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2013年11月11日
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カテゴリ:芸術


ターナー展、3回目はミケランジェロ展を見たついでに(という
かこっちが気持ちの上ではメインだったかもしれない)見てきま
した。

3回目となるとさすがにどこにどんな絵が置いてあるか大体頭に
入っています(笑)今回はバイロンの詩を読んだ後だったので、
関係のある作品を中心に見ました。

正直私、バイロンの生き方については全く共感できず、解説を読ん
だ時に「だめだ、こりゃー、いい加減にしてくれ!」と思いました。
次から次へといろいろな女性に手を出し、しかも不倫とか異母姉など
ドロドロ展開、ついでに美少年とも関係があってとまさに昼ドラ的な
人生なのです(笑)でもまあ大好きなターナーの愛読書ということで
とりあえず詩をざっと読んでみて、確かにうまいです。情景が浮かん
できそうな詩、というか私はもうターナーの絵の方が頭にしっかり
入っているので「チャイルド・ハロルドの巡礼」とか「ヴェネツィア」
は言葉を読むだけで絵が浮かんでしまいます。

そして今回またターナーの絵を前にすると今度はバイロンの詩の一部
が浮かんでくる(笑)完全にセットで覚えることに成功しました。今
の時代、イタリアを紹介するガイドブックや紀行文、さらにテレビ番組
なども山のようにあるけど、ターナーの生きた時代は絵や詩など限られ
た情報から外国の風景を想像するしかなかった、だからこそ実際の風景
を見た時の感動は大きいし(失望もしていた)そして描かれた絵は詩と
セットで印象に残る、当時のイギリスの上流階級の人はきっとこのような
絵を見てその美しさを褒めるだけでなく、詩についてやバイロンのスキャ
ンダラスな生涯について噂したのではないかと想像してみました。そして
ターナー自身、自分の絵がいろいろな形で話題になることを楽しんでいた
のではないかと思いました。ローマの大きな絵にはしっかりラファエロを
登場させていますし・・・

他に今回とても印象に残ったのは、「戦争、流刑者とカサ貝」「平和ー水葬」
の対になった2枚です。この絵は対になっているからこそ様々な感情を呼び起
こします。「戦争・・」は赤や黄色など華やかな色を使い、血や炎を連想させ
るのだけれど、それでも穏やかで静かです。夢や映画の中に出てくる死の場面
のような、激しさと鮮やかさがあるのにも関わらず痛みや音はなく静かで穏やか
な世界、どうしたらこんな絵が描けるのか不思議です。そして「平和ー水葬」
の方は静かで悲しみに満ちているのだけど音を感じました。波の音、船の汽笛
や煙が出る静かな音、鳥が羽ばたく音、絵でありながらその場面の音が聞こえ
感情が伝わり、心がざわめく・・・・見るたびに新しい発見があるので、また
4回目、5回目もあると思います。3回目にして初めて次回割引券というもの
があることも知って(少しの割引ですが)もらってきました。そしてやっぱり
イギリスのテート美術館に行きたいという気持ちも強くなりました。






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Last updated  2013年11月11日 12時41分03秒
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