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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2009年02月12日
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カテゴリ:映画鑑賞記
[1] 映画鑑賞記

  
  監督が「ロミオ+ジュリエット」、
  「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン(オーストラリア出身)、

  主演がニコール・キッドマン、
  ヒュー・ジャックマン(共にオーストラリア出身)の、

   「オーストラリア」(2008年,豪=米)

  を試写会にて鑑賞。
  (公式サイトはこちら

  
  映画自体の大まかな流れとしては、 
 
  旦那の経営していたオーストラリアの牧場の後を継いだ、
  英国貴族の女性(二コール・キッドマン)が、  
  牧場で育てた牛を輸出の為に港まで移動させる経験等を通して、
  土地も、そこに住む人々に対しても否定的だったその価値観を逆転させ、
  牧場経営を続けていく決心するまでの前半と、

  その後、楽園的牧場生活を満喫している主人公に、
  ライバル牧場の魔の手やら、戦争やらが降りかかる様を描いた後半の、

  2部構成から成る物語。
  (といっても、描かれているスパン自体は非常に短い)


  以下に感想。


  とりあえず上映時間の2時間45分は長かった。
  上記の物語に、恋愛やら、
  アボリジニーと白人とのハーフの子供の話やらが絡んでくるので、
  その上映時間になってしまうのは分かるのだけれど、
  果たしてその上映時間をかけるだけの内容であったかは疑問。

  それに何というか、胡散臭い映画だった。
  物語の所々に出てくる魔術とか、
  奇跡的なご都合主義とか、
  そういう部分の筋立てや描写は、
  まあそういう映画だから、と
  まだ納得できないこともないのだけれど、
  もっと根幹的な部分にある、
  歴史的な事実やら、
  アボリジニーとの接し方(物理的に、思想的に)やら、
  牧場でのお気楽な生活ぶりが、
  非常に嘘くさいというか、薄っぺらく感じられた。

  映像的には、
  雄大なオーストラリアの自然というよりも、
  この監督の映画らしい人工的なフレームに縁取られた画面の方が、
  印象的。

  物語の随所に挟まれる、
  孫を見守るアボリジニーの老人のカットは笑えた。

  最初から最後までニコール・キッドマンの映画で、
  ヒュー・ジャックマン的にはそんなに美味しい役どころでは無かったか。





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最終更新日  2009年02月13日 05時27分48秒
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