カテゴリ:読書(哲学)
ニーチェは永遠回帰思想を「思想の中の思想」とえらく持ち上げる。
そして、「我々は真理を実験にかける。もしかしたら、人類それで滅亡するかもしれない。さもあらばあれ」と言い切る。 ここには、ニーチェの途方もなく傲岸不遜な性格が伺える。 だが、こういう心情を持った人間は珍しくないだろう。 おそらく、三島由紀夫、百田尚樹、ビートたけし、曾野綾子等が近いのではあるまいか。 ともあれ、連中の趣味で人類が滅亡してたまるものか。 かといって、永遠に繁栄するとも思えないが。 しかし、ニーチェは続けてこうも言う。 「世界についてのなんらかの全体感の中で一挙に休息してしまうことに対する深い嫌悪」と。 これには、珍しく私も共感する。 例えば、ライプニッツの能天気な楽天主義に対してそう感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/08/17 12:00:42 AM
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