GW-7900B を買いました。
またGショックを買った。買ったのはマルチバンド6タイドグラフとムーンフェイス付、反転液晶モデル。型番は GW-7900B-1ER 。海なし県居住者がタイドグラフを眺めて「今は満潮か・・凪にむかっているんだな・・」などと海の様子を思い浮かべながら過ごすのもオツなものだろうと思ったのでつい、タイドグラフ機能の付いたものが欲しくなった。ちょっと調べてみると、GショックではG-Lideシリーズと7900シリーズにその機能がある。良さそうな物をネットで物色していて見つけたのがGW-7900Bだった。まず、文句なしにかっこいい。大きくて厚みもある。存在感は抜群だ。ライトがちょっと暗いのが難点のど飴。ボタンは大きいので操作が容易。ベゼルに4つ鋲が打ってあるが、これがデザインに強力なアクセントを与えている。それから色合いだ。余計な色が一切ない。無彩色系統でスッキリとまとまっている。これこそ反転液晶が生かされるデザインだ。例えばこれが、「G」マークだけ黄色(Gショックならよくある)とかになっていると、購買意欲が萎えるところだった。それからさらには、Gショックらしい無骨さ。6900より面積が大きくて、かつ、分厚いのである。また機能面では、タイマーを使ったときの電子音が「tititi--、tititi--」から「ti-------,ti-------」という長音に変わったのは斬新に感じた。また写真の通り、腕に時計がきちんと座るように、フィッターがつけられている。この角度で見るとステルス爆撃機のようだが、これがいい具合に機能している。一日中使っていても時計がくるぶしの方にずれたり、内側に回りこみそうになるということがまったくない。電波機能は、はっきり言って、個人的には無用なのだが、付いているものは仕方がない。マルチバンド6だが、まあ、外国の電波は使うことがないだろう。一応簡単に説明しておくと、外国の電波を受信したければ、その都市をあらかじめ指定してから手動で受信させればよい。任意の都市が受信可能な電波はあらかじめ設定されているので、日本にいる間は東京かソウルに指定しておけば、毎日日本の電波を受信する。日本にいて中国の電波を受信することも可能である。僕の買ったのは安い方のGW-7900B-1ERだったので、都市設定が<BER>となっていた。(BER って何よ?)BERがベルリン<BERLIN> であることに気がついたのは2回電波受信に失敗した後だった。受信に失敗したときは、初期不良だろうか?と、真剣に心配したがそうではなかった。都市が<BER>なので、時計はヨーロッパの基地局からの電波を探すのである。そりゃ、地球の裏側にある電波は受信不可能だろう。まず、都市を<TYO> 東京に合わせて、あらためて受信にトライすると難なく成功。太陽電池で動くのだし、時刻は夜中勝手に合わせるのだから、あとは時計が寿命を迎えるまで何もしなくてよいわけだ。機械式時計に比べればひどくあっけないものである。ところで、型番における「1JF」と「1ER」の違いは、JFが日本向けでERがヨーロッパ向けということらしい。JFだけが日本語の説明書がついてくる。ERのメリットは価格が若干安めということ。相場で2000円くらい安い店が多いという印象だ。デメリットは上記のとおり、説明書が外国語だということだが、それ以外は特にない。デザインもムーブメント(モジュール)もまったく同じだし、生産国は「JF」「ER」共にタイである。要するに、JFとERは出荷するときの仕分けにタイ・カシオの人が必要とした便宜上の印であり、品質に優劣はない。Gショックとしては、2機連続の反転液晶モデルだが、いい買い物をしたと思っている。