2010/09/26(日)01:03
◆ミニカー第60話 涙の後には、丸くなる。
こんにちは~(^.^)
ある呑み屋での会話から(-“-)
「ほんとにもう、ふざけやがって!」
「お? どうしたんだい?」
「俺んちの最寄りの駅舎があるだろ。
その駅舎が古くなってきた。
もっとモダンなデザインに改装しようって話が出たから、
俺が一役買ったわけよ」
「ほぉ、それで?」
「まぁ、方々に、頭を下げ、調整し、
おかげさんで、やっとこさ、
無事に工事が始まって、
新しい駅舎が出来上がりつつある・・・」
「おぅ!
いいじゃぁねぇか」
「それが、よくねぇんだよ・・・」
「ん? どしたい?」
「聴いてくれよ・・・
今になってだよ、
新しいデザインは嫌だ、昔の方が味があって良かった、
なんて方々でぬかしやがる\(◎o◎)/!」
「そりゃ、とほほだなぁ・・・まぁ、呑めよ(-“-)」
「うん、ありがとう・・・(:_;)」
うむむ・・・
本当に人の気持ちなんてものは、あてになりませんな。
でも、いかがでしょうか?
もし、あなたが、または、あなたの商品に疑問がある場合。
一つの手段として、ガラッとイメージを変えてみたらどうでしょうか。
そこで初めて“本音”が聴けるかもしれませんよ。
さて、そんな実例が、あの名門にもありましたね。
ポルシェ911。 名車中の名車です。
スーパーカー世代なら2代目(930)が印象深いことでしょう。
“ビッグバンパーbig bumper”ですね。
現在の997で6代目になります。
さて、5代目の996。
ポルシェにさほど興味の無い人でもわかる“違い”
写真1:Siku 1093 Porsche 911(996)
そう、ヘッドライトheadlightの形。
涙目なのです。
写真2:Siku 1093 Porsche 911(996)
さすが、Siku。自国のクルマの玩車化には隙がありませんな
涙目、私は結構好きなのですが・・・
写真3:Siku 1093 Porsche 911(996)
写真4:Majorette #209-1 Porsche 911(996)
Siku 1093 Porsche 911(996)
マジョレットでも、涙目は秀逸な加工がされていますよね。
写真5:Majorette #209-1 Porsche 911(996)
マジョレット 3台色違い。そろい踏みです。
写真6:Majorette #209-1 Porsche 911(996)
手前の黒からグレイ、白とキャストが進んでいきます。
ミニカーの泣き所は金型の疲弊。
奥の白は、写真では見にくいでしょうが、ヘッドライトが落ち窪み、
ボディ各所のラインも黒と比して薄々です(:_;)
そんな996も7年間、現役で有り続けました。
そして2004年、“丸目”を復活させた6代目(997)とバトンタッチします。
Sikuの997は気合が入っていますねぇ。
ボリューム感たっぷりです。
たしかに、“丸目”は“911っぽい”感じがしますが・・・
996のデザイナーさんたち。
“こんなはずじゃぁ(+_+)”だったのでしょうか。
雨降って、地固まる。
996のおかげで、ポルシェファンの“譲れないところ”が「明確化」されました。
この功績は偉大だと思います。
涙の後には、丸く収まる。
ではまた~(^.^)/~~~