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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2007年05月17日
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カテゴリ:2007年05月読書
[1] 読書日記


   
  これがシリーズものの宿命とはいえ、同作者の第3作「紅玉の火蜥蜴」の、裏表紙の
 作品解説が、

    
秋月涼介 「月長石の魔犬」(講談社ノベルス)

 の、思いっきり(80%程度)ネタバレになっているので、未読の人はくれぐれもご注意を。
 な、「月長石の魔犬」を読了。

  人間の頭部を切断し、犬の首を縫い付ける「月狂の魔犬」と名づけられた殺人鬼と、
  連続殺人事件の犯人と目される人物を殺害した上で、その左手を切断して持ち去る「見え
 ざる左手切断魔」と名づけられた殺人鬼。
  その殺人鬼たちの動機と、正体とは?

  ライトノベル系ミステリ。
  というか、悪乗りの過ぎた、笑えないギャグ漫画のようなミステリ。
  第二十回メフィスト賞受賞作品。

  受賞順番としては、

   第18回 石崎幸二「日曜日の沈黙」
   第19回 舞城王太郎「煙か土か食い物」
   
   本作

   第21回 佐藤友哉「フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人」
   第23回 西尾維新「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言使い」

  といった流れで、この並びを見ただけで「ああ、なるほどね」という感じ。
  メフィスト賞というものが、いかに系統発展している存在であるかが、窺い知れる。

  作品としては、まさに登場人物たちを「駒」として扱っている作品。
  こんなにまでも駒として扱われた人物たちは、他に類を見ない。

  因果関係の糸が綺麗に解きほぐされることを、ミステリを読む醍醐味としている人には
 お薦めの作品だと思う。

  ただ個人的な好みで、上記メフィスト賞5作品内で順位をつけるなら、1位は不動で、
 4位、5位は、まあ微妙ではあるけれどやっぱこうかなって感じ。

   1位 「煙か土か食い物」
   2位 「日曜日の沈黙」
   3位 「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言使い」
   4位 「フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人」
   5位 「月長石の魔犬」


      






最終更新日  2007年05月30日 06時02分21秒
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