の楽しみが半減する(日常って感じしかしない。ショッピングの楽しみがない)ものの、鈴木会長の息がかかっているのか、商品はしっかりしていることを再認識。

品質・性能はいいけど売れないって製販関係なく、日本企業の弱点かなあ。けどモノはしっかりしていることを再認識しました。しかし、意外と穴場(けど7&HDの株は買う気が無い)

 

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kent.JPG

 

 

 







Last updated  2011/12/06 12:32:42 AM
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2011/11/23
カテゴリ:投資一般
 

仕事が立て込んでいるため、改めてこの問題は取り上げたいと思いますが、今朝の某大手町経済新聞社の記事ではザックリと

 

主導権争いでごちゃごちゃせずに、サッサと統合して、グローバルな金融拠点の地位を守るとに団結せよ。

 

という内容ではなかったかと記憶している。

 

特に統合比率等で揉めたように書かれているが、大証の場合は上場企業で、東証と利益規模が接近しているにもかかわらず、2.5対1などと吹っかけられれば、簡単に承諾できないと言うのは大証の経営者としてすごく当然だと思った。

 

投資家の利便性が改善するなどという大義名分が目立つが、独禁法上のシェア基準には抵触しないのだろうか? 統合で圧倒的な取引シェアになるのは目に見えている。

 

圧倒的シェアになってしまえば、取引コストが投資家(利用者ですね。この場合)に還元されるのか、それともプライシングパワーで不利益を被るのか、対岸の米国ではAT&TとドイツテレコムUSAの合併問題では、当局は裁判に持ち込んでいる(合併に反対している)。

 

また、統合比率が東証に有利(だと私は思う)であることや、裏口上場の様なステイタスを保持することが「投資家のため」になるのだろうか?

 

率直に言えば、ゴマカシM&A(と言っても言い過ぎではないと思う)を証券取引所自体が主導していて、投資家(利用者)により取引しやすい場を提供できる、と言えるのだろうか?

 

もし、証券取引所自体が、日本の地盤沈下に悩み、東京での取引を活性化したいと思うのであれば、「小が大をのむ」取引でも、まっとうな統合比率(何しろ東証は非公開企業。非公開企業はDCF等でも流動性リスクで30%程度の減価を食らうはずで、こんな贔屓目な比率になるとは思えない)でも、もっとビックリするようなスキームでも、利用者(投資家)に、よい意味でサプライズを与えるような統合条件にしてもらいたいなあ、と思いました。

TOBのプレミアムがたったの14%??? 2011年3月期の純利益は大証91億円で東証が89億円となっている。 

 

単にオチ目な自分たちの存在感を引き上げるための統合では、あんまり意味ある統合とも思えない。定量的な分析が出来ていないため、言いたい放題でヤマ感的な部分があって申し訳ありません。

ただし、投資家目線(特に大証の投資家)と顧客目線(この場合顧客は一般投資家)に立った統合には素直に思えなかった。

また、普段投資しなかったり、ガバナンスと無縁な組織ほど、大義名分で美談化する傾向があるようにも思った。誰の 「ため」 のM&A???  

 

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Last updated  2011/11/23 07:17:55 PM
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2011/11/01
カテゴリ:投資一般

今月は休むことになったのだが、金融株があまりにも悲観に振れ過ぎているのではないか、と6月頃からずっと思っていました。けど結局、この間は金融株を買わずじまい。悲観の中で買うことの難しさを改めて知りました。

 

所有株にはHSBCとアフラック(アメリカンファミリー生命)がありますが、どちらも無茶苦茶に下落していて、「何%下がったら機械的に損切り」なんてルールがあれば、確実にどちらもサヨナラしているはずです。

AFL.PNG

なぜ下がったのか、といえばユーロ危機と景気後退観測に違いありませんが、アフラックはその資産運用のかなりを欧州の銀行の社債(サムライ債など)や優先株・劣後債などに投資しており、かつPIIGSへのエクスポージャーも大きかったからです。

 

アナリストの人もアフラックへの見通しに弱気で(今でも弱気)、この間買うのに躊躇していました。

 

そこで、3Q決算を見てから考えよう、ということになり、先週決算発表がありました。

 

結局、日米ともしっかりした増収増益基調にあって、投資適格以下の運用資産の処分のかなりの部分は終わっていると説明(ギリシャ・ポルトガルの債券はないと説明)し、10%の増配を発表しました。(円高を差し引いても)PL面での堅実経営を改めて確認した次第。BSはまだ膿を出し切っていない可能性が少し残る。

