9月25日(土)フランクフルト
18時近く。雨は止んだ。
DOMの近くは観光客が多く、屋台などもあった。
クリスマスマーケットではないので、多分普通の週末の屋台。
でも、クリスマス用のような飾りのクッキー(食べれるものも食べれないものなど)を売っていた。
屋台といえば、必ずソーセージ!ビール。
ごんたは、ビルケンを買うのも楽しみだったけど、りんご焼酎を飲むのも楽しみだった。
しかーし、まだこの後・・モロッコ・カサブランカまでのフライトがある。
飲むと、また機内で大変なことになる・・。
そう思い、屋台はスルー。
その代わり、ギャラリア(免税店)へ行った。
急いで服を見に行くも時間が気になって仕方がなかった。
ちょうどセールになっていて、夏から冬への切り替えのようだった。
18:00時過ぎ。
時間がないので歩いて中央駅へ向かった。
駅のトイレに入った。0.70€
焦っていたせいか、ここでビルケンを袋ごと忘れた
トイレの改札(料金を払うと入れて、出る時もひとりずつしか入れない)を出て、袋がないことに気づいた。
やべーーーー!!
トイレを出てすぐのところに掃除のおばちゃんがいたので、『トイレに入ったけど、荷物忘れた!ビルケン!シューズ!』と言うと、既に預かってくれていた。
おばちゃんから、「これかい(←そんなようなドイツ語)?」と聞かれ、『イエース!』と大きく返事。
どうでもいいけど、ごんたのトイレハプニングは・・今回も他にある。
もう嫌んなるね・・。
袋を受け取ると、トイレ地下から地上へ上がった。
駅構内で食べたかったソーセージ(パン付き)とオレンジコーラ0.5Lを買った。4.40€
超うまい。超うまい。ドイツのソーセージはいいね。
ガツガツ食べて、残りのジュースは手に持ち、ホームへと向かった。
空港へ向かおうと電車を待つこと20分。
全然来なかった。
テロか何かの関係なのか・・電車がめちゃめちゃ遅く到着。
この電車だと言われ乗ったら、路線を間違えていた。
しかも、ごんたはこの時正しい切符を買ってなかった。
電車は空いていた。
途中で乗っている電車が間違っていることに気づいたのは、駅を出て2駅くらい走ったところ。
いろんな意味でやばい状況がごんたを襲った。
係員が4人ぐらいまとめて寄って来た。
そして、次の駅で降りるように言われた。
ドイツでは、改札がなく誰でも駅構内やホームに行ける。
しかも、電車にも乗れる。
でも、ちゃんと切符を買ってないとドイツは厳しいとある人から聞いていた。
キセルをしたかった訳ではなかった。本当だ。
ただ、勘違いしていた。それだけ。
だから、次の駅で降りることになった時もごんたは謝らなかった。
だって、分からなかったから・・。
しかも、ドイツは分からないことを聞く駅員がいない。
なのに誰に聞けって言うんだ?
聞いたさ、近くにいたドイツ人に。この電車でいいって言われたんだ。だから、だから乗ったんだ・・。
切符だって、正しいものは持っていなかったけど、それならそこで買わせてくれればいいじゃないか?
いろんな思いがごんたにはあった。
あったけど、係員にどこに行きたかったんだ?と聞かれたので『空港に行きたかった』とだけ答えた。
言っていることは、何も間違ってはいなかった。
電車にもいっぱい乗った訳でもなかった。
正しい切符ではなかっただけで、「片道40€空港まで行けるので払って」と言われた。
『なんでだよ!なんでフランクフルト中央駅から空港までが40€なんだ?』と聞くも、返事はない。
悔しかった。
でも、間違えた人が悪い・・みたいだ。
次に来る電車で中央駅に戻ったら、それで空港へ行けるので乗り直すように言われた。
しかし、次に来る電車は20:50頃
ごんたのフライトの搭乗時間が21:35頃。せめて1時間前くらいには空港に着いておきたかったけど、無理かも。
いや、カサブランカに行けないかもしれないと思った。
駅で待っていると、おじさんが来た。
パキスタンからの出稼ぎだと言うMTBを乗ったおじさん。
(今、おじさんの自己紹介どうでもいいんだけど・・)
英語が話せるらしく、凹みまくりのごんたに「どこに行くんだ?」などと話しかけてきた。
空港に行きたいが間違えた。戻るのがいいのか?と聞くと、そうだとのこと。
ここからタクシーもお金がかかるし、そんな余裕どこにもなかった。
あー
あー
飛行機乗れなかったら、このボロボロの夏服でずっと過ごすのか?
ここで?
自問自答。
その間におじさんがごんたのひとりごと会話に入ってくる。
「次の電車が20:15くらいに中央駅に着くよ」とのこと。
20:15に中央駅着いても、また電車が遅れていたら、もうアウトだ。
絶対無理だ。焦っていた。
電車が来た。19:50発 その電車で中央駅に戻った。
乗っている間、ドキドキだった。
20:10頃中央駅に着いた。
急いで空港駅に向かった。
そもそも間違えた理由は、あまり確認をしなかったからとドイツのガイドブックを忘れていたから。
せめて何かでメモくらいしておけば良かったと後悔。
何とか空港行きの電車がすぐ来た。
しかも、時間が掛からない路線の電車。良かった~
20:40 フランクフルト空港に着いた。
大慌てで保安検査へ向かった。
人がすごい溢れていた。
21:00近く 保安検査が終わり、すぐ近くのTAX FREEで税金の還付をしてもらおうと思った。
還付のスタンプを押してもらう手続きにやたらと時間が掛かって、21:00は軽く過ぎた。
アナログな仕事っぷりで手続き中は、2人しか入れないところでだらだらとやっていた。
ドイッチュ人の嫌なところだ。
やっと順番が来てスタンプをもらえた。
搭乗時間が近くなったけど、粘った。
そのまま、お金を受け取る窓口へと向かった。
13€の還付。何を必死になってるんだか・・。でも、あの40€きつかったから・・取り戻せるものは取り戻したかった。
お金を受け取り、ゲートに向かった。
気づくと、ゲートが変わっていて、ダッシュで正しいゲートへ。
フランクフルト空港は、広くて歩道も歩く歩道ではないので、きつかった~。
何とか間に合った。
外は寒いのに汗をかいているごんた・・。
そして、周りは冬仕様のいでたちの人ばかり・・。
恥ずかしい。
21:30過ぎ。 搭乗始まり。
隣のイスラム母子の子はごんたの席の隣のはずなのにすぐ後ろの母の隣の席に座っていた。
白人のおばさんの席は、子が座っている後部席。
搭乗してきた白人が子に「そこは私の席」と言われると、子は「母が体調が悪いので隣にいたい」と訳の分からん理由を言った。
そんなこと理由にはならん。
体調悪いなら、CAに言えよ・・。そうごんたは思った。
それが理由で、搭乗してきた人たちが立ち往生していた。
どこまで自分勝手なんだ。
白人のおばさんは、何を言われても席を代わらなかった。
だって、通路側が良くて取ったんだもんね。そりゃ嫌だよ。
渋々、子がごんたの横に座り直した。
3人席で窓側が中国人みたいな男性・イスラム子(娘)・ごんたの配列。
ごんたは、その娘に席を代わってと言われないかドキドキしたが、さすがに何も言ってこなかった。
ドイツからカサブランカまでも名古屋からドイツまでのフライト時間がかかると思っていた。
かなり気合い入れていたけど・・
そんなには掛からなかった