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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2006年11月21日
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カテゴリ:2006年11月読書
[1] 読書日記


 映画「カル」(1999年,韓国)を鑑賞。
 過去に3回観て、3度とも途中で寝てしまった映画で、一生ラストまで観る
ことは叶わないのではないかと思っていた作品。
 どうも韓国映画とスペイン映画のサスペンスやホラーは、画面の暗さと言語
のリズムが相俟って、眠気を誘われます。

 それはさておき、1回観ただけでは理解できずに、続けざまにもう1度観て、
その間に何とか自分なりに解釈を引き出し、納得するに至る。
 凹部が伏線として論理的に処理が可能。
 サイコキラーものの皮を被った、本格ミステリ映画。

 メイントリック部分は、日本の本格ファンならお馴染みの有名作品のトリックを
裏返しにしたものでしたが、それを支える動機の見せ方が素晴らしい。

 まさに映像で魅せるミステリでした。
 映画を観ながら、頭も使いたい人にお薦め。  

 その気分を引きずるままに、

  ダフネ・デュ・モーリア 「破局」(早川書房)

 を読了。
 他の異色短編作家の作品を読み終った時と同様の満足感。
 多彩。

 「奇妙な味」系の短編集。
 この作品群の中では、「青いレンズ」が過不足なくて、好みに合致。
 只今、同作者の「レベッカ」を積み本の山から探している最中です。

 ちなみに「カル」も解釈次第で、この短編集と同じようにザラツキが舌に残るような
「奇妙な味」を楽しめます。 





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最終更新日  2006年11月22日 01時02分00秒
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