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テーマ:ミステリはお好き?(1542)
カテゴリ:2007年10~12月読書
[1] 読書日記
最近、友人が米澤穂信の「インシテミル」を読んだというのを聞いて、自分が読み終わっ た時に、ディクスン・カーの「緑のカプセルの謎」を読もう読もう、と思っていたことを思 い出した(「インシテミル」の作中に、同作品名が登場する)。 なので、 ジョン・ディクスン・カー 「三つの棺」(ハヤカワ・ミステリ文庫) を読了(再読)。 「緑のカプセルの謎」は、持ってるはずなんだけども、見つけられなかったので。 同じフェル博士ものをば。 有栖川有栖いわく、<本書を読まずして密室ものを語るのは、「スター・ウォーズ」を観 ずにSF映画を語るに等しい>(『有栖川有栖の密室大図鑑』(現代書林)より)。 ダグラス・G・グリーンは、<結末がわかっていても再読に耐え、同じように、いや前よ り楽しめる、探偵小説では稀有な作品である>(『ジョン・ディクスン・カー 奇蹟を解く 男』(国書刊行会)より)と評価する作品。 魅力的な「謎」を残す、二つの事件。 被害者だけを残し、密室から消えてしまった殺人犯。 目撃者のいる袋小路の真ん中から、誰にも姿を見られることなく消えた殺人犯。 雪が積もる二つの現場において、犯人の足跡は全く残されていない。 系統的な発展を続け、数多なミステリが量産され続ける現代にあってなお、本書の中の 「密室講義」(有名!)の歴史的価値や、ミステリ読みとしての通過儀礼的な意味を超えて、 面白く、楽しめる作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月15日 01時33分45秒
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