のらりくらりと行きたい

2009/08/04(火)14:19

ああ夏休み。

アメリカ生活(43)

やっと、あと3週間になったというべきか、まだ3週間もあるというべきか、、。 とにかく長いチビの夏休みである。 はぁ。 確か学校が終わったのが6月3日。 そのあとは18日からの帰国へ向けて家族全員のテンションが上がっていたので、やらねばならない事なんかが山積みでもあっと言う間に過ぎていった。そしてその後の帰国もまさにあっという間にオシマイ。 ここからが長いんだよな~~、とマイアミに戻ってきた週末にふと思ったのだが、、。 やっぱり長い、長すぎるじゃないか、夏休み。 バケーション明けから他の学校のサマーキャンプに放り込み、やっと辿り着いた今週がこの学校のサマーキャンプの最終週である。が、まだあと2週間残っている夏休み。 今週は最後ということで、これまたイベントがあったりもする。 もも造は本日遠足で空港近くに去年だったかに出来た新しいプールに行ってきた。 確かオープン当初に作造とチビ達を連れて行ったのだが、さすがに物凄い行列で入場制限をしていて猛暑の中2時間待ちと言う事だった。あっさり断念してその後すっかりそのプールの事は忘れていたので、こりゃいいや!と喜んでいた。 が、今日は雨も降らず雲も無く炎天下の真夏日であった。そして遠足は午後から。 1時頃にふと大丈夫かな~~、もも造は、、と心配していたのだが、午後からあっちの方向に行くものだから帰ってくるのは帰宅ラッシュにひっかかる。4時に学校に戻る予定だったのが、結局スクールバスが辿り着いたのは5時半であった。。。さすがマイアミタイム。 一応、遅れるだろうと予想して4時半に迎えに行き、1時間ほどここ造と待っていたのだが、到着したエアコンの無い蒸し風呂状態のバスの中から水着にそのままTシャツを着たチビ達がスチームサウナのようになってゾロゾロと出てきた。帰宅後早々に水に漬けたりしたほうが良さそうだ、、と思いながら家に着き、とりあえず横になるというもも造の周りをアイスノンで囲ってみた。 そのあと水をガブ飲みさせて、ようやく水で戻してつやつやになった乾燥ワカメのようなもも造によると、生き帰りの車中は地獄のようであったらしいが、プールは物凄く楽しかったそうだ。 未だに泳げないもも造を親が付いていかずにプールに行かせるのには一抹の不安があったのだが、ちゃんと各自の腕にIDリストバンドをして、チビッコ用の浅いプールエリア以外は立ち入り禁止にしてあるからと先生が言うから、じゃ~行ってみるかと参加させてみた。 家の天井よりも高い滑り台から滑ったとか、浮き輪に乗ってみんなで遊んだとか。 やっぱりチビ同士で遊ぶのが楽しいお年頃になってきたようだ。 楽になる反面、ナンダヨ~~寂しいじゃないか~~と思ったり複雑な気持ちになる。 ここ造の方は今朝一緒にプールに行きたいと大泣きして大変だったのだが、遠足は小学生以上。くやしかったらさっさと大きくなれ、と泣いてるまま学校へ連れて行ったのだが、教室のドアを開けた瞬間、『ば~い、まみぃ~~♪』とさっさと中に走っていってしまった。 迎えに行くといつもハーレムのように他のチビ達を引き連れて、相変わらずの世渡り上手で感心する。 ここ造の今週のイベントは。 火曜日:プールデー 水曜日:ロックスターデー 木曜日:プールデー 金曜日:バーベキュー&プールデー 変わってくれ、、ここ造よ。 ロックスターデーは女子がマイク、男子がギター持参と今日迎えに行ったときに言われた。更にロックスターの格好で行かねばならない。明日は仕事なんだが、衣装は持ってるもので何とかなりそうだから、合間にマイクを探しに行かねば、、。 泳げないのに水が大好きなここ造としては3日もプールデーがあるのですでに大喜びである。 来週からの2週はジム教室に行ってもらう予定である。 世のナイスファミリーは夏の最後の思い出にどこかに旅行に行ったりオーランドに行ったり家でゆっくり過ごすのだろうが、共働きですでにバケーションを取ってしまった我が家の場合、ドコにも行かずに終わるのだろう。 ちょっと不憫に思う部分もあるが、日本で目一杯楽しんだしまた来年の帰国まで遠出の旅行は無しだと思う。 とにかく長い。6月3日から8月23日まで。 こんなに長い間遊び呆けてバカになっちゃうんじゃないかと不安になるくらいの長さである。 年度末後の夏休みなので宿題があるわけでもなく、塾の夏期講習というようなものも無く。 休む時は大いに休め!という事なのであるが、休みすぎだよな~とも思う。 この前なんかはチビ達が権造が手帳にぺたぺた貼ってるPost-itという小さい両面テープが付いたメモ用紙を、あちこち家中に貼って遊んでいた。 あ~~~~~またそんなことしやがってぇ~~~~と思ったものの、夕飯準備中だったので邪魔されなくってかえっていいや、、と放置しておいたのだが。 冷蔵庫を開けてみると中にもPost-itが何枚か、、。ため息を付いて鶏肉のパックを出してみるとこのパックにもペタリ。で、なにやら書いてある。 『cikin』 、、、、、、、、、、、。 チキンが書けなくなっている、、、。 あああぁぁ、折角2年生になってもしばらく1年生の復習になりそうだ、、とガックリして、もも造を呼びつけて一体コレは何だ?と聞く。その後チキンの正しいスペルを正解するまで書きなおさせ、ついでに野菜やミルクなんかも書き取りしてみた。 ニンジン、、、。 carrot→○ calott→× はぁ~~~。本もさっぱり夏休みに入ってから読んでないからな、、。 学校が始まる前にちょっと復習タイムを持つ事にしよう。 ちなみにもっと夏休みが長い国もあるらしい。 同僚のボリビア人は来週からバケーションで国に帰り、すでに夏休みが始まってすぐに帰国させた奥さんと子供3人と一緒に学校が始まる直前に一緒に帰ってくるらしい。 このボリビアの場合、今が夏休みなのかどうかは知らないが、あちらの夏休みと言うのは3ヶ月目一杯あるらしい。 コレには、あ~ボリビア人じゃなくって良かった~と無い胸をなでおろす気分になったのだが、ちゃんとした理由があるそうだ。 ボリビアの夏休みは丁度農業の収穫時期に重なっている。そしてその為に夏休みが3ヶ月あるのである。 コーヒー豆を収穫したり、収穫に出てる大人の為に家畜の世話をしたり。 ボリビアのチビ達は夏休み中、目一杯働くそうだ。そしてそれは立派な労働力である。 あ~ボリビアにもも造ここ造を送り込みたい~と速攻自分の考えを覆してみたりしたが、そんなモノは、無いものネダリだとか他人の芝生は青く見えるだとかのくだらない思いに過ぎず、文化習慣や経済状態の違いによって様々な過ごし方があるという事だ。 朝から一生懸命暗くなるまで働いて長い長い夏休みを過ごすボリビアの子供達。 宿題や塾に追われながらも短い夏休みを心待ちにする日本の子供達。 本当は家族で過ごしたいのかもしれないが共働きの親を持ちキャンプに入ってそれなりに楽しみを見つけていくアメリカの子供達。 ま、最後はアメリカの子供達と言うよりウチの子供達、と言ったほうが正しいのかもしれないが。 権造が長いと思うように、もも造とここ造も長いと思っているんだろうか、それとも楽しくってあっという間だと感じているんだろうかとちょこっと考えてみたりもする。 1ヶ月ちょいでもなげーよ、と権造同様ふてくされたい人も、いやいやウチなんて楽しくってあっという間よという羨ましい人も、そんな事より自分が夏休みとは無縁の生活してるって、という大変お疲れ様な人も、クリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 ところで。 悲しいニュースがあった。 作造実家でずっと作造両親に可愛がられていたシーズーが13年の生涯を終えたそうだ。 前にもどこかで書いたことがあるが、この犬の名前こそ『作造』であり、そのちょっと後に我が家にやってきた本家こそ『権造』である。 その名前を貰っていつもコレを書いているのだが、この前帰国した時に会ったばかりだったのにとても悲しい気持ちで居る。 作造母は『今回で終わりかもしれん。ちゃんと見ときよ。』と言っていたが、本当に最後になってしまった。電話が出来るようになってやっと昨日作造に電話してきたのだが、ある日調子が悪そうだな、と思って獣医に電話しに行って戻ったらもう逝ってしまっていたそうだ。 苦しんだりとかする間もなかったのだろうという事がせめてもの慰めになるが、作造と権造が結婚するときに『息子が居なくなる気がして寂しいから』と作造実家にやってきた、本当に作造両親にとっては我が子だった家族の一員であった。 昨日、作造から話を聞いたので今日チビ達に話したところ、やっぱり涙をこぼしていた。 一緒に散歩に行ったり机の下に隠れてるのを探したり。サクチャン、サクチャンと可愛がっていた。 作ちゃん、安らかに。

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