カテゴリ:読書(哲学)
ニーチェは、「粗野で、嵐のごとく、抑えがきかず、冷酷で、暴力的で、猛獣のような健康と力強さ」を暗に肯定しつつ、それに敵対する司牧者を執拗に攻撃する。
司牧者が守るのは例によってルサンチマンを持った弱者だ。 何故、ニーチェはこれほど執拗に攻撃するのだろう。 自分にとって価値のない者などほっておけばよいではないか。 ああそうか。 ニーチェは一人でも仲間を増やしたいのか。 この自我が無限大に肥大したかのような不遜極まりない男でも、仲間を増やしたかったと思うと可愛らしさすら感じる。 仲間を増やす方法には愛と憎悪の二種類あるらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/07/08 12:00:18 AM
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