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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2007年10月22日
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カテゴリ:2007年10~12月読書
[1] 読書日記


  「週刊現代」に連載の「リレー読書日記」の、ちょっと前の桜庭一樹の回で取り上げ
 られていた(「週間現代」2007年09月29日号)、

   ライナー・チムニク 「クレーン男」(パロル舎)

   

  を購入。
  そして読了。
  
  170ページ程度から成る絵本で、大体、右側ページが文章で、左側が挿絵という構成に
 なっており、すぐに読み終わる。
  俗に言うところの「大人の絵本」というカテゴリーに分類される本だと思う。
  でも、別に「子どもに見せたくないような残酷な絵本」という意味合いではないので、
 漢字にルビさえ打ってやれば、小学生の低学年でもひとりで読めるし、楽しめる本。
  
   <町がしだいにひろがるにつれ、
    貨物駅では、
    山のような荷箱や石炭や、
    牛やブタをさばききれなくなった。
    そこで市長と、大臣と、十二人の市会議員たちは、
    町の正面の空き地に、
    貨物の積みかえ用のクレーンを一台、
    すえつけることにきめた。


  という文章から始まる、ある町の復興と、その町に住んでおり、町にできたクレーンに
 ほれこむあまりにクレーンを運転するクレーンオトコとなった男を描いた一代大河ドラマ。
 
  巻末の作者紹介で、

   <いずれの作品も、
    簡潔な絵と文章で、
    独特な世界を構築しており、
    寓意性が高く、
    批評精神とユーモアがあふれている。


  と説明されている通りの作品。

  切ない。
  いや切ないとは違うか。
  なんだろう?
   





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最終更新日  2007年10月22日 15時22分09秒
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