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テーマ:ミステリはお好き?(1430)
カテゴリ:2007年06月読書
[1] 読書日記
この作者の短編なら最近も読んだ記憶があるが、長編となると、いつ以来だろうか。 <老女が指差したのは押入れの天井だった。 彼がのぞきこんでみると、天井の板が数センチほどずれ、 その隙間から黒々とした空間が見えた。 「あそこから天井男があたしを監視してるんだ」> 折原一 「天井男の奇想 倒錯のオブジェ」(文春文庫) を読了。 サスペンス。 この作者らしいトリッキーな作品。 一読後、すぐに再読してすっきりする。 概要は一言では説明しにくい。 複数の登場人物と、複雑なプロットが錯綜している。 読んでいて、とにかく長く感じる。 情報の反復率が高く、文章に含まれる新しい情報の割合がとにかく低く(あるいは低い ように錯覚させられ)、一向に物語が進展しているような気にならない。 作風や作者の仕掛けるトリックについては、映画の続編と同じ性質。 ある種の型であったり、キャラクターであったり、あるいは二番煎じであったり、水戸 黄門の印籠であったりを承知して、もしくは期待して観にいっているのだから、それをや れマンネリだの、ワンパターンであるだの言ってもしかたがない。 それと同じ。 参照作品 江戸川乱歩 「陰獣」 江戸川乱歩 「屋根裏の散歩者」 関連作品 折原一 「天井裏の散歩者」 折原一 「幸福荘の秘密」(「天井裏の散歩者」の続編) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月20日 12時34分06秒
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