 

会社側は円高を利用して、運用資産の減損・売却損を埋め合わしているようだ(全資産の7割近くを円で運用している珍しい米国企業)。 

 

株価はその前後のEU危機収束に向けたメルケルさんの発言などで大幅なラリーで一気に上昇してしまいました(こうなると想定していたものの、確信と言えるほど自信はなかった)。

 

ちょっとボラティリティが大きすぎて、こういった場面で手を出すのにはもう少し訓練が必要だと思いました。お化け屋敷かジェットコースターに乗った気分でこれを楽しめる余裕はまだないなあ。

 

生命保険会社の収益構造は本質的には損をするはずがないのですが、資産運用を誤ってしまうと大変な目に合ってしまいます(日本でもアクティブな運用を行った生保ほど「危ない生保」とレッテルを貼られる。当社が特別危ない運用をしているとは思えないが、リーマンショック並の冷や冷やものでした。

 

相場雑感

株価全体はこれで安泰か否かはわかりませんが、とりあえず超悲観は織り込んだようです。

 

ただし、業績面においては、QE2の副作用でもある原材料高を十分に価格転嫁できない消費財メーカーは苦戦しているようです。人員削減を発表しているところもあり(P&Gなど)。

 

上流のエネルギーや素材メーカーでも、単価の上昇による恩恵をフルに受けていますが、数量は頭打ちに近い状況が見られます(シェブロン、ダウケミカル)。今後は単価を下げて数量をさばかないと稼働率が落ちてしまいます。

 

第4Qはサプライチェーンの上流企業は第3Qと比較して単価減・数量増が想定され、下流企業はまだ原材料高を十分に吸収しきれていないので、下流企業は対前年比増益をキープするのはきついのではないか(フォードやP&Gは難しそう)。

 

上流企業について今期はともかく、来期には単価減は避けられず、それを補うほどの数量増と言うほど景気の回復も期待できずに、決算がきついかも。

 

可処分所得以上の伸び率以上の消費をしているアメリカの個人消費の状況などと合わせると、もう一回インフレ率が下がる可能性もあるのかなあ(ということは来年の夏ごろにダメ押しのQE3?)。

 

個人的に2012年の前半は弱気ですけど、2011年を見ていると、だからと言って株価がどう反応するかは別問題ですね(アメリカのGDPが一番冴えない時期に株価が上昇し、一番マシだった時期に株価が最悪でしたから)。

 

日本人としてはドル高による米国物価や商品市況の安定を期待したいところですが、その気はなさそうですね。レパトリ減税(米国企業の海外現地法人が米国本社に配当などで送金する資金への課税を免除する案。現在有税なので、企業は米国外の現預金を寝かしたような状態になっている)は否定されていますし・・・。

 

為替介入はタマがいくらあっても足りない(今日の介入で75円を切るのは難しいような気もしますが)。

当面は11月中旬から下旬に今年最後の買いを想定しています。それ以降は来春かなあ???

 

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Last updated  2011/11/01 12:13:19 AM
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2011/09/25
カテゴリ:投資一般
投資家が大切にしたいたった3つの疑問

投資家が大切にしたいたった3つの疑問
著者:ケネス・L.フィッシャー
価格:3,990円(税込、送料込)
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最近読んだ投資本の中ではよかった。ピーター・リンチとは一味違う内容。

 

  • ケン・フィッシャーとは

著者のケン・フィッシャーは、あの偉大な父、フィリップ・フィッシャーの息子です。親子揃って、投資の世界で成功を収めています。

ケンは300億ドル(約2.3兆円)もの資産を運用する株式ファンドのマネー・マネージャーとして、Forbsのアメリカ長者番付上位400位の中で、2011年でも263位、約17億ドル(約1300億円)の資産を有しているとされています。

 

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しかし、投資のアプローチは父親とやや違っているようで、分散ポートフォリオでベンチマークを上回る成果を挙げることが重要だといっています。

偉大な父は、少数精鋭のテクノロジー株(ゼロックスやモトローラが有名)に集中投資をして、投資先の情報を町の立ち話レベルまで調べ上げて、徹底的にBuy & Holdするというスタイルで、現在のウォーレン・バフェットに影響を与えたといわれています。

