2013/10/28(月)21:23
ストレートエンドという選択
だいぶ前にジェランチャというネットショップで買ったステンレスベルトが気に入って使っている。
ラグ径18ミリサイズなのだが、19ミリの時計にまでなら違和感無く使える。
ノーマルのセイコー5はなぜか19ミリという半端なサイズのラグ径のものが多いので、このベルトが一本あるとずいぶん便利になってしまう。
写真ではわかりにくいが、あまりによく使うので細かい傷がいっぱいついてしまった。
当初、ストレートエンドのベルトは本体とベルトの間に隙間が空き、なんだか間の抜けたイメージで抵抗があった。
しかし考えてみれば、革ベルトの場合も時計本体とベルトの間に隙間が空いている。
なのになぜ金属ベルトの場合だけ隙間が空いていると違和感があるのだろうか。
これは単に先入観の問題ではあるまいか。
そこで試しに買ってみたわけだが、これが良品だった。
わがセイコー5たちは、お手軽なのが売りであるが、そのお手軽さ、ゆるさ、といったものが時計本体とベルトとの空間にマッチしている。
なかなか涼しげな印象に変わるうえ、一応無垢ベルトであるという満足感で貧乏臭さも見事に脱却している。
とはいえ、ストレートエンドタイプのベルトの場合、最大の利点はその汎用性の高さにある。
つまりフラッシュフィットの形状に左右されることがないので、微調整というものが不要なわけである。
バネ棒と本体までの距離は、言うまでもなく、時計の種類によって千差万別である。
これをいちいち付け替えるごとにフラッシュフィット部分をラジオペンチなどで傷つけないように気をつけながら、折り曲げたり伸ばしたりするのは根気の要る作業である。
しかも、うまくいくとは限らないのだ。
というわけでこれが気にっているというだけ話なのだが、たったの2500円というお買い得価格。(送料は最安値のメール便で160円。)
さっき調べてみたが、今(2013年10月27日)でも同価格で売られているようである。
セイコー5のベルトのチープさにげんなりしている人は検討してみる価値はあると思う。
別に私はジェランチャの回し者ではないが、このように良心的な価格の店はネット上でも見当たらないので今のところこの店を特定しておくしかないのである。