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13時過ぎ
その後、いよいよアユタヤ遺跡巡りへ。
聞いた話によると、トゥクトゥクをチャーターしないと広いので廻り切れないとのこと。
人の価格より安く行きたかった。
トイレを済ますと、駅に着いた時に声をかけてきたおばちゃんが寄って来た。
最初は、無視して自力で歩こうかとも思ったけど、暑いし・・。
おばちゃんに引き止められて、交渉することにした。
13:20頃
そこから4時間でアユタヤを廻って、1200Bでどうか?と聞かれた。
おばちゃんは、少し日本語が話せるがカタコト。
それで、見せられた何かのコピー。
そこには、1時間300Bが相場だと書いてあった。
どうせ誰かが書いたものを都合のいいようにコピーしたんだろう。
それを元に相場だと言ってきたおばちゃん。
ちょっと高いだろ。と思った。
そこで、ごんたはだめもとで1200Bは困ると言ってみた。
ある人は、アユタヤに行った時、トゥクトゥクチャーターは1000Bくらい(いや、もっとかも)払ったと言っていた。
でも、ごんたはそれ以上払いたくなかった。
それで渋ってみた。
「いくらならいいか?」と聞かれたので、『1000Bでお願いした『』と言うと、即決した。
交渉成立。
アユタヤに到着したのが、昼を過ぎていたので、その間にご飯を食べてもOKと言われた。
ごんたは、すぐに出掛けることにした。
トゥクトゥクの運転は、このおばちゃんがするかと思ったら、その旦那さんがやってきた。
チャンラーとか言うおっさんだった。
派手な感じのおばちゃんに比べると、ぶっさいくなおっさんだった。
挨拶をして、お互い名前を伝えた。
早速、トゥクトゥクに乗り込んだ。
どちらかというと、トゥクトゥクはボロかった。
いざ、出発。
車は、意外と多く走っていた。もちろん、観光客もよく目にした。
ごんたは、ワットヤイチャンモンコンに行った。
しばらく走って、そこに着いた。
「ここでは、30分です」とおっさんに言われ、ひとりで見学することになった。
仏塔に2体の仏像があった。
アユタヤ遺跡は、初めてだった。
仏塔があって、その横に2体の仏像があった。
そして、涅槃像もあった。
こういう涅槃像は、カンボジアには1体くらいしかなかったので、少しだけテンションが上がった。
バンコクにいる間は、ほとんど写真を撮ってなかったので、ここからはとりまくるぞ~と思って気合が入っていた。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
ごんたは、他の観光客が集っている涅槃像に迫り、はりきって撮って気づいた。
カメラがおかしい。
↑この涅槃像の前でカメラを持ったまま、あわあわしていたごんた。
あまり撮らないだろうと思い、デジカメに差し込んできた2GBのSDカードをスロットに入れてきた。
もちろん、他に予備なども持っていたが、2GB以外のSDは全部ホテルに置いたままだった。
タイに来て、全然撮ってないのに何故かSDのランプが点滅して「容量なし」を示していた。
今まで撮った画像の大きさを確認したら、12.2Mで撮っていることが分かった。それでも撮った枚数は10も枚ないくらい。
それなのに2GB超えるはずがない。
画像をチェックしても何も問題はないが、画像は10枚分しか確認出来なかった。
もしかして、前のデジカメだった時に撮ったものが残っているのか?と確認したが、新しいデジカメでは分かるはずもなかった。
しかし、ここでSDのフルフォーマットをしたら、元々入っている画像が消えてしまう・・。どんな画像が入っているか分からないのに消せない。
そう思い、タイに来てから撮った画像をほぼ消した。
画像のサイズも3Mにして小さくしたが、撮れる枚数は30枚しかなかった。
そんなのおかしいじゃん!