 

一方、ケンの方は著書の後半では、「銘柄選びにはたいした影響力が無い」と、バフェットやピーター・リンチなどの信奉者にはショッキングなことを言っています。

ちょっと皮肉屋で風変わりな人のような印象を持ちましたが、鋭い洞察力だと思います(なぜか、父より医者だった祖父の話が多いので、父に対抗意識があるのかもしれない)。

 

肝心の本の内容は700ページ以上もある読みごたえのある分厚い本ですが、★4.5ぐらいは上げてもいいと思います。わずかにやたら長文であると言う点を除いては。また、リーマンショック前に書かれていますので、リーマンショックを予想していたかどうか、これではわかりません。

 

本の要点は、特に株式投資においては、投資の世界で一般的に言われていることを鵜呑みにせず、自分なりに調べ上げて、それが間違いであると気づき、なおかつ株式にプラスであるとわかれば、そちらの方向に賭けるべきだ、ということでしょうか。

ジム・ロジャーズ的なアプローチと言えるかもしれません(ただし、ジムのように実地調査をすることはあまりなさそうだが)。事実を元に行動ファイナンスを活用すべし、といったところか。

 

たとえば、財政赤字は株式によいことだ、とケンは例示しいています。アメリカの財政赤字がピークになったそのときが株のボトムで、財政黒字になろうものなら、株式相場に弱気になるほうがよい、とアドバイスしています。

財政政策が経済活動を刺激するからだ、と経済学の基本的なことなんですが、財政赤字になると世論は国家が赤字で沈没するかのような大騒ぎになって、株価も下落するのが、パターンです。

 

このように、他人にはわからず、自分だけが知っているようなパターンを彼は「資本市場テクノロジー」と、やや大げさですが、名づけて、自分なりの資本市場テクノロジーを作り上げて、株式市場で優位に立つことが、市場平均に勝ち続けるコツだ、といっています。

1997年から2006年までの10年間で11.5%の年率リターンを挙げています(S&P500は9.8%)。

彼は1980年代にPSR(株価売上高倍率)という株式評価法を編み出し、今では世間一般の株価指標として活用されている。彼の最初の「資本市場テクノロジー」だ。

 

タイトルの3つの疑問とは

  1. 実際には間違っているが、信じているものは何か
  2. あなたに見抜けて、他人に見抜けないものは何か
  3. 私の脳は自分をだまして何をしようとしているのか

 

となっています。1と2は財政赤字が株式に悪くなく、実はよい、という点。3番目の疑問は、自信過剰にならないために、意思決定をする際、立ち止まって考えよ、と促しています。

 

彼は、株式市場は人間の古くからの本能に逆らわないといけない場面が多く、誰にでも平等に恥や屈辱を与える憎い存在であるといい、株式相場のことを「大いなる屈辱をもたらすもの」と呼んでいます。

「大いなる屈辱をもたらすもの」のことを、ベンジャミン・グラハムはもう少し、インテリに「ミスター・マーケット」と呼んでいました。

 

この「大いなる屈辱をもたらすもの」に打ち勝つことが、よろこびだといっています。

 

打ち勝つためには、他人は知らないが、自分だけが知っている事実があれば、そこにオーバーウエイトして(多くは株式相場全体の見方やセクターの見方であったりする)、ベンチマークに少しずつ勝ち続けることが結果的に資産を増やす方法であるといい、リターンを極大化することはその分リスクも負うので、極大化を目指すべきではないともいっています。

大いなる屈辱をもたらすもの は、いつでもどこでも突然やってくる、という警戒心も持ち合わせています。

この辺のリスクを小さくするスタイルは、バフェット系とは違う発想ですね。ちなみに、ケンはバフェットを天才と評していますが、彼は株式投資家ではなく、「非常に優秀な保険会社のCEOである」、といい、バークシャーの株式とS&P500を比較しても、流動性が違いすぎるので、単純比較すべきではないとも言っています。

(ちなみに自分はピーター・リンチ、ジョン・ネフ、ビル・ミラーと同じ類だといっています)

 

彼の本では、株式投資に対峙する姿勢や方法がよく書かれていて、投資そのものについて学ぶべき点も多いですが、カリフォルニアに住む人の常でしょうか? 以下の点は立派です。

