カテゴリ:読書(哲学)
浅田彰の「構造と力」を再読することにした。
以前読んだ時、構造主義は人間の心や社会に構造を見出したが、構造そのものを突き動かす力への視点が欠けているという主張だったように感じた。 そして、そのことにさして強い感銘を受けなかった。 だが、現在もこの本は日本の思想界で重要らしいので再読することにした。 しかし、本の帯に早速引っ掛かった。 それは、「私は時代の感性を信じる」という一文だった。 私にも僅かながら感性を信じる人は居るが時代の感性は信じない。 特に、最近元気の良い右翼と、自家用ジェットで女優の恋人をW杯決勝に連れてゆくIT企業家に象徴される、アメリカ的虚栄心の最大化を善とするような感性は信じない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/10/27 12:00:36 AM
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