カテゴリ:生活雑感
中山康樹さんの「ディランを聴け!!」を読んでいると「The Lonesome Death Of Hattie Carroll」という曲が出て来た。
それは、1963年の春、メリーランド州ボルチモアのエマーソン・ホテルでウェイトレスをしていたハッティ・キャロルという黒人女性がウィリアム・ザンジンガーという白人青年に殺された事件を題材にしていた。 殺害動機は自分が注文した飲み物を持ってくるのが遅いことだった。 ザイジンガーはキャロルの頭部をステッキで殴打しキャロルは死んだ。 裁判の結果、下された刑は6ヵ月の禁固刑だった。 しかも父親がメリーランド州の評議員だった為その刑も免除された。 アメリカとはそういう国なのだ。 だが、ディランのような歌手が存在することも救いではある。 いつもはおちゃらけた文章の中山さんもこればかりは「この世にすばらしくも悲しい歌というものがあるとすればこの曲において他にない」と書いた。 それを読んだ晩、たまたま、元警官モンクが事件を解決するコミカルミステリーを観た。 それは、交通事故で両親と視力を失った黒人女性が1年半の刑期で済んだ飲酒運転だった運転手に復讐する話だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/03/21 12:00:31 AM
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