彼は自分で発見した資本市場テクノロジーが他人に知れ渡っても別段かまわないと思っている点です。自分だけ知っている秘密が知れ渡ると、相場で不利になるのですが、自分が常に競争力を保ち続けるためには、絶えず革新を継続していかなければならないので、知れ渡ってしまえば、次を考えればよいと思っています。

過去にしがみつかない点は、今の日本が学ぶべき点かもしれません。

 

 

さて、喫緊の課題は当面の相場動向。ユーロ圏の通貨危機、アメリカ経済の2番底。

この本を元にしてみると、

「何かが起こることで「プロ」の意見が一致した場合、それはかなり長い時間で起こらないだろう」

「プロが皆同じ意見を持っている(万年弱気派を除く)、これが将来起こることと起こらないことを見分けるための最初の重要なステップだ」

と記載されています。

 

以下は完全な私見ですが、

サブプライムショックを、プロは甘く見ていました(サブプライムが全部破綻してもGDPのわずか数%とか)。

ユーロ危機は皆悲観的に見出しました。

 

もっとも、あたる確率が70%以上ぐらいで、30%は外れる可能性もあるので、過剰なリスクは取るなともいっていますが・・・。

事実70年代のダウ平均は10年間で50%程度の相場の上げ下げが連続したすさまじい相場でした。今と似ています(昔から高いボラティリティはあったのですよ)。

 

自分だけが知っている事実を最重要視する、というのは、確かフィリップ・フィッシャーも少数株をホールドし続ける要件にしていたと思います。この点ではフィッシャー家の投資流儀をケンも引き継いだのでしょう。

 

彼は28年にもわたってForbsに株式コラムを寄稿していて、私も今回、ブログにリンクを貼り付けました。

Ken Fisher Portfolio Strategy

彼のタイムリーな株式相場への見解が書かれているようで、今後読むようにしたいと思います。

 

秋の夜長でも700ページはきついかも。

 

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Last updated  2011/09/25 10:52:58 AM
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2011/09/22
カテゴリ:投資一般

最近やたら海外分散投資、とか、外国株投資、とか、外貨投資など、いわゆる外国投資が盛んに言われています。

企業も円高を利用して海外M&Aが盛んになっています。

 

理由は国内での停滞感が一層顕著化してきたからでしょう。

 

ただ、「国内に投資先がないから海外に」、という理由はわからないでもありませんが、もっとプロアクティブといいますか、積極的な理由で外国に関する金融商品に投資して欲しいなあ、と勝手に思います。

 

私は銀行員をスタートとして、色々な企業やその外部環境を調べたりや経営者にあって話を聞いたり、文献を読んだりしてきました。

国内の企業等と比較して、圧倒的というとやや国内企業に失礼ですが、明らかに優れている(と認めざるを得ない)企業がたくさんあります。

(もちろん国内にも優れた企業、投資対象は残っていますが、多くは規模が小さく、創業者社長が優秀であることが成功理由で、その後のSustainableな成長は未知数であるような企業が多く、Buy & Holdには躊躇してしまう)

 

外国企業といえど、投資先の戦略や経営者の考え方、何を重視しているか、などそれなりに理解できます。そういった考え方やその実行力は、やはり既にグローバル経営で優位に立っているだけあり、「なるほど」 と思えることも多く、結局自分の物の見方に影響を及ぼします。

英語ももっと活用できるようになった方が情報源も増えて、自分にとって、視野を広げるはずです。知識のガラパゴス化を避けるには直接、マクロレベルで何が起こっているかを知ることが何より有効だと思います。

日本のマスコミのレベル感では、グローバル経済を理解するにはあまりにもニュースが少なく、かつ内容も乏しいと思われます。

例えば、日本のマスコミでは日銀の金融緩和は「異例」で「限界」と伝えられていますが、海外では「あんたももっとお金を印刷したらいいじゃない?」って感じで、政府・日銀は無能のように伝えられています。

 

生きたグローバル経済を自分の投資先から学んで、配当やキャピタルゲインももらえる(可能性が十分ある)というのが外国投資、と行きたいものです(しかもあなたが寝ている間に、地球の裏側であなたの代わりにガイジンが働いてくれます)。

 

企業に投資しているようで、実は自分にも投資していることになりませんでしょうか?

