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カテゴリ:コミック
「カンタレラ」の11巻は10巻の後4年ほど休載になっていた
ようで、古本屋にはなく新しいものを購入しました。 11巻、有名なカテリーナ・スフォルツァとの対決です。チェーザ レが本領を発揮する戦いの場面、小説ではイメージしにくかったの ですが、漫画だとよくわかりました。女傑のカテリーナ、意外にも 息子はダメダメだったようで(笑)ちょっぴり親しみを持ちました。 歴史上の人物、母が強すぎると息子はだめになるというパターンが 多いようです。アレキサンダーは例外なのかもしれません。 12巻、最後の巻ではアルフォンソ王子が大活躍、誰が味方でどう なるのか予想外の展開で目が離せずすごくおもしろかったです。た だ今後のチェーザレの活躍が見たかったのに、この時点で終わりと なっているのがちょっと残念でした。 さて、「カンタレラ」12巻まで読んだ中での、私が好きになった キャラクターベスト3です。 第1位 デラ・ヴォルペ 最初のうちはこの人が1位になるとは思ってなかったです(笑)第1巻 から出ていたのですが、奇抜な設定のキアロ(ミケロット)や魔法師 に比べてなんとも地味で、美形だけど無表情か怒っているシーンしかな い、キアロの立場から見れば完全に敵です。でも最初から最後まで変わ らないチェーザレへの忠誠心、酷いことをしているけど細やかな心遣い もある、実在したミケロットはおそらくこういうタイプだったのだろう と思います。いい悪いは別として、主君に忠誠をつくすという側近が最も 好きな私には、この漫画の好きなキャラベスト1はこの人になりました。 第2位 アルフォンソ王子 この人物も登場するのは6巻からで、最初はそれほど注目してなかった のですが、9巻の番外編を読んだあたりからかなり好きになりました。 ヘラヘラしているように見えて、この複雑な時代を生き抜くための信念 をしっかり持っている、姉サンチャへの思いも感情移入できました。史実 では襲われて怪我をした王子をルクレツィアとサンチャが必死に看病した のに結局ミケロットらしき人に暗殺されてしまい、アルフォンソ王子に 感情移入するほど、チェーザレのしたことは本当にひどいと思いました。 まあそこまでしなければ野望は果たせなかったのでしょうけど。この漫画 ではきっと作者もアルフォンソ王子がかなり気に入って独自のキャラクター を作ったと思います。 第3位 エンリケ アルフォンソ王子の従者です。従者大好き人間の私は、キアロやヴォルペ とは正反対の弱くてドジ、用心棒や片腕にはなれそうもないこの別パターン の従者に心魅かれました。思いがけず野宿をすることになった時、自分が せっせと働いたりもせず、王子に肉を焼かせています(笑)手は動かさな いけどかなりおしゃべりで、主君である王子に意見を言ったりもしている、 アルフォンソ王子とのコンビは絶妙で、こんな従者がいてお忍びで旅をした り、野宿したら楽しいだろうなと憧れました。 以上、「カンタレラ」の中の好きな登場人物ベスト3です。 この漫画、読んでいるという人は少なく、プログでの感想もなかなか見つ からないのですが、読んだ人の好きなキャラクターなど、ぜひ聞いてみた いです。
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Last updated
2010年11月15日 10時05分52秒
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