うそーん。
こんな状態では観光もままならない。
仕方ないけど、近くで買うしかないと思った。
しまった。予備を持って来なかったごんた、バカだった。
ちゃんと確認するんだった。
最悪。
適当に撮るだけ撮った。
そして、駐車場で待っているおっさんの元へ向かった。
おっさんに『カメラのSDがない。だから、撮れないのでSDを買いに行きたい』と懇願した。
おっさんは「セブンイレブンで売っている」と言った。
早速、トゥクトゥクに乗りセブンイレブンに行くが・・なかった。
おっさんに『売ってねーよ』と言うと、取り合えず次の観光地に行こうと言われた。
出掛ける前に暑いので、ごんたは近くでコーラを飲んだ。12B
ごんたは、SDがなくて納得いかないまま、トゥクトゥクに乗り込んだ。今度は象に乗って遺跡を廻る観光地に行った。
着くと、トラが鎖に繋がれて寝ていた。
トラと一緒に撮りたいなら、何枚でも撮れるが50B払って下さいと言われた。
ごんたは、別にトラと撮りたかった訳ではなかったので、お金は払わずトラだけ撮った。
なんだか・・猫みたいだった。
それを撮ったりして・・廻りを見た。
象も何頭かいて、皆は象に乗って古い遺跡(ほとんど何もないところ)を廻っていた。
ここは、どうも寄付で象を育てて、観光としてお金をもらっているところだった。
象に乗るように勧められたごんた。
でも、本当にSDがなく、もう無理だった。
象にも別に乗りたくなかったし・・とにかくアユタヤ遺跡で写真が撮りたかった。
おっさんからも象に乗るように勧められたが、ごんたはどうしてもSDがないと、写真が撮れないと懇願した。
おっさんは「あとでマーケットに連れて行く」と言うだけで、なかなか言うことを聞いてくれなかった。
違う!違う!
今、SDが欲しい。SDないから撮れない!!と大きな声で言った。
おやじもやっと理解してくれた。おせぇよ。
トゥクトゥクに乗り、カメラ屋に行くが2軒とも休みだった。
3軒目でやっと開いていた。
ごんたは、SDを買えるか心配だったが、あった。
8GBを買った。1250B
支払いをして、実際に使えるかも試してから店を出た。
ありがとう、おっさん。済まなかった。
しかし、トゥクトゥクよりSDの方が高くなったぞ。
悲しいな。バカだったぜ、ごんた。
おっさんにお礼を言った。
ごんたは、もう象はどうでも良かったが、おっさんはどうしても象に乗せたかったみたいで勧誘された。
そこまで断る理由もなく、受け入れることにした。
また、象の観光地へと向かった。
着くと、勧誘が始まった。
30分で1000Bと言われた。あほか・・と思い、断った。
それならまけると言われたので、ごんたは言いたいことを言ってみた。
『500Bならいいよ』と言うと、渋られた。
やった、象に乗らなくてもいいや。
そう思っていたら、「分かりました、それでいいです」と言われ、交渉成立。
象に乗る為に高いところに上がって、象の背中にある荷台に乗った。
すごい高い景色で気持ちがいい。
象つかいは、女性で22歳。見た目は小学生くらいにしか見えなかったけど・・。
らくだより乗り心地は良かった。
途中で象に乗りながら、遺跡を撮った。
そして、象つかいにも撮ってもらった。
象つかいは、象を降りて地上からごんたを撮ってくれた。
でも、別にごんたが頼んだ訳ではない。
それなのに、また象に乗ると~象つかいがごんたに言った。
「チップくれ」
ごんたもチップを用意していた。20Bを出した。
すると、「200B」だと言う。
めちゃむかついて、ごんたは『そんなチップはあげられない。それなら、あげない』と無視した。
象つかいは、他の人たちが見ている前でチップを要求するのは禁じられてるのか、最初はごんたに「今すぐここでくれ」と迫っていた。
象のりばが近くなるにつれ、チップのことを言わなくなった。
『欲が深すぎるって』と思った。
そうこうしていると、象のりばに着いた。
象を降りた。
お客さんあっての商売なので、さすがに最後はその象つかいに「ありがとう」と言ってもらったが、ふざけんな!と思った。
象はいいけど、象つかいのチップ攻撃は本当気分が悪い。
金銭感覚が麻痺しているのか、本当に貧しいのかは知らんけど、決して貧しいとは思えない繁盛ぶり。
何だか呆れた・・。
その場を後にして残りの遺跡を廻ることにした。