 

もちろん為替差損など特有のリスクも内在しますが

(注:円高になると日経平均も下落しますので為替リスクは国内でも同じ。ドル安やユーロ安になると現地企業の株は上昇するのである程度相殺される)

優れた企業の一部を株式市場を通して、保有することで見えてくるもの、理解できること、それから逆算して、どうすべきかなどを見つけることの方がよっぽどいろんな意味で有益だと思います(外国企業が全て良い、と申しているのではなく、よくない点はよくない、と取捨選択できるようになれば、それでご自分にプラスではないでしょうか?)。

 

よい意味でも悪い意味でも(あまり悪い影響をもたらす企業に投資をお勧めできませんが)、教材になる企業がたくさんあるのに、ファンド等のお任せ商品で済ましてしまうのもモッタイナイようにも思います。英語は始めはとっつきにくいですが、企業の戦略や業績はわかり易いので(逆に日本企業の方がやたら細かいIR内容にこだわるくせに、肝心の成長戦略が総花的で曖昧だったり、実行力が伴わなかったりする)1~2社なら負担感も小さいのではないでしょうか?

 

海外分散投資、というセールストークに乗せられて、何となく、というのはせっかくの資金がもったいないように思います。投資商品、投資対象を理解することで、自分が得るもの(悪い商品だったということが後でわかっても、授業料と考えれば)もあるはずですので、積極的な理由でやって欲しいなあ、と思います。難しいと思えば辞めた方が無難です。

 

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Last updated  2011/09/22 01:26:20 AM
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2011/09/19
カテゴリ:投資一般

 

アノマリー.PNG

 

 

こういった図は、よく年初に見ます。不況の再来が言われてこの方、もう一度振り返りましょう。

これはS&P500(1957年以前は500社ではなかったが)の1927年以降、アメリカの大統領の就任3年目の年間リターンを集計したものです。

現在S&P500は▲3.86%とマイナスできています。残り約3.5ヶ月、戻せるかな?

 

1923年ごろにS&P社が株価指数を発表して以来、22回目の今年、大統領任期3年目のマイナス年は2回しかなく、それも世界大恐慌のさなかの1931年とナチスドイツによる第二次世界大戦の始まった1939年の2回だけです。第二次大戦後は「全勝」です。

 

プラスの年でも、一桁リターンは3回しかなく、多くは20%を超えるホームランの年となっています。その3回のうち、1回はブラックマンデー、もう一回はサブプライムバブル崩壊の序曲が舞った(第一次??? パリバショックなど)2007年です(あれでプラスリターンだったというのもすごい)。

 

ギリシャの破綻やアメリカ景気の2番底などいろいろ取り沙汰されていますが、個人的な見解では相当悲観的な見通しを織り込んだように思えます。

 

これから想定外の出来事(ギリシャの破綻がイタリアまで連鎖反応し独仏伊の銀行が相次ぎ破綻など)が起こらない限り、せめてマイナスリターンは避けられるような気がしております。もっとも来年の相場はまったく白紙ですけど。

 

ちなみに4年目は21回中17勝4敗でプラスリターンが多く、平均で+9%となっています。前回2008年のサブプライム崩壊で▲38.5%となったのが大きく足を引っ張っています(08年が無ければ13.4%の2桁リターン)。

 

大統領は就任後にもっとも力があるので、中間選挙前に目玉法案を可決することに全力を上げるそうです(今回も医療制度改革法案や金融制度改革法案などを2年目までに仕上げた)。

 

市場は、規制強化のような財産権の自由が失われる法案を嫌うため、就任1・2年目はあまりリターンもよくないようです。

一方、3年目となれば、大統領サイドも再任または「次の選挙」への布石を打つため、市場よりの政策を打ち出しやすいといわれています。今回も給与減税とかを打ちました。

さらに、市場側も大統領の手の内が理解できるようになるため、サプライズが少なくなるようです。

 

そういった政治と市場のコミュニケーションが出来てくるのが3年目ということのようです。

今年は夏場に、債務上限の枠組みでオバマのリーダーシップ欠如が問題視され、さらに米国債AAA陥落などが起こりました。

最近では「バフェット増税」を議論しだすなど、アンチ市場的な議論がささやかれていますが、どうなるでしょうか?

