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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2007年05月14日
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カテゴリ:2007年05月読書
[1] 読書日記


  某書の、

   <以上、「計画」の方はむろん全部ウソです。念のため。

  の一行がめちゃめちゃツボだったので、この文章の書き手である、

   綾辻行人 の 「びっくり館の殺人」(講談社)

  を、積み本の山から発掘してきて、読むことに。
 
  


  <かって子どもだったあなたと少年少女のための>ミステリ。
  「館」シリーズ第八作。
  建築家・中村青司の建てた館でまたもや起こった殺人事件の顛末を描く。

  勢いで読むに至ったものの、某サイトで以前目にした本書の一行書評<燃えるゴミ
 という評価が見事に刷り込まれていた為に、当初は全く期待していなかった。
  それは読み出した後も同じで、結構なめきって読んでいた。

  けども、さすがの一言。

  この手の「トリック」が大好きなので、解決編前には犯人および事件の真相はすぐに
 分かったものの、というか、分かったからこそ、「なめてました、すいません」という
 気持ちにさせられた。

  やっぱり上手いです。
  粗悪な、この手の「トリック」が巷に溢れているが故に、一際その手腕が光って見えて
 仕方がない。いや、まさに巧の仕事。
  言うまでもないですが、国内に並ぶところのない第一人者である、と改めて感じさせら
 れました。

  上記で、「トリック」面についてばかり誉めているが、「少年少女向け」の本としても
 よくできた構成であると、言い添えておく。
  物事を一方向でしか見れなかったり、画一的にしか解釈できない面白みの無い大人に、
 我が子は育って欲しくないという親御さん、お薦めです。

  「さあ、久々に綾辻行人の本を読もう」と思った時に、「びっくり館」と「暗黒館」を
 並べてその分量から、すかさず「びっくり館」を手に取った次第ですが、今なら「暗黒館」
 を是非読ませてください的な心持。

  <第九作「三色館の殺人」と第十作「九連館の殺人」>に、<「殺人鬼・改心篇」>、
 <「安楽椅子探偵と暴走おけいはん」>も当然、出れば読むし、観る所存です!

         






最終更新日  2007年05月15日 04時19分44秒
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