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テーマ:ミステリはお好き?(1543)
カテゴリ:2007年10~12月読書
[1] 読書日記
「青空の卵」から始まる鳥井(探偵役)&坂木(ワトスン役)の「ひきこもり探偵」シリ ーズ三部作の完結編、 坂木司 「動物園の鳥」(創元推理文庫) を読了。 ミステリ(日常の謎)。 シリーズ初の長編(中篇?)。 <「そして、お前の行動には必ず大義名分が、つまり言い訳がついている。 みんなが行くから、みんなのためだから、有名なところにはみんなに支持される だけの価値があるから、お前を見ていると終始そう叫んでいるようだった」 自分が行きたいところを、自分で選ぶ。至極当たり前のことなのに、それができ ないのはなぜなんだろう。> 最後は必ず、人の心の問題へと着地するのが、本シリーズの特徴。 本作品でも、野良猫の虐待事件に端を発し、最終的には加害者、傍観者、そしてシリーズ 全体に深く係わってきた登場人物たちの「心」の中へと、「問題」の解決へ向けて踏み込ん でいく。 小説の価値を、プラグマティズムに判断するのもいかがなものかとは思うけども、下手な 新書本を読むよりも、対人関係の処方箋としては、本シリーズが何十倍も役に立ちそう。 今ブログを見直してみたら、面白かった先の二作品(「青空の卵」,「仔羊の巣」)のレ ビューを書いてから、ひと月以上も経過していた。 日々、物語を大量消費する毎日を送っているにもかかわらず、少しでも終わってしまうの を先延ばしにしたい、と思ってしまう作品を未だ自分が抱えていたことに、驚いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月16日 03時12分01秒
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