一方、FRBが追加緩和策を打ち出す(オペレーションツイスト)との観測が大勢を占めています(空振りは無いでしょう。円高要因ですね)。

 

相場の論点はもはや失業率や不動産価格(多少の下落では影響ないと思う)ではないような気がしますけど。

 

まあ、そんなに悲観しなくてもいいだろう、という程度の話ですね。結局。

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Last updated  2011/09/19 11:12:10 AM
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2011/09/09
カテゴリ:投資一般
 

スウェーデン地裁:サーブ・オートの資産保全を拒否-破綻不可避か

 

ブルームバーグのこの記事によると、スウェ-デンの地方裁判所は、会社更生を申し立てたサーブ・オートモービル社の財産保全を拒否したようだ。

 

スウェ-デンの倒産法はよく知りませんが、日本的な感覚ですと、裁判所はサーブに再建の目処が立たないと判断したと言うことになります。

 

会社更生は会社が将来の再建に向けて、一時的に債務者企業の背負っている借金を棚上げにして、身の丈に合った借金に組み替えて、ヘアカットしてもらうための法的枠組みです。多分これは西側諸国では太宗では同じではないでしょうか?

 

返済を一旦棚上げにする際、債権者がバラバラに債務者企業と交渉して、「抜け駆け」しないようにするために、裁判所が「黙って支払っちゃだめよ」と宣告することが財産保全という感じです(債券者は皆、法的処理の下では平等でなければならない)。

 

裁判所が申し立てを却下したと言うことは、再建は無理だと判断した、と想定されます。

 

記事によるとサーブは上告すると言っていますので、まだ決まったわけではない(けど、この報道を知ったら、誰も部品や材料を納品しないだろうから、運命は...。)。

 

サーブはリーマンショックの時にも政府に支援を求めて拒否され、オランダの企業が買収しましたが、再建は困難のようです。もう一つのスウェ-デンの自動車メーカーでフォードの子会社であったボルボは中国の吉利に売却されました。

 

スウェ-デンでは自動車産業は斜陽産業のようです。

 

スウェ-デンでは、個人に対しては手厚い社会保障が行き届いていますが、企業には厳しい生存競争を課しています。競争力のなくなった産業に依存しても国家はよくなりません。高付加価値を生む産業を支援することで、結果的に国全体が発展するという信念を持っているようです。従いまして、今回のように市場競争力を喪失した企業には政府は支援しません。

 

その代り失業者には失業保険や職業訓練など手厚く保護しています。要するに経営者や資本家ではなく国民側に立った政策を貫徹しています。それが結局、国家や経済全体の活性化や成長に結実すると言う判断が作用しています。

低付加価値産業から高付加価値産業への労働者の移転を促すのです(積極的労働政策とか言われています)。

 

スウェ-デンはかつて、バイキングで有名だったことや自国で豊富な鉄鉱石が取れることなどから製鉄業や造船業が盛んだったようです。しかし、オイルショックを経て、こういった産業は採算性が悪化したようです。当時は産業支援を行ったようですが、うまくいかず、税金の無駄遣いであると判断したようです。その教訓が生かされているようです。

 

今では、IT(エリクソンが有名)、製薬(アストラゼネカ)や日本でもすっかり有名になったIKEAやH&Mなどがスウェ-デン経済を引っ張っています。最近マイクロソフトが買収したスカイプもスウェ-デン発です。

また再生可能エネルギー(バイオマス)などにも取り組んでいて、そういった方面で雇用を吸収する模様です(但し、今は失業率も高い)。

人口1000万足らずの国で、これだけグローバル企業がポンポン出現するのですから大したものです。

 

製鉄、造船、自動車産業...。日本ではまだ基幹産業ですね。なおかつ、景気対策で資金が投じられ易いですね・・・・(緊急円高支援とかやるんでしょ?)。スウェ-デンとは大違い。

古賀茂明さんという経産省の官僚が書いた「官僚の責任」(PHP新書)によると、彼は中小企業への取材から得たことの一つとして、中小企業の経営者は政府に支援など望んでいないとのことです。退場する企業にサッサと退場してもらわなければ共倒れになる、と。これは大企業でも言えることでしょう(国内での過当競争)。

 

 

サーブの将来は暗い感じがしますが、スウェ-デンは今後も、小さいながらきらりと光る先進国であり続けるような気がします。「自立した個人」に基づく大人の国って感じで、見習うべき点は多いですが(全てを見習う必要もないが)、今の日本ではこういった国家・国民の意識が先進国な国に追いつくのに大変ですねえ。

 

消費税25%でも、国民の信頼を得てしっかりした国家運営がされている国と、5%でギャーギャー言う国。

税率の問題ではなく、税金が「年貢」と思われているうちは増税は反発を買いますね。

 

