カテゴリ:映画
もう何度目になるか分からないが正月になると妙に観たくなる。
面白いことに毎回泣けるシーンが微妙に変わる。 今回は、ビトー・コルレオーネが父親の仇を討つ為、シチリアへ行き、縁者と酒蔵で乾杯するシーンで嗚咽した。 若き日のゴッドファーザーを演じたロバート・デ・ニーロも見事だが、やはり、アル・パチーノの演技が圧倒的だった。 彼のベストは「セント・オヴ・ウーマン」だと思うが、これの重厚な演技も格別だ。 映画の作りも、情と度胸を兼ね備えたビトー・コルネオーネがのし上がる過程と、ファミリーを守る為とはいえ厳格になり過ぎたマイケルが、敵は勿論、ファミリーのメンバーや、果ては兄弟、妻とも断絶し孤立してゆく過程の対比が巧くハマッていた。 厳しさもほどほどに言ってしまえば凡庸な教訓だが真実ではある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/01/05 12:00:37 AM
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