「デスペラートな妻たち」シーズン1
[1] DVD視聴記 今週頭から毎日5,6時間ずつ観続けていた米ドラマ、 「デスペラートな妻たち」シーズン1 をようやく観終わる。 ソープオペラ(soap opera)。 アメリカのいち住宅街ウィステリア通り。 そこで暮らしていた一人の主婦の突然の自殺。 その死に隠された謎と、彼女の友人であり、同じくウィステリア通りに暮らす4人の主婦 (とその家族)たちの、題名通り「デスパレートDESPERATE=せっぱ詰まった、がけっぷち の、絶望的な」日常を描いた物語。 叙情的なシーンやカットを廃し、全く無駄の無いパズルのようなかっちりとしたシナリオ で組み立てられた(全編これ伏線といった)ドラマ。 米ドラマらしく、コミカルかつ、テンポもスピーディー。 アメリカの中流家庭の悲劇(あるいは喜劇)を風刺を効かせて描かれており、映画で言え ば、「アメリカン・ビューティー」(1999年,米)が近しいか。 勢い余ってそのままシーズン2の視聴にも入ったのだが、これまた米ドラマらしく、シー ズン1の最終話と、シーズン2の第一話の人員整理っぷりはお見事。 メインキャラだろうと容赦の無い、不自然なまでのそのやり口には、驚くばかり。 とはいえ、「プリズン・ブレイク」シーズン2の第一話ほどではないけども。