日本では、年貢と思わせる国家と、年貢としか思っていない国民の双方が真剣に考えるべき時期がついにやってきたということでしょうか? 増税がドジョウの餌にならなければいいが…。

 

 







Last updated  2011/09/09 11:56:00 PM
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2011/08/24
カテゴリ:投資一般
 

アメリカのヒューレットパッカード社(HPQ)は、先週パソコン事業の分離を検討し、ソフト会社を買収すると発表。相場急落側面であったことや、ソフト会社の買収価格が高すぎたこと(プレミアムがなんと80%!)や、世界1位のパソコンビジネスの分社・分離検討(タブレットPCを作るといった直後の決断)など大胆すぎるプランであった等により、株価は1日で20%も急落しました。

 

このことについて、ブルームバーグがかつてのHPQのCEOだった、カーリー・フィオリーナにインタビューをしています。

 

Fiorina on HP's Strategy, PC Business Spinoff

 

HPQ.PNG

 

(ビデオを埋め込めなかったので、上記リンクでご覧ください)

カーリーは、非常にきれいで、明確な英語でしゃべっていますので、聞き取り易いです。

 

2002年、彼女は委任状争奪戦の末、コンパックコンピュータをヒューレットパッカード(HPQ)に吸収合併しました。旧コンパック株主に新株を割り当てるため、旧創業家株主側から希薄化を嫌がられ、大きな反対に合ったことが委任状争奪戦に発展した原因でした。

その後ITバブル崩壊などもあり、思った結果が出せずに、2005年HPQのCEOをクビになってしまいました。

 

彼女がCEO生命を賭けて主導したとも言えるパソコン事業を今や分離する方向性にある、ということについてどう考えますか? というのがインタビューの主旨。

 

それについて彼女は、

CEOたるもの、会社の将来の成長について考えるべきで、過去の結果にすがっていてはいけない。PCビジネスの本質がiPadの出現ですっかり変わってしまった。企業経営者は会社を将来にわたって持続的に利益成長させて株主価値を最大化しなければならず、テクノロジー企業は、その方向に投資を続けなければならない。

HPQはゴタゴタ続きで株価が急落しており(前任CEOのマーク・ハード氏もクビになってしまった。そのハード氏は、オラクルのCOOとして厚遇されており、HPQの面子が台無しとなっている)そういった環境の中での経営陣の決断だったのだろう。その決断は尊重しなければならない、といった趣旨を語っています。

(もっともPC事業は世界1位のシェアになって、儲かっていたし、サーバーやストレージ事業などグローバルに展開して成長できたと成果も強調)。

 

またHPQがソフト事業に乗り出す(今回の決算発表時には、英国のソフト会社を買収することも発表されている。何となくIBM路線を目指す印象)ことについて、HPQは過去数年ソフト会社を買収しており、今回もその一環であるが、規模や金額が大きいので大きな挑戦だとも語っています(もっとも、現在のCEOは独SAPの出身の人のはず)。

(ただし前回のナントカというソフト会社もべらぼうな価格で買っていた)

この辺は、優等生発言?の域が出ませんが、新しい英国の企業をHPQに統合することや、大胆なリストラの遂行能力が問われる、とチラリと本音も覗かせています。

 

彼女によれば、HPQは「各従業員が自分の仕事に非常に造詣深く、プライドを持って仕事をしている。意思決定のプロセスは非常に複雑で、CEOが会社を引っ張っているというよりは、CEOは会社を代表しているだけで、マネジメントがタフ」なので、そういった人たちをまとめて行くのは並大抵ではないと言っております。

要するにHPQのような大企業(またはHPQに特有な名門意識?)では、組織防衛能力が高く、彼女も苦労したようです。最後は彼女自身が 「抵抗勢力」 の影響なのか?クビになりましたね。

最近のフィオリーナは、乳がんの手術後、カリフォルニアの上院議員選挙に立候補しましたが、選挙途中に病気で入院してしまい、現職候補者に敗れてしまいました。

2010年という年も彼女に逆風だったのかもしれません。失業で困惑するアメリカにおいて、CEO時代に3万人のアメリカ人をリストラして、何億円もの報酬をもらっていたやつだ、とネガティブキャンペーンをされていました。

 

個人的には力強い彼女のリーダーシップは好きなんですが、あちらでは好き嫌いの激しい部類のタイプのようです。体力的にも第一線復帰は厳しそう。

世界でもっとも影響力のある女性の第1位に選出されたと思えば、最もできの悪いCEOの第19位に選出されたりされていました。

 

日本人が見るべき注目点は、世界1位の事業を分離してでも、将来の利益成長(または経営効率強化)にまい進するアメリカ企業のど根性と言うべきか、ダイナミックさと言うべきか、大胆な方向転換でしょう(私は仮に日本企業がダウ平均に入れるのなら、HPQに代わってキヤノンが入れる可能性があると思っていましたが、この戦略が当たれば、それも難しくなるかもしれない。カーリーも言及していますが、経営陣の実行能力にかかっている)。

どこかの超有名な日本の電機メーカーは、数年来赤字続きのテレビ事業に固執していますね。これとは大違い。黒字のうちに世界1位の事業を切り離すのですから。

 

肝心のHPQの株を買う予定は今のところありません。多分バナナのたたき売りの様なバリュエーションだと思いますが、自分の投資戦略に集中したいと思います。今のところITソフトウエアセクターはIBMで長期ホールドする予定です。

 

参考

「私はこうして受付からCEOになった」カーリー・フィオリーナ著 ダイヤモンド社
私はこうして受付からCEOになった

私はこうして受付からCEOになった
著者:カーリー・フィオリーナ
価格:1,680円(税込、送料込)
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これを読むと、男女雇用機会均等時代の初期に出世した彼女の並々ならぬ苦労が赤裸々に描かれています。村井章子さんの和訳も絶妙。キャリアで悩む女性には、おススメの一冊。日本で彼女のような仕事振りはなかなか容易ではありませんがガッツは伝わってきます。

 

余談ですが、パソコン事業を分離売却した場合、ティッカーシンボルはHPに戻るのでしょうか?(元来HPだったもをコンパックを合併したことでHPQとなっていた)

 

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Last updated  2011/08/25 02:32:33 AM
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2011/08/15
カテゴリ:投資一般
 

仏銀2位のソシエテ・ジェネラルバンクの株価が急落しています。

PIIGS向け国債ポジションの多さなど財務内容が悪く、投資家の疑心暗鬼が高まっています。

 

さて、このソシエテ・ジェネラル銀行、覚えている人は覚えているはず。つい3年前、トレーダーが約7600億円(当時の為替レート)を一人で大損を出して、大いにもめたあの銀行である。

 

ジェローム・ケルビエルという若いトレーダーが約500億ユーロのロングポジションをヘッジなしで持っていたということのようだ。

詳しくは私の昔のブログをご覧ください

ソシエテ・ジェネラルの不祥事とフランス企業の買収防衛 2008/02/08

 

当時も「内部管理がずさん」とフランス当局に指摘されている。

 

フランス当局は銀行株の空売りを禁止したようです。

 

ギリシャ危機、PIIGS問題など騒がれて久しく、ずっとこの事件とこういった銀行の内部管理体制に疑問を持っていたので、なんとも薄気味悪いものです。

ウオーレン・バフェット氏も「ゴキブリが1匹しかいないということはない」(趣旨)と常々おっしゃっています(ツイッターでバフェットbotをフォローしていると、内容を覚えてしまいます(笑))。ケルビエルだけが失敗ポジションだったのかなあ?

 

日本の銀行も内部管理がずさんといわれましたが、あのような資産デフレを経験したことも無く、右肩上がりで、インフレが不良債権の傷を自然と癒してくれるような経営経験しかなかったので、90年代の資産価格の急落に対応した管理体制などありませんでした(昔は会社更生とかあっても、不動産価格が上昇するので、担保弁済が一杯受けられた)。

 

2度にわたって実施されたストレステストが、やっぱり「やらせ」に近いものだったということが早くもばれてしまうのかもしれません。

 

専門的にうまく理解できていませんが、流動性枯渇による破綻の可能性はまったくゼロでもなく、ソシエテ側が、資本増強など投資家を安心させる策を打ち出すのが、最良の策のように思えます。魔女狩りが始まると、魔女が捕まるまでは終わりません。

 

けど個人的には、悪いものは早く出し切って欲しいと思います。東西問わず、問題は事前に解決して欲しいなあ。先送りはもうごめんです。

 

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Last updated  2011/08/15 01:34:16 AM
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