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お母さんはかなりひねくれた印象だったが相当な苦労人だった。
幼い頃、親兄弟すべて亡くし謂わば孤児状態だった。 男爵家に奉公に入っても何も出来なかった為長い間便所掃除をさせられた。 そこからが偉い所でおやつを食べずに女中頭に渡し裁縫を習った。 自分の着物をほぐし研究したそうだ。 それが後年役に立った。 たけしが幼い頃、頭の悪い連中と付き合わせない為 「たけしは本当に悪い子だからあんた達も悪くなるよ」と遠ざけたのは頭が良い証拠だ。 墓参りの時、他所の花を盗って自分達の墓に供えたエピソードは笑えた。 お父さんは見栄っ張りというかお人好しだった。 「いいってことよ」と「だって悪いじゃねぇか」が口癖で しょっちゅう人に奢っては稼業を傾けた。 洋服屋にペンキ塗りに行って代金より高い背広を作って来るような人だった。 これはたけしがたけし軍団に2億奢ったことにしっかり受け継がれている。 1番意外だったのはたけしが今でも自分が傲慢になっているのではないかと思う時、母親の顔が浮かぶと言ったことだった。 エリック・クラプトンが「Tears In Heaven」を作った時 「へっ。子供が死んで曲作ってやんの」とか アメリカ連邦裁判所が同性婚を合法とした時 「今度はペットと結婚させてくれと言い出すんじゃねぇか」とかの発言は十二分に傲慢だと思う。 しかし、考えてみると人間は一般に仲間には優しく、他人には冷たく、敵には残酷なものである。 だから、たけしにとって、海外ミュージシャンや同性愛者は他人もしくは敵なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/12/26 04:50:11 AM
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