カテゴリ:映画
親の反対を押し切り映画プロデューサーになった男は気難しい監督に入れ込み仕事漬けだった。
ロケ地やセットに拘る監督のせいで経費は膨らむばかりだった。 妻や娘とバカンスに出掛けても携帯で仕事の話ばかりしている。 そして、いよいよ首が回らなくなり自殺する。 妻は夫が手掛けていた作品をなんとか完成させようとするがどうしようもない。 止む無く会社を清算しパリを去る。 パリを去る車の中で、街を見つめながら静かに泣く長女が印象的だった。 ここに来て、思春期を迎え寡黙で気難しい長女が恐ろしく可愛い理由が解ったような気がする。 真の主人公は彼女だったのかもしれない。 自立心が芽生えた彼女はバカンスにも一緒に行かなかった。 そして、パリで出会った若い脚本家に淡い恋心を抱いていた。 そんな、彼女がパリを去るのは、正に都落ちの気分だったろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/04/19 12:00:33 AM
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