ミニカー(第38話)&カメラ(第27話) こだわりの名機と名車
こだわりを持て! こだわりの店! こだわりの味!“こだわり”という言葉には、どんな印象をお持ちでしょうか。例えば、ある物事を突き詰めて考えるといった意味があるようです。それは私には良い印象を与えています。辞書を引いてみますと・・・1.さわる。ひっかかったりつかえたりする。2.些細なことにとらわれる。拘泥する。3.些細な点にまで気を配る。思い入れする。4.故障を言い立てる。なんくせをつける。(広辞苑第六版)うーむ、大きく4つの意味がありますね。比較的良い印象に通じるのは3番くらい。あとは、あんまり良い意味ではないですねぇ(^^ゞ言葉って、本当に面白いですね。閑話休題。今回は良い意味で使いましょう。私のカメラやミニカーへのこだわりは“変わった”デザインが好きなことです。言い換えれば“どっちつかずのデザイン”とでも言うべきでしょうか(^.^)カメラやミニカー、それぞれに“こだわり”“変わった”“どっちつかず”の名車・名機があります。 百聞は一見にしかず。まずは、カメラから。カメラでは、コンタックス137MAクォーツです。 コンタックス137MDクォーツ(1980)というAE専用機がありました。それにマニュアル露出機能を“付け足した”後継機。シャッターも安定しており、信頼性は抜群でした。私は2台のボディで、主力機として使っていました。後年、廉価でRTS3(正式にはローマ数字の3)型を手に入れましたが、その重さには勝てませんでしたさて、137MAは、どんなデザインでしょうか。ボディ全体をご覧ください。コンタックス137MAクォーツ(CONTAX 137MA Quartz,1982)で、どこが“付け足し”かと申しますと・・・ボディ正面向かって右肩に、マニュアル(手動)式のシャッタースピードダイヤルが付加されました。前型機の137MDクォーツにはありません。この“付け足し”のため、右肩だけが盛り上がったアンバランスなデザインになっています。しかし、さすがはコンタックス! フィルム巻き戻しレバーのデザイン処理は見事です。こんな風に立ち上げて・・・そして、クルクルと回します。 イイですねぇ(^.^)次は、ミニカーに参りましょう。私のお気に入りは、ポルシェ914。 Siku V312 VW PORSCHE 914-6ポルシェの特長ともいうべき、丸目のヘッドライトを伴ったフロントフェンダーはごく細身で、なんとリトラクタブルライト(隠しライト)が装備されています。なんと、中途半端なデザインなんでしょうか!それがたまりません\(^o^)/914は国産の雄トミカには無いのですが、モデル化してほしいなぁ・・・続いて、我が魂のMATCHBOXから。玩友ねこざかな様からのご厚情。MATCHBOX MB785PORSCHE 914-1971 (1:60) Heritage classicsあぁ、時折実車も見かけますが、イイですね~コンタックス137MA、ポルシェ914、どちらも私は大好きです。そして、これは全くの偶然ですが、どちらもポルシェが関係しています。914はポルシェが手がけましたし、カメラのほうは、オリジナルモデルであるコンタックスRTSをポルシェがデザインしました。137にもその名残は十分伝わっています。ポルシェもこだわりのメーカーですね。思い出すところでは、涙目の996のデザインは、後継機997では丸目に戻されましたね。ポルシェファンのこだわりの勝利ともいうべきでしょうか。ではまた~