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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2006年11月30日
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カテゴリ:2006年11月読書
[1] 読書日記


  桜庭一樹の「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」は、「秋」の物語だった。
  一方こちらは、タイトルが示すように、「夏」が舞台の、

   笹生陽子 「ぼくらのサイテーの夏」(講談社文庫)

  を読了。
  児童文学。

  「砂糖菓子」と比較せずにはいられぬほど、似通った道具立てと、テーマ。
  それでいて、季節が変わっただけで、こうも作品の明度が変わってくるものなのか、
 と感じさせられる作品。
  (ちなみに書かれたのは、「ぼくらのサイテーの夏」の方が10年近く早い)
  
  よく専門書の記述や、文章の書き方等で「難しい事を難しく書くことは誰でもできる、
 難しい事を易しく書くことこそ難しい」とは、良く言われることではあるけれども、
 「暗いテーマや、重いエピソードを、暗いまま、重いまま書くことは容易いが、それを
 口当たりの良いものになおして提示する事こそ難しい」と言う事もできるのではないかとも、
 読後一息ついて思ってみたり。

  とにかく外れがない。
  小学校各教室の学級文庫に、最低1冊は常備しておきたい作家。 






最終更新日  2006年11月30日 08時10